保育士の過去問
令和3年(2021年)前期
保育の心理学 問84
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問題
保育士試験 令和3年(2021年)前期 保育の心理学 問84 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、幼児の学びの過程に関する記述である。( a )~( d )の下線部分を説明するものとして、【説明欄】から選択した場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。
幼児期においても、子どもは様々な工夫をしながら、すでに計算のやり方を発見しているのである。例えば、( a )おはじき2個と3個を合わせるのであれば、指を2本立て、次に指を3本立て、改めて( b )指を数え直すと5になることを見い出す。そのうちに、はじめの2本は立てずに後の3本を立て、( c )「1、2」と口で言って、3本の指を立てる時点で「3、4、5」と口で言うこともするようになる。さらに( d )「3に5を足す」といった場合に、「5に3を足す」というように、順序を逆に行うと楽だということも発見する。
【説明欄】
ア 「対象を数える順序は数に無関係である」ことは順序不変の原則という。
イ 「数詞をいつも同じ順序で唱える」ことは安定した順序の原則という。
ウ 「付与された最後の数詞が対象の集合の数を示す」ことは基数の原則という。
エ 「数える対象のそれぞれに、ただ一つの数詞を割り当てる」ことは一対一対応の原則という。
幼児期においても、子どもは様々な工夫をしながら、すでに計算のやり方を発見しているのである。例えば、( a )おはじき2個と3個を合わせるのであれば、指を2本立て、次に指を3本立て、改めて( b )指を数え直すと5になることを見い出す。そのうちに、はじめの2本は立てずに後の3本を立て、( c )「1、2」と口で言って、3本の指を立てる時点で「3、4、5」と口で言うこともするようになる。さらに( d )「3に5を足す」といった場合に、「5に3を足す」というように、順序を逆に行うと楽だということも発見する。
【説明欄】
ア 「対象を数える順序は数に無関係である」ことは順序不変の原則という。
イ 「数詞をいつも同じ順序で唱える」ことは安定した順序の原則という。
ウ 「付与された最後の数詞が対象の集合の数を示す」ことは基数の原則という。
エ 「数える対象のそれぞれに、ただ一つの数詞を割り当てる」ことは一対一対応の原則という。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は5です。
a: エ 一対一の原則
問題文では、おはじきや指の数それぞれに数詞を割り当てています。
数える対象のそれぞれに1つずつ数詞を割り当てることを一対一の原則といいます。
b:ウ 基数の原則
問題文では、指を数え直すことで合計数を数えています。
付与された最後の数詞が対象の集合の数を示しており、これを基数の原則といいます。
c:イ 順序の原則
問題文では、数字を1から順に5まで口で言うことができています。
これを順序の原則といいます。
d:ア 順序不変の原則
問題文では、5に3を足しても、3に5を足しても答えは同じです。
対象を数える順序は数に無関係であることを、順序不変の原則といいます。
以上より、a エ b ウ c イ d ア なので、正解は5です。
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02
a :エ 一対一の原則
物の数に対し、同じ数だけ対応させることを言います。設問では、おはじきと指の数を対応させています。
b:ウ 基数の原則
最後に数えた数が全体の集合数を表しています。
c:イ 安定した順序の原則
数を順序だてて、順番に言っていますので、順序の法則です。
d:ア 順序不変の原則
数える順序は数に無関係です。
これらのことから正解は5です。
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03
解答. 5
a:エ(一対一対応の原則)
一対一対応の原則は、
ある物の数に対して、ある物を同じ数だけ対応させることを言います。
設問の場合、おはじきの数と指を立てる数を対応させていると言えます。
b:ウ(基数の原則)
基数の原則とは、最後に数えた数が全体の量を表していると理解できることを言います。
c:イ(安定した順序の原則)
安定した順序の原則は、数を飛ばさずに順序立てて数唱できることを言います。
d:ア(順序不変の原則)
設問の通りです。
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