保育士の過去問 令和3年(2021年)前期 子どもの保健 問114
この過去問の解説 (3件)
正解は5です。
1 ○
タオルを共用することにより、感染症の原因となる菌やウイルスが他の人にうつっていく原因となります。
「保育所における感染症対策ガイドライン」においても、具体策として、タオルの共用は絶対にしないことが挙げられています。
2 ○
「保育所における感染症対策ガイドライン」3.感染症の疑い時・発生時の対応(2)感染症発生時の対応によると、保育所で感染症が発生した場合には、嘱託医等へ相談し、関係機関へ報告するとともに、保護者への情報提供を適切に行うことが重要です。
3 ○
「保育所における感染症対策ガイドライン」3.感染症の疑い時・発生時の対応(2)感染症発生時の対応によると、予防接種で予防可能な感染症が発生した場合には、子どもや職員の予防接種歴及び罹患歴を速やかに確認します。
4 ○
「保育所における感染症対策ガイドライン」3.感染症の疑い時・発生時の対応(3)罹患した子どもが登園する際の対応によると、保育所では、乳幼児が長時間にわたり集団で生活する環境であることを踏まえ、周囲への感染拡大を防止することが重要です。
5 ×
一般に、傷のない健康な皮膚から病原体が体内に侵入し、感染することはありません。
不適切なものを選ぶので、正解は5となります。
正解は【5】です。
健康な状態の皮膚から感染することはありません。
ただし、粘膜などから感染のリスクはあるので、手洗いうがいが大切です。
(1)適切
タオルは菌が付着しやすく、共用することで感染リスクが高まります。
(2)適切
嘱託医や保健所などの指示を仰ぎ、感染拡大防止に努めます。
保護者への情報提供を適切に行い感染防止へ協力を仰ぎます。
(3)適切
予防接種で予防可能な感染症の場合、予防接種をうけたことや、罹患したことで感染を防いだり症状の悪化を抑えることが可能です。誰がリスクが高いのかを把握することで感染拡大を抑える可能性があります。
(4)適切
集団での感染拡大は起こりやすいため、十分に注意する必要があります。
1 〇 タオルの共有は感染源となります。
2 〇 感染症発生時は、委託医に報告し、保護者との情報共有を行います。
3 〇 予防接種で予防可能な感染症が流行した場合は、接種歴を速やかに確認する必要があります。
4 〇 乳幼児はまだ免疫も十分でないため、感染爆発が起こる可能性があり非常に注意が必要です。
5 × 健康な皮膚から体内に入ることはありません。
これらのことより、正解は5となります。
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