保育士の過去問
令和3年(2021年)後期
保育原理 問16
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問題
保育士試験 令和3年(2021年)後期 保育原理 問16 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文のうち、「保育所保育指針」第2章「保育の内容」の2「1歳以上3歳未満児の保育に関わるねらい及び内容」に関する記述として、不適切な記述を一つ選びなさい。
- この時期の発達の特徴を踏まえ、保育の「ねらい」及び「内容」については5つの領域ごとに示されている。
- 一人一人の発育に応じて、体を動かす機会を十分に確保し、自ら体を動かそうとする意欲が育つようにする。
- ゆったりとした雰囲気の中で食べる喜びや楽しさを味わい、進んで食べようとする気持ちが育つようにする。
- 思い通りにいかない場合等の子どもの不安定な感情の表出については、保育士等が受容的に受け止めるとともに、そうした気持ちから立ち直る経験へとつなげていけるように援助する。
- 数量や文字などに関しては、日常生活の中で子ども自身の必要感に基づく体験を大切にし、数量や文字などに関する興味や関心、感覚が養われるようにする。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は「5」です。
1:適切です。ねらい及び内容は「健康」「人間関係」「環境」「言葉」「表現」という5つの領域ごとに示されています。
2:適切です。一人一人の発育に応じ、体を動かす機会を確保し、自ら体を動かそうとするように援助をしましょう。
3:適切です。ゆったりとした雰囲気の中で食事を楽しみ、自ら進んで食べようとする気持ちが育つようにしましょう。
4:適切です。不安定な感情の表出については、保育士等が子どもの気持ちを受け止め、そのような気持ちから立ち直る経験へとつなげていけるようにしましょう。
5:.不適切です。これは1歳以上3歳未満児ではなく3歳以上児の「保育に関するねらい及び内容」と同一の文です。1歳以上3歳未満児の時期は、自分でできることが増えるので、子どもと関わる保育士等の職員は、子どもが自分でしようとする気持ちを尊重し、愛情豊かに応答的に関わることが必要です。
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02
正解は5です。
1:適切です。
健康、人間関係、環境、言葉、表現の5領域によって示されています。
2:適切です。
歩行が開始されて行動範囲も広くなる時期なので、体を動かす意欲を育てることは心身の発達を促すことにつながります。
3:適切です。
離乳食から完了食への移行時期になり、自ら食べることもできるようになり、その中で食べる喜びや楽しさを味わうことは大切です。
4:適切です。
イヤイヤ期に入る時期ですので、不安定な感情をぶつけることが多くみられますが、保育士が受容的に受け止めることで、次第に気持ちを切り替えて立ち直る経験を得て成長していきます。
5:不適切です。
この内容は3歳以上児の保育の「ねらい及び内容」になります。
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03
正解は5です。
1:〇
保育の「ねらい」及び「内容」は健康・人間関係・環境・言葉・表現の5領域によって示されています。
2:〇
1歳以上3歳未満のころは、歩行が開始されて行動範囲も広くなるので、体を動かす意欲を育てるこ時期としては適切です。
3:〇
1歳以上3歳未満のころは、離乳食から完了食への移行時期なので、食べる喜びや楽しさを味わう気持ちを育てるにはちょうど良い時期です。
4:〇
1歳以上3歳未満のころは、ちょうどイヤイヤ期に入る時期です。保育士がしっかり受け止めることで、気持ちを切り替えて立ち直る経験を重ね成長しいていきます。
5:×
数量や文字に関する興味関心が育つのは、3歳以上の時期です。
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