保育士の過去問
令和3年(2021年)後期
社会福祉 問62
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問題
保育士試験 令和3年(2021年)後期 社会福祉 問62 (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、「母子及び父子並びに寡婦福祉法」に定められている事業として、正しいものを○、誤っているものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 母子家庭日常生活支援事業
B 父子家庭日常生活支援事業
C 母子家庭就業支援事業等
D 父子福祉資金の貸付け
E 母子福祉資金の貸付け
A 母子家庭日常生活支援事業
B 父子家庭日常生活支援事業
C 母子家庭就業支援事業等
D 父子福祉資金の貸付け
E 母子福祉資金の貸付け
- A:○ B:○ C:○ D:○ E:○
- A:○ B:○ C:× D:○ E:○
- A:○ B:× C:× D:× E:○
- A:× B:○ C:○ D:× E:×
- A:× B:× C:× D:○ E:○
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この過去問の解説 (4件)
01
答えは1(A〇 B〇 C〇 D〇 E〇)です。
A 母子家庭日常生活支援事業(第17条)
B 父子家庭日常生活支援事業(第31条の7)
C 母子家庭就業支援事業等(第30条)
D 父子福祉資金の貸付け(第31条の6)
E 母子福祉資金の貸付け(第13条)
全て、母子及び父子並びに寡婦福祉法に定められている事業になります。
母子及び父子並びに寡婦福祉法は母子家庭等や寡婦に対する福祉資金の貸付け・就業支援事業等の実施・自立支援給付金の給付などの支援措置について定める日本の法律です。
母子家庭、父子家庭どちらでも受けられる支援になっています。
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02
答えは1(A〇 B〇 C〇 D〇 E〇)です。
母子及び父子並びに寡婦福祉とは、経済的・社会的に不安定な生活になりがちなひとり親世帯について援助を行い、経済的な自立と、扶養している児童の福祉を増進させるためのものです。
支援事業は主なものだけをポイントとしておさえると良いです。
①母子、父子の日常家庭生活の支援
②母子、父子の就業支援
③母子、父子への福祉金の貸付
全て、母子、父子関係なくどちらにも対応しています。
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03
「母子及び父子並びに寡婦福祉」は、ひとり親世帯について援助を行ってその家庭の経済的な自立やその家庭で扶養されている児童の福祉を増進させるためのものです。
母子のみ、父子のみというものは存在せず、「家庭の支援・父母の就業支援・金銭的な支援」の三本柱だということを理解しておくとよいでしょう。
正解です。
上記説明より、誤りです。
上記説明より、誤りです。
上記説明より、誤りです。
上記説明より、誤りです。
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04
この問題のポイントは、「母子及び父子並びに寡婦福祉法」がどのような目的で、どのような人がどのようなサービスを受けられるかを理解していることです。
2014年の法改正までは、母子及び寡婦福祉法という名称でした。
※寡婦は、夫と死別または離別し、再婚していない女性、夫のいない独身の女性を言います。
正しい組み合わせです。
母子及び父子並びに寡婦福祉法は経済的・社会的に不安定な生活になりがちなひとり親世帯について援助を行い、経済的な自立と児童の福祉を増進させるためのものです。
また、寡婦に対する福祉資金の貸付・就業支援事業の実施・自立支援給付金の給付金の給付などの支援も行います。
Cが間違いです。
Cの母子家庭就業支援事業等は、母子家庭の母及び父子家庭の父の自立を図るため様々な施策を展開しています。
具体的には、就業相談から就業支援講習会の実施、就業情報の提供など一貫した就業支援サービスの提供などです。
B、C、Dが不適切です。
Bの父子家庭日常生活支援事業は父子家庭の方が、修学等や病気などの事由により、一時的に生活援助・保育サービスが必要な場合又は生活環境の激変により日常性かつを営むのに支障が生じている場合に家庭生活支援員の派遣等を行います。
支援内容は、乳幼児の保育・児童の生活指導・食事の世話・住居の掃除・身の回りの世話などです。
A、D、Eが間違いです。
Dの父子福祉資金の貸付けは20歳未満の児童を扶養している配偶者のない女子または男子、寡婦等に貸し付けられるものです。
Eの母子福祉資金も同じ生活支援自立支援の目的で貸付金制度があります。
A、B、Cが間違いです。
Aの母子家庭日常生活支援事業は、父子家庭日常生活支援事業と対象が違うだけで支援内容は一緒です。
母子家庭、父子家庭となっていますが、父子のみ母子のみという制度はなく、ひとり親世帯と認識したほうがわかりやすいでしょう。
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