保育士の過去問
令和3年(2021年)後期
社会福祉 問68

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問題

保育士試験 令和3年(2021年)後期 社会福祉 問68 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文のうち、相談援助の方法・技術に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  スーパービジョンとは、指導者であるスーパーバイジーから、指導を受けるスーパーバイザーに行う専門職を養成する過程である。
B  コンサルテーションとは、異なる専門性をもつ複数の専門職者が、特定の問題について検討し、よりよい援助のあり方について話し合う過程をいう。
C  コミュニティワークは、地域社会に共通する福祉ニーズや課題の解決を図るために、地域の診断、社会サービス・資源の開発、地域組織のコーディネートなど、住民組織や専門機関などの活動を支援する援助技術である。
  • A:○  B:○  C:○
  • A:○  B:×  C:○
  • A:○  B:×  C:×
  • A:×  B:○  C:○
  • A:×  B:×  C:○

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この過去問の解説 (3件)

01

A→×

スーパーバイザーが指導者のこと、スーパーバイジーが指導の受け手のこと。問題文は逆になっています。

スーパービジョンとは、スーパーバイザー(指導者)が責任をもって、スーパーバイジー(指導を受ける側)が能力を最大限に活かしてより良い実践ができるように援助する事です。私自身の見解ですが、単純に教師と生徒のように一方的な関係ではなく、受け手(スーパーバイジー)の力が発揮されるような指導をするということが大事とされているのだと思います。

B→〇

特定の専門的な知識や技術について助言を得る必要があるとき、その領域の専門家(コンサルタント)と相談すること。

★仕事上の問題に援助が必要な人(コンサルティ)

☆他領域の専門家で援助、助言する人(コンサルタント)

がともに問題を解決しようと交わる過程がコンサルテーションです。

C→〇

問題文の通りです。

イメージしやすいのは、地域にあるコミュニティセンターかと思います。

市や町よりも小さな地区が拠点で、住民同士が自分たちの生活環境をより良くしようとする時、専門家が「力になりますよ」と支援、援助することがコミュニティワークということです。

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02

正解は4(A× B〇 C〇)です。

A→×

 スーパーバイジーとは指導者のことでなく、指導してもらう側のことを指します。

 スーパービジョンはスーパーバイジー(指導される側)が担当したケースについてスーパーバイザー(指導者)に意見または指導をお願いすることを言います。

B→〇

 問題文の通りです。他の専門家を援助するものを「コンサルタント」、そして援助を受けるものを「コンサルティ」と呼んでいます。

C→〇

 問題文の通りです。 

  

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03

相談援助の方法・技術に関することで、ポイントとなる言葉が問題に出てきます。

まずは、言葉の意味を理解した上で学びを深めていきましょう。

選択肢1. A:○  B:○  C:○

Aが間違いです。

Aの記述では、指導者であるスーパーバイジー、指導を受けるスーパーバイザーとなっていますが、正しくは、指導者はスーパーバイザーで、指導を受けるのがスーパーバイジーとなります。

選択肢2. A:○  B:×  C:○

A、Bが間違いです。

Bのコンサルテーションについては記述の通りなので、○が正しい答えです。

援助する方を「コンサルタント」、そして援助を受ける方を「コンサルティ」と言います。

選択肢3. A:○  B:×  C:×

すべて間違いです。

Cのコニュニティワークは記述の通りなので正しくは○です。

主に社会福祉協議会が地域での連携を作るべくコミュニティワークを作っています。

 

選択肢4. A:×  B:○  C:○

正しい組み合わせです。

相談援助を行う上で大切なことは、常に自己を振り返り、誠実で真摯な相談援助を行う職種を目指す姿勢です。

選択肢5. A:×  B:×  C:○

Bが間違いです。

Bのコンサルテーションは、専門性を考慮しながら自らの専門的知識を助言することです。

直接的な援助や指導ではなく、助言などの間接的援助になります。

まとめ

言葉の意味がわかると理解が深まります。

言葉がしっかり頭に入りように繰り返し問題を解いてみましょう。

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