保育士の過去問
令和3年(2021年)前期
社会福祉 問71
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
保育士試験 令和3年(2021年)前期 社会福祉 問71 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文のうち、相談援助の原理・原則に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 受容とは、利用者をあるがままに受け入れることである。
B 個別化とは、一人一人の利用者を個人としてとらえることである。
C 非審判的態度とは、利用者を一方的に非難しないことである。
D 利用者の自己決定の尊重とは、利用者は自己決定権を有しており、支援者は利用者の自己決定を侵害してはいけないことである。
A 受容とは、利用者をあるがままに受け入れることである。
B 個別化とは、一人一人の利用者を個人としてとらえることである。
C 非審判的態度とは、利用者を一方的に非難しないことである。
D 利用者の自己決定の尊重とは、利用者は自己決定権を有しており、支援者は利用者の自己決定を侵害してはいけないことである。
- A:○ B:○ C:○ D:○
- A:○ B:× C:○ D:○
- A:○ B:× C:○ D:×
- A:× B:○ C:○ D:×
- A:× B:○ C:× D:○
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
正解は1です。
相談援助の原則として、バイスティックの7原則が知られています。
これに基づくと、下記のとおりとなります。
A ○
「受容」とは、
利用者の現状をあるがままにとらえることです。
B ○
「個別化」とは、一人一人の利用者を個人としてとらえることです。
利用者が抱える問題は、似た点があったとしても、それぞれ個別のものと考えます。
C ○
「非審判的態度」とは、利用者を一方的に非難しないことです。
利用者の行動や思考について、善悪の判断は行いません。
D ○
「利用者の自己決定の尊重」
利用者は自己決定権を有しており、支援者は利用者の自己決定権を侵害してはなりません。
以上より、A ○ B ○ C ○ D ○となることから、正解は1となります。
なお、バイスティックの原則は、以上のほか、
利用者の感情表現を認める
「意図的な感受表現」、
利用者の感情に巻き込まれない
「統制された感情関与」、
利用者の個人的情報・プライバシーを保持する
「秘密保持」
があります。
参考になった数36
この解説の修正を提案する
02
相談援助の原理原則については、バイスティックの7原則が知られています。
1.個別化の原則 … 似たような問題であっても人それぞれの問題であり、同じ問題は存在しないという考え方です。
2.意図的な感情表現の原則 … クライエントの感情表現の自由を認める考え方です。
3.統制された情緒関与の原則 … ワーカー自身がクライエントの感情に吞み込まれない考え方です。
4.受容の原則 … 頭から否定せず、受け入れる考え方です。
5.非審判的態度の原則 … クライエントの行動や思考に対してワーカーは善悪を判断しないとする考え方です。
6.自己決定の原則 … あくまでも自分で決定するのはクライエントであるという考え方です。
7.秘密保持の原則 … クライエントの秘密や情報は決して他人に漏らしてはいけないという考え方です。
これらのことから
A 〇 記述の通りです。
B 〇 記述の通りです。
C 〇 記述の通りです。
D 〇 記述の通りです。
よって、正解は1となります。
参考になった数11
この解説の修正を提案する
03
解答. 1
A:○です。
記述の通りです。
B:○です。
利用者は一人一人別の問題を抱えており、一様に同様の解決法では問題は解決しません。
個人として捉えることが大切です。
C:○です。
記述の通りです。
利用者を一方的に非難したり、審判を下すような行為は厳禁です。
D:○です。
記述の通りです。
参考になった数3
この解説の修正を提案する
前の問題(問70)へ
令和3年(2021年)前期問題一覧
次の問題(問72)へ