保育士の過去問
令和3年(2021年)前期
子どもの保健 問106
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
保育士試験 令和3年(2021年)前期 子どもの保健 問106 (訂正依頼・報告はこちら)
次の【Ⅰ群】の疾病と、【Ⅱ群】の内容を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
A 腸重積症
B 胆道閉鎖症
C 川崎病
D (2型)糖尿病
E (先天性)心室中隔欠損症
【Ⅱ群】
ア 発症が緩慢であるために発見されにくい。家族にも同じような傾向があるが、過食や運動不足などに起因することが考えられており、日常生活習慣の見直しが予防・治療につながる。
イ 1歳前後の子どもに多く、発熱や発疹、口唇発赤、眼球結膜の充血などの症状がみられる。最も注意するのは、冠動脈に病的な変化を起こすことであり、後遺症が残る場合には長期の管理が必要となる。
ウ 間欠的腹痛(突然泣き出し、しばらく泣き続けた後いったん泣き止んでうとうとするなどの状況を繰り返す)、嘔吐、イチゴゼリー状の血便が見られ、時間経過とともに腸管の血流障害が進行する。
エ 新生児期から乳児早期に出現する黄疸と白色便が見られる。早期発見のため母子健康手帳にカラー印刷の便色カードが挿入されている。
オ 医師の診断により症状の程度が低いとされた場合は、経過観察しながら、健常児と同じような生活をさせてよい。う歯により歯根が炎症を起こすと感染の危険が増すのでう歯予防と治療が大切となる。
【Ⅰ群】
A 腸重積症
B 胆道閉鎖症
C 川崎病
D (2型)糖尿病
E (先天性)心室中隔欠損症
【Ⅱ群】
ア 発症が緩慢であるために発見されにくい。家族にも同じような傾向があるが、過食や運動不足などに起因することが考えられており、日常生活習慣の見直しが予防・治療につながる。
イ 1歳前後の子どもに多く、発熱や発疹、口唇発赤、眼球結膜の充血などの症状がみられる。最も注意するのは、冠動脈に病的な変化を起こすことであり、後遺症が残る場合には長期の管理が必要となる。
ウ 間欠的腹痛(突然泣き出し、しばらく泣き続けた後いったん泣き止んでうとうとするなどの状況を繰り返す)、嘔吐、イチゴゼリー状の血便が見られ、時間経過とともに腸管の血流障害が進行する。
エ 新生児期から乳児早期に出現する黄疸と白色便が見られる。早期発見のため母子健康手帳にカラー印刷の便色カードが挿入されている。
オ 医師の診断により症状の程度が低いとされた場合は、経過観察しながら、健常児と同じような生活をさせてよい。う歯により歯根が炎症を起こすと感染の危険が増すのでう歯予防と治療が大切となる。
- A:ア B:ウ C:イ D:エ E:オ
- A:イ B:ウ C:エ D:ア E:オ
- A:イ B:エ C:ウ D:オ E:ア
- A:ウ B:エ C:イ D:ア E:オ
- A:ウ B:エ C:イ D:オ E:ア
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
正解は4です。
A 腸重積症:ウ
腸重積症は、腸の一部が重なってしまい、腸が閉塞状態になってしまう病気です。
間欠的な腹痛、嘔吐、イチゴゼリー状の血便がみられます。
腸の血流が悪くなり、時間が経つと、腸が腐ったり、そこから菌が全身にまわってしまうことがあり、早期に診断、治療を行う必要があります。
B 胆道閉鎖症:エ
胆道閉鎖症は、胆管が閉塞または消失する病気で、生後数ヶ月の間に症状が現れます。
黄疸と白色便がみられますが、はじめの頃は、濃い緑色や黄色の便が出ていても、次第に色が薄くなっていくことがあります。
便の色を判断できるよう、母子健康手帳にカラーガードが添付されています。
C 川崎病:イ
川崎病は乳幼児期に多く発症し、全身の血管に炎症をおこし、
発熱や発疹、口唇の発赤、眼球結膜の充血などの症状がみられる原因不明の病気です。
D (2型)糖尿病:ア
自覚症状に乏しく、発症が緩慢なため、発見されにくいといわれています。
肥満を伴い、また、家族も同じ病気のことが多いです。
過食や運動不足が原因と考えられており、予防・治療においても、生活習慣の改善が大切です。
E (先天性)心室中隔欠損症:オ
心室中隔欠損は、右心室と左心室の間の壁に穴が空いている病気です。
程度が軽い場合は、通常の生活を送りながら経過を観察することもあります。
う歯や歯科治療の際に、感染の危険性があるため、う歯を予防し、治療の際は適切な対応を要します。
以上より、
A:ウ B:エ C:イ D:ア E:オ ですので、
正解は4になります。
参考になった数19
この解説の修正を提案する
02
正解は【4】です。
A:腸重積症 →㋒間欠的腹痛
小腸の一部が大腸の内部へ入り込んでしまう病気で、生後6か月ごろに多く見られます。風邪などのウイルス感染により引き起こされます。ワクチン接種の後も注意が必要です。
B:胆道閉鎖症 →㋓
生まれて間もない赤ちゃんに発症します。詳しい原因はわかっていません。
C:川崎病 →㋑
全身の血管に炎症がおこる病気です。原因は不明です。
D:(2型)糖尿病 →㋐
2型糖尿病は体質(遺伝)や生活習慣が原因として考えられています。
E:(先天性)心室中隔欠損症 →㋔
心臓の心室を隔てる心室中隔に穴が存在する病気です。自然閉鎖する場合から手術が必要な場合まであります。
参考になった数5
この解説の修正を提案する
03
A ウ
腸重積は小腸の一部が大腸の隙間に入り込んでしまい、間欠的腹痛と嘔吐、イチゴゼリー状の便が見られます。
生後6ヶ月頃にもっとも多い病気で早期治療が重要になります。
B エ
胆管や胆道が閉塞する病気で、発見されにくい病気です。
黄疸と白色便が特徴です。
C イ
乳幼児期に多く発症し、全身の血管炎症を起こします。
発熱、発疹、眼球結膜の充血をおこします。
D ア
肥満を伴い、家族性のものがほとんどです。
生活習慣の改善が重要になります。
E オ
心室中隔に穴が開く病気で、その大きさにより、経過観察の場合と手術が必要な場合があります。
これらのことから正解は4です。
参考になった数4
この解説の修正を提案する
前の問題(問105)へ
令和3年(2021年)前期問題一覧
次の問題(問107)へ