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保育士の過去問 令和3年(2021年)後期 保育の心理学 問77

問題

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次のうち、社会的認知に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  スピッツ(Spitz, R.A.)は、見慣れた人と見知らぬ人を区別し、見知らぬ人があやそうとすると視線をそらしたり、泣き叫ぶなど不安を示す乳児期の行動を「6か月不安」と呼んだ。
B  乳児期の後半には、不安や困惑がある際に養育者の表情を確認し、自分の行動を決定するような社会的統制を行う。
C  2~3か月頃の乳児は、単色などの単純な刺激と人の顔の絵などの複雑な刺激を見せられると、特に顔の絵などを好んで注視する傾向にある。
D  新生児は、周囲の刺激とは関係なく微笑む。これはあやされることによって生ずるのではなく、身体の生理的な状況によって生起する。
   1 .
A:○  B:○  C:○  D:○
   2 .
A:○  B:○  C:×  D:×
   3 .
A:○  B:×  C:○  D:×
   4 .
A:×  B:○  C:×  D:×
   5 .
A:×  B:×  C:○  D:○
( 保育士試験 令和3年(2021年)後期 保育の心理学 問77 )
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この過去問の解説 (3件)

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正解は5です。

A→×

スピッツは乳児特有の反応を発見した人です。

3ヶ月微笑、8ヶ月不安 などがあります。

心が成長している嬉しい現象のことで、

微笑みをしてくれる3ヶ月。

人見知りが始まる8ヶ月。のことです。

B→×

社会的統制ではなく、社会的参照です。

困ったことや、初めてのことなどで不安がある時に、保育者や保護者の顔を伺い、危険ではないかを確認する行為のことです。

C→○

生後まもない頃は視力が低く、ぼやけて見えていますが、

生後2ヶ月〜3ヶ月頃にははっきりと見えてくることで、人の顔や、物を目で追うような仕草がみられるようになります。追視といいます。

D→○

生理的微笑とは、筋肉の動きで笑っているように見えるということです

赤ちゃんは、生まれながらに愛されようとする力を持っているとも保育の世界では言われることもありますよ。

素敵な考え方です。

付箋メモを残すことが出来ます。
12

正解は5(A× B× C〇 D〇)です。

A→×

 正しくは「8ヶ月不安」です。生後8ヶ月頃の幼児が、見知らぬ人に会ったときに不安を示す現象のことを指しており、人見知りと同じ意味です。

B→×

 正しくは「社会的参照」です。今まで見たことの無いものと出会ったときに、親や保育者の様子を見て危険なものでないか確かめる現象のことを言います。

  

C→〇 

 生後2~3か月ごろから、人の顔に見えるものなどに興味を示すことが多くなります。

D→〇 

 「生理的微笑」といわれ、筋肉の動きで笑顔に見えることを指します。

1

スピッツもよく出題されます。

それだけでもわかっていれば正答がかなり絞られる問題になっているので、よく覚えておきましょう。

選択肢1. A:○  B:○  C:○  D:○

A、Bが間違いです。

Bは社会的統制ではなく社会的参照が正しい答えです。

社会的参照とは、自分だけでは決められない事柄に対し、周囲の人の表情や態度を見ることで自分の行動を決定することです。

個人差がありますが、生後10か月から1歳頃に形成されるといわれます。

選択肢2. A:○  B:○  C:×  D:×

A、B、C、Dすべて間違いです。

Aに出てくるスピッツは、実証的な観察に基づき、3か月微笑と8か月不安を提唱しました。

3か月微笑とは無差別微笑とも言われ、生後3か月頃の乳児が正面を向いた顔を見ると微笑みかける現象です。

 

選択肢3. A:○  B:×  C:○  D:×

A、Dが間違いです。

Dは記述の通りです。新生児微笑といわれます。

生後2か月頃になると見られなくなってきます。

 

選択肢4. A:×  B:○  C:×  D:×

B、C、Dが間違いです。

Cは記述の通りです。

2~3か月頃の乳児は30センチほど先が見える程度なので、複雑な模様の方が目に捉えやすいと言われています。

 

選択肢5. A:×  B:×  C:○  D:○

正しい組み合わせです。

スピッツは「ホスピタリズム」(施設症候群)も提唱しました。

これは、母性的愛情が不足している養育環境では愛着形成障害のため、十分な母性的愛情を受けた乳児に比べ心身の発育障害が発生する乳児が多く、死亡率も高くなる傾向にあるというものです。

まとめ

覚えにくいものは繰り返し問題を解いたり自分なりにまとめたりして、工夫して勉強してみましょう。

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