保育士の過去問 令和3年(2021年)後期 子ども家庭福祉 問50
この過去問の解説 (3件)
正解は「4」です。
1 .適切です。配偶者暴力相談支援ターでは被害者が自立して生活することを促進するため、就業の促進、住宅の確保、援護等に関する制度の利用等について、情報の提供、助言、関係機関との連絡調整その他の援助を行います。
2 .適切です。配偶者暴力相談支援センターでは被害者を居住させ保護する施設の利用について、情報の提供、助言、関係機関との連絡調整その他の援助を行います。
3 .適切です。配偶者暴力相談支援センターでは被害者に関する問題について、相談に応じ又は婦人相談員若しくは相談を行う機関を紹介しています。
4 .不適切です。配偶者の意向を聴取し、必要な指導を行うことは不適切です。配偶者暴力相談支援センターの業務は、配偶者の意向を聴取し、必要な指導を行うことではありません。被害者の心身の健康を回復させるため、医学的又は心理学的な指導その他の必要な指導を行うことを目的とされています。配偶者保護ではなく被害者保護を図るために活動しています。
5 .適切です。配偶者暴力相談支援センターでは被害者の緊急時における安全の確保及び一時保護を行います。
正解は4です。
1:適切です。
配偶者暴力相談支援センターは各都道府県が設置する婦人相談所や男女共同参画センター、児童相談所、福祉事務所などがその機能を果たしています。また、一部の市区町村の男女共同参画センターや福祉事務所にも配偶者暴力相談支援センターを設置しています。
2:適切です。
配偶者暴力相談支援センターの役割としてカウンセリングも含まれています。
3:適切です。
婦人相談員は売春防止法第35条に基づいて、都道府県知事または市長に委託された社会福祉の専門職です。
4:不適切です。
配偶者暴力相談支援センターでは、配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護を図ることが目的のため、配偶者の意向を聴取し、必要な指導を行うことは不適切です。
極めて生命に重大な危害が及ぶ恐れがある時は裁判所に「保護命令」を申し立てて、加害者が近寄らないようにすることができます。
5:適切です。
被害者だけではなく、同伴者も含みます。
正解は【4】です。
1 .被害者が自立して生活することを促進するため、就業の促進、住宅の確保、援護等に関する制度の利用等について、情報の提供、助言、関係機関との連絡調整その他の援助を行うこと。
→適切です。
2 .被害者を居住させ保護する施設の利用について、情報の提供、助言、関係機関との連絡調整その他の援助を行うこと。
→適切です。被害者の住宅の確保に関する調整を行います。
3 .被害者に関する各般の問題について、相談に応ずること又は婦人相談員若しくは相談を行う機関を紹介すること。
→適切です。
4 .配偶者の意向を聴取し、必要な指導を行うこと。
→不適切です。配偶者の意向を聴取することは必要ありません。被害者の意向をよく聴取することは大切です。
5 .被害者(中略)の緊急時における安全の確保及び一時保護を行うこと。
→適切です。
よって、不適切なのは【4】になります。
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