問題
消毒薬の種類には、塩素系消毒薬とアルコール類等がある。(A どちらも)手指の消毒や遊具、室内環境の消毒に適している。(B アルコール類)は、一般細菌、真菌、ウイルスなどに有効であるが、(C ロタウイルス)には効きにくい。塩素系消毒薬である次亜塩素酸ナトリウム(製品濃度約6%の場合)を衣類等の浸け置きに用いる場合の希釈濃度は0.1%で、水1リットルに対して(D 約10mL)である。
正解は【4】です。
ただしくは、以下になります。
消毒薬の種類には、塩素系消毒薬とアルコール類等がある。(A アルコール類は )手指の消毒や遊具、室内環境の消毒に適している。(B アルコール類 )は、一般細菌、真菌、ウイルスなどに有効であるが、(C ロタウイルス )には効きにくい。塩素系消毒薬である次亜塩素酸ナトリウム(製品濃度約6%の場合)を衣類等の浸け置きに用いる場合の希釈濃度は0.1%で、水1リットルに対して(D 約20mL )である。
A:【アルコール類】が適切です。塩素系消毒薬は手指の消毒には使いません。
B、C:適切な記述です。アルコール類ではロタウイルスに効き目がありません。次亜塩素酸ナトリウムで消毒する必要があります。
D:【約20mⅬ】が適切です。
正解は4です。
A×
消毒薬の種類には、塩素系漂白剤と、アルコール類等があります。塩素系漂白剤は、手指の消毒には適していませんが、遊具や室内環境の消毒に適しています。
アルコール類等は、手指や遊具、室内環境の消毒に使用します。
以上より、塩素系漂白剤が手指の消毒に適していないので、「どちらも」は不適切と考えられます。
B○
C○
アルコール類は、一般細菌(MRSA等)、真菌 結核菌、真菌、ウイルス等に有効とされていますが、ノロウイルスやロタウイルスには効きにくいとされています。
D×
塩素系漂白剤である次亜塩素酸ナトリウムを衣類等のつけ置きに用いる場合の希釈濃度は、0.1%です。製品濃度6%のとき、その製品10m Lの中には、0.6m Lの次亜塩素酸ナトリウムが含まれています。
その0.6m Lを1Lの水に溶かすと、
0.6÷(1000+0.6)×100=約0.05%
となります。
以上より、製品濃度6%の次亜塩素酸ナトリウムを水1リットルに対し10m L使用すると、希釈濃度は0.05%となります。
希釈濃度を0.1%にするには、水1リットルに対して約20m Lを使用します。
以上より、
A:× B:○ C:○ D:× なので、
正解は4となります。
消毒薬の種類には、塩素系消毒薬とアルコール類等がある。(A アルコール類は)手指の消毒や遊具、室内環境の消毒に適している。(B アルコール類)は、一般細菌、真菌、ウイルスなどに有効であるが、(C ロタウイルス)には効きにくい。塩素系消毒薬である次亜塩素酸ナトリウム(製品濃度約6%の場合)を衣類等の浸け置きに用いる場合の希釈濃度は0.1%で、水1リットルに対して(D 約20mL)である。
塩素系消毒液は、手指消毒には効果がありません。
アルコール類はロタウイルスには効果がないため、次亜塩素酸ナトリウムで消毒する必要があります。
これらのことより、正解は4です。