問題
A 結晶性知能は、図形弁別や図形構成課題によって測られ、生育・教育環境の影響を比較的受けないとされる知能であり、青年期以降になると漸減する。
B 流動性知能は、語彙や社会的知識に代表されるもので、学習経験の影響を相対的に受けやすいとされる知能であり、高齢期に至るまで、緩やかに増加する。
C ワーキングメモリ(作業記憶・作動記憶)は、思考や問題解決などの際に必要な情報を一時的に保持し、それを操作し、再体制化するシステムであり、中年期以降に衰退する。
D 成人期以降の知的能力の発達・変化は、少なくともどのような能力も一様に衰退するものではなく、多様で多方向である。また個人を取り巻く環境や社会・文化の影響を強く受けるものである。