保育士 過去問
令和3年(2021年)後期
問87 (保育の心理学 問87)
問題文
次のうち、保育所における保護者の状況に配慮した個別の支援に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 外国籍家庭や外国にルーツをもつ家庭の場合は、日本語によるコミュニケーションが取りにくいこと、文化や習慣が異なることがあるため、日本の生活様式を積極的に取り入れ、早く適応していくよう配慮する必要がある。
B 多胎児、低出生体重児、慢性疾患のある子どもの場合、保護者は子育てに困難や不安、負担感を抱きやすい状況にあることなどを考慮に入れ、子どもの生育歴や家庭状況に応じた支援をする必要がある。
C 家庭を取り巻く問題に不安を感じている保護者は、その悩みを他者に伝えることができず、問題を抱え込む場合もあるが、家庭の状況や問題の把握はできないので、対応する必要はない。
D 保護者に対しては、子どもの発達や行動の特徴、保育所での生活の様子を伝えるなどして子どもの状況を共有し、保護者の意向や思いを理解していく。
A 外国籍家庭や外国にルーツをもつ家庭の場合は、日本語によるコミュニケーションが取りにくいこと、文化や習慣が異なることがあるため、日本の生活様式を積極的に取り入れ、早く適応していくよう配慮する必要がある。
B 多胎児、低出生体重児、慢性疾患のある子どもの場合、保護者は子育てに困難や不安、負担感を抱きやすい状況にあることなどを考慮に入れ、子どもの生育歴や家庭状況に応じた支援をする必要がある。
C 家庭を取り巻く問題に不安を感じている保護者は、その悩みを他者に伝えることができず、問題を抱え込む場合もあるが、家庭の状況や問題の把握はできないので、対応する必要はない。
D 保護者に対しては、子どもの発達や行動の特徴、保育所での生活の様子を伝えるなどして子どもの状況を共有し、保護者の意向や思いを理解していく。
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問題
保育士試験 令和3年(2021年)後期 問87(保育の心理学 問87) (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、保育所における保護者の状況に配慮した個別の支援に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 外国籍家庭や外国にルーツをもつ家庭の場合は、日本語によるコミュニケーションが取りにくいこと、文化や習慣が異なることがあるため、日本の生活様式を積極的に取り入れ、早く適応していくよう配慮する必要がある。
B 多胎児、低出生体重児、慢性疾患のある子どもの場合、保護者は子育てに困難や不安、負担感を抱きやすい状況にあることなどを考慮に入れ、子どもの生育歴や家庭状況に応じた支援をする必要がある。
C 家庭を取り巻く問題に不安を感じている保護者は、その悩みを他者に伝えることができず、問題を抱え込む場合もあるが、家庭の状況や問題の把握はできないので、対応する必要はない。
D 保護者に対しては、子どもの発達や行動の特徴、保育所での生活の様子を伝えるなどして子どもの状況を共有し、保護者の意向や思いを理解していく。
A 外国籍家庭や外国にルーツをもつ家庭の場合は、日本語によるコミュニケーションが取りにくいこと、文化や習慣が異なることがあるため、日本の生活様式を積極的に取り入れ、早く適応していくよう配慮する必要がある。
B 多胎児、低出生体重児、慢性疾患のある子どもの場合、保護者は子育てに困難や不安、負担感を抱きやすい状況にあることなどを考慮に入れ、子どもの生育歴や家庭状況に応じた支援をする必要がある。
C 家庭を取り巻く問題に不安を感じている保護者は、その悩みを他者に伝えることができず、問題を抱え込む場合もあるが、家庭の状況や問題の把握はできないので、対応する必要はない。
D 保護者に対しては、子どもの発達や行動の特徴、保育所での生活の様子を伝えるなどして子どもの状況を共有し、保護者の意向や思いを理解していく。
- A:○ B:○ C:○ D:×
- A:○ B:○ C:× D:○
- A:○ B:× C:○ D:×
- A:× B:○ C:× D:○
- A:× B:× C:× D:○
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は4です。
A.×
日本で働く外国籍の人の増加により、外国籍を持つ子どもたちも増加傾向にあります。
言葉や文化、習慣の違いからコミュニケーションがとりづらかったり、宗教上の理由で食事の配慮が必要など、対応に悩むケースもあると思われますが、子どもや保護者が安心して保育所を利用できるような配慮が必要となります。
日本の生活様式にあてはめさせるのではなく、違いを理解し、寄り添う姿勢を持つことが大切です。
B.〇
多胎児、低出生体重児、慢性疾患のある子どもなどの保護者は、育児の大変さに加え、周囲との違いから孤独感を持ちやすかったり困難を感じたりする場合があります。
保育所は、個々の状況に合った支援をしていくことが求められます。
C.×
保護者をサポートすることも、保育所の大きな役割の一つです。
日々のコミュニケーションを通して保護者との信頼関係を築き、家庭状況などに悩みを持つ保護者の支援をしていくことも必要です。
D.〇
日々変わる子どもの様子や発達の状況などは、常に保護者と共有し、保護者の意向も踏まえて個々に合った保育をしていくことが大切です。
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02
正解は4(A× B〇 C× D〇)です。
A→×
日本の生活様式を押し付けることは望ましくありません。文化や習慣の違いを受けとめ、支援していくことが求められています。
B→〇
子どもの生育歴や家庭環境は、保育をしていくうえで重要な情報です。家庭との連携を適切に行い、よりより支援ができるよう情報を把握することが必要です。
C→×
問題を抱えている保護者に対し、声をかけて悩みを共有することが求められます。保護者支援は保育士の役割の一つです。保護者のSOSを見逃さず、適切に対応できるよう、日頃からコミュニケーションをとることが大切です。
D→〇
子どもは誰一人として同じように成長はしません。子ども一人ひとりをきちんと見て発達の具合や特徴を保護者に伝え、どのような働きかけをしていくのか、保護者の意向をくみながら支援していくことが求められています。
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03
A:×
外国籍や外国にルーツを持つ家庭は言葉・文化・習慣が異なることがあります。それらの家庭を日本の文化や習慣を教えて適応させるのではなく、各家庭の生活を理解したり、配慮したりしながら、共生していくことが必要です。
B:〇
子育てに困難や不安はつきものです。子どもの育成歴や家庭状況を考慮し、必要に応じた支援をすることで、保護者が安心安定した状態で子どもに向き合うことができます。これは多胎児・低出生体重児・慢性疾患のある子の保護者に限ったことではなく、どの保護者にも言えることです。
C:×
他者に伝えることができず、問題を抱え込んでしまう保護者ほど、子育てに困難や不安を感じていることでしょう。保護者が安定した状態で子どもに向き合うことができるように、家庭の状況を把握し、適切な援助をすることで支援をしていく必要があります。
D:〇
保育者が子どもの家庭での様子が見えにくいように、保護者は子どもが保育所でどのように過ごしているのか、何に興味を持っているのかなどの様子が見えにくいです。お互いに情報を伝え合うことで子どもを多面的に見ることができ、より適切な援助ができます。保護者の意向や思いを理解し、信頼関係を結ぶことも大切なことです。
正答です。
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