保育士の過去問
令和3年(2021年)後期
保育原理 問7
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問題
保育士試験 令和3年(2021年)後期 保育原理 問7 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文のうち、「保育所保育指針」第2章「保育の内容」の3「3歳以上児の保育に関するねらい及び内容」の一部として、不適切な記述を一つ選びなさい。
- 子どもが保育士等や他の子どもとの温かい触れ合いの中で自己の存在感や充実感を味わうことなどを基盤として、しなやかな心と体の発達を促すこと。
- 安全に関する指導に当たっては、情緒の安定を図り、遊びを通して安全についての構えを身に付け、危険な場所や事物などが分かり、安全についての理解を深めるようにすること。
- 集団の生活の中で、子どもが自己を発揮し、保育士等や他の子どもに認められる体験をし、自分のよさや特徴に気付き、自信をもって行動できるようにすること。
- 子どもが自分の思いを言葉で伝えるとともに、保育士等や他の子どもなどの話を興味をもって注意して聞くことを通して次第に話を理解するようになっていき、言葉による伝え合いができるようにすること。
- 身近な環境と十分に関わり、そこから得た感動を他の子どもや保育士等と共有するなかで、素材の扱いや表現の仕方については、個々の力量の差が出ないようにすること。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は「5」です。
1 .適切です。 子どもが保育士等や他の子どもと温かく触れ合うことで、子ども自身が自分の存在感や充実感を味わうことができ、しなやかで豊かな心と体の発達を促します。
2.適切です。子ども自身が自ら遊びを通して安全についての構えを身に付け、危険な場所や事物などが分かり、安全についての理解を深めるようにすることが大切です。
3 .適切です。集団の中で、保育士等や他の子どもに認められる体験をし、子どもが自分のよさや特徴に気付き、自信をもって行動できるようにすることが大切です。
4 .適切です。子どもが自分の思いを言葉にし、自分以外の人も話をしっかり聞けるようになり、言葉による伝え合いができるようにしましょう。
5 .不適切です。「3歳以上児の保育に関するねらい及び内容」によると、3歳以上の時期においては運動機能の発達により基本的な動作や生活習慣もほぼ自立できるようになります。また、理解できる語彙数が急激に増加し自分は仲間の一人であるという自覚も生じ集団遊びもできるようになります。5 の「身近な環境と十分に関わり、そこから得た感動を他の子どもや保育士等と共有するなかで、素材の扱いや表現の仕方については、個々の力量の差が出ないようにすること。」という表現は3歳以上のねらい及び内容ではありません。
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02
正解は5です。
1:適切です。
「健康」の内容の取扱いの記載内容です。
2:適切です。
「健康」の内容の取扱いの記載内容です。
3歳以上児になると活動範囲の広くなる一方で、安全に対する理解もできるようになります。
3:適切です。
「人間関係」の内容の取扱いの記載内容です。
自己肯定感が育つような保育が求められています。
4:適切です。
「言語」の内容の取扱いの記載内容です。
3歳以上児になると語彙力も増え、他者の会話を聞き、理解し、会話ができるようになってきます。
5:不適切です。
「表現」の内容の取扱いの記載内容ではありません。
個々の力量の差がでないようにするのではなく、自己表現を楽しめるように工夫することが求められています。
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03
不適切なのは5です。
「3歳以上児の保育に関するねらい及び内容」に、「3歳以上の時期には運動機能の発達により基本的な動作や生活習慣もほぼ自立できるようになる。」と書かれています。また、3歳以上になると理解できる語彙数が急激に増加し自分は仲間の一人であるという自覚も生じるので、集団遊びもできるようになります。5
には「身近な環境と十分に関わり、そこから得た感動を他の子どもや保育士等と共有するなかで、素材の扱いや表現の仕方については、個々の力量の差が出ないようにすること。」とありますが、それは、「3歳以上の時期の保育のねらい」には含まれていません。
5以外の内容は適切です。
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