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保育士の過去問 令和3年(2021年)後期 保育の心理学 問90

問題

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次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
0歳児クラスの子ども達が散歩をしている時に、犬が近くにいるのを見つけた保育士は「わんわんがいるよ、かわいいねぇ」と言って犬を指でさし示した。Sちゃんは(a)保育士が指さした方向を見て、嬉しそうに「あっ、あっ」と言いながら(b)犬を指でさして(c)保育士の顔と犬を交互に見た。そして、保育士が「わんわんにバイバイしようか」と手を振ると、それを見てSちゃんも
(d)犬に手を振った

【設問】
【事例】の文中にある下線部( a )~( d )を説明する語句を【語群】から選択した場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。

【語群】
ア:応答の指さし  イ:共同注意  ウ:三項関係  エ:模倣
オ:叙述の指さし  カ:二項関係  キ:選好注視  ク:連想
   1 .
a:イ  b:ア  c:ウ  d:エ
   2 .
a:イ  b:オ  c:ウ  d:エ
   3 .
a:イ  b:オ  c:カ  d:ク
   4 .
a:キ  b:ア  c:カ  d:エ
   5 .
a:キ  b:オ  c:カ  d:ク
( 保育士試験 令和3年(2021年)後期 保育の心理学 問90 )
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この過去問の解説 (2件)

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正解は2です。

A.イ:共同注意

人や物など、他の人と同じ対象に注意を向けることを「共同注意」といいます。

コミュニケーションの始まりの一つであり、社会性や言語を身につけていくための発達の目安になります。

B.オ:叙述の指さし

他の人に気づいてもらうため、共感を得るための指差しのことを、「順序通り述べる」という意味を持つ「叙述」という言葉を使い「叙述の指さし」といいます。

「応答の指さし」とは、相手の質問に対し、応えるためにする指差しのことです。

C.ウ:三項関係

「自分」「相手」「その他のもの」の三つの関係性を認識することを「三項関係」といいます。

「自分」「相手」という一対一であったやり取り(二項関係)が、三項関係に発展し、共同注意へとつながっていきます。

D.エ:模倣

「模倣」は「他人の様子を見て、動きなどを真似すること」です。

その場ですぐにまねをする「即時模倣」と、記憶してしばらくたってから真似をする「延滞模倣」があります。

付箋メモを残すことが出来ます。
23

正解は2(aイ bオ cウ dエ)です。

a→イ:共同注意

 子どもがほかの人と同じように物体や人物に対して注意を向けている状態のことを共同注意と言います。 事例では「保育士が指さした方向を見て」とあるのでSちゃんが共同注意をしていることが分かります。

b→オ:叙述の指さし

  関心のあるものへ指差しを行うことを「叙述(じょじゅつ)の指差し」と言います。1歳ごろから見られはじめます。

c→ウ:三項関係

 自分・大人、自分・玩具など1対1で結ばれる関係を「二項関係」といいます。また、事例のように自分・保育士・犬ののように「自分・もの・大人」のような関係を「三項関係」といいます。

d→エ:模倣

 模倣とは、真似をすることを言います。事例では、「保育士がバイバイと犬に対し手を振った姿を見てSちゃんも手を振った」と模倣の場面が書かれています。

 模倣は発達において重要なポイントであり、事例のような小さな模倣から始まり、次第にごっこ遊びなどの大きな模倣に繋がっていきます。 

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