保育士の過去問
令和3年(2021年)後期
社会福祉 問66
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問題
保育士試験 令和3年(2021年)後期 社会福祉 問66 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文のうち、社会保険制度に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 通勤により負傷した場合は、労働者災害補償保険における保険給付の対象とならない。
B 業務上の事由により死亡した場合は、労働者災害補償保険における保険給付の対象となる。
C 育児休業給付金は、国民健康保険における保険給付である。
D 介護休業給付金は、雇用保険における保険給付である。
A 通勤により負傷した場合は、労働者災害補償保険における保険給付の対象とならない。
B 業務上の事由により死亡した場合は、労働者災害補償保険における保険給付の対象となる。
C 育児休業給付金は、国民健康保険における保険給付である。
D 介護休業給付金は、雇用保険における保険給付である。
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この過去問の解説 (3件)
01
社会保障制度の中に
社会保険、社会福祉、公的扶助、保健医療、公衆衛生
の5つあります。
その中の1つ社会保険は
人々が怪我や病気、出産、死亡、老齢、障害、失業、など生活の困難をもたらすいろいろな事故に遭遇した時に一定の給付を行い、
生活の安定をはかることを目的とした、強制加入の保険制度です。
A→×
労災保険が適応されます。
仕事中や通勤中に起きた事故や災害が原因とされる病気・ケガ・障害・死亡などに対して保障を行う保険制度です。
通勤中も保障されます。
B→〇
労災保険が適応されます。
仕事中や通勤中に起きた事故や災害が原因とされる病気・ケガ・障害・死亡などに対して保障を行う保険制度です。
C→×
雇用保険によって育児休業給付金が保障されます。国民健康保険ではありません。
よって×です。
D→〇
雇用保険によって介護休業給付が保障されます。
自分が対象になって初めて保険について知る機会も多いと思いますので、覚えにくいものが多いと思います。
しかし、就職、結婚、子育て、介護、高齢になってからと、自分の人生の様々な場面で国が保障してくれる内容がたくさんあります。
知らないでは損をすることもありますので、覚えておけると良いと思います。
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02
答えは3(A× B〇 C× D〇)です。
社会保険には「医療保険」「年金保険」「介護保険」「雇用保険」「労災保険」の5つがあります。
A→×
「労災保険」には、労働者の業務上の事由または通勤による労働者の傷病等に対して必要な保険給付を行い、あわせて被災労働者の社会復帰の促進等の事業を行う制度があります。よって通勤時のけがは保険給付の対象になります。
B→〇
業務上の事由により死亡した場合、業務災害になり労働保険の給付対象になります。
C→×
育児休業給付金は雇用保険からの給付になるので国民健康保険からの給付ではありません。
D→〇
介護休業給付金は雇用保険からの給付になります。
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03
社会保険制度についての問題です。
まず、社会保険制度とは「健康保険」、「介護保険」、「厚生年金保険」、「労災保険」、「雇用保険」の5つの保険制度の総称であることを理解しましょう。
A、Dの間違いです。
Aについて、通勤により負傷した場合は、労働者災害補償保険における保険給付の対象になります。
そのため、正しい答えは×になります。
A、B、C、Dが間違いです。
Dについて、介護休業給付金は、雇用保険における保険給付なので正しくは○です。
考え方としては、家族のために仕事ができなくなるため雇用保険の適応となります。
正しい組み合わせです。
社会保険とは、会社に勤める正社員や、一定の条件を満たした非正規社員は加入が義務付けられている公的な強制保険制度です。
B、Cが間違いです。
Cについて、育児休業給付金は国民健康保険における保険給付であるとありますが、雇用保険における給付金です。
よって、×が正しい答えです。
Bが間違いです。
業務上の事由により死亡した場合は、労働者災害補償保険における保険給付の対象となります。
よって、答えは○になります。
社会保険制度には、5つの社会制度があることをまず理解し、その上でそれぞれの保険の内容を学んでいくと覚えやすいでしょう。
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