保育士の過去問
令和3年(2021年)後期
保育の心理学 問92

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問題

保育士試験 令和3年(2021年)後期 保育の心理学 問92 (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、保育所の自己評価に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  保育所の自己評価は、保育士等の自己評価結果に基づいて、施設長と職員との話し合いを通して行われる。
B  保育士等の自己評価において課題になっていることなどを、短期間に全て改善するように進めることが大切である。
C  職員間で共有する資料には、保育記録をはじめ、保育所が実施した様々な調査結果、あるいは保育所に寄せられた要望や苦情等も含まれる。
D  保育の内容等の評価の公表を通して、保護者及び地域住民等から理解を得るとともに、評価に関する意見を聴くことが望ましい。
  • A:○  B:○  C:○  D:○
  • A:○  B:○  C:×  D:×
  • A:○  B:×  C:○  D:○
  • A:×  B:○  C:×  D:×
  • A:×  B:×  C:×  D:○

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は3です。

保育所の自己評価については、

「保育所における自己評価のガイドライン(厚生労働省:2020年改訂)」に

詳細な記述があります。

A.〇

保育所の自己評価は、保育士の自己評価や記録を基に、施設長と職員全員が共通認識を持って作成します。

保護者アンケートや外部の意見など、客観的な意見を参考にすることもあります。

B.×

必ずしもすべての課題を短期的に解決するよう進めるのではありません。

保育士等の自己評価をふまえ、課題やその背景などを明確にしていくなかで、組織として今後進めることや、長期的に取り組むべき課題なども見えてきます。

C.〇

保育記録や調査結果だけでなく、保護者や地域住民などからの要望や苦情も、全職員で共通認識を持ち改善につなげていくため、共有する必要があります。

D.◯

保育所の自己評価を公表することは、保育所としての責任の一つでもあります。

保護者や地域住民などからの意見を聞くことは、第三者の視点から保育所の良さを再確認したり、保育の質の改善につなげるための過程として必要なことです。

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02

正解は3(A〇 B× C〇 D〇)です。

A→〇

 問題文の通りです。

 自分の保育を振りかえると共に、施設長などの第三者から客観的に保育の評価をしてもらい、自己評価を行います。 

B→×

 短期間ですべて改善することは求められていません。自己評価を行い、問題点や改善点を明確にします。その後は細かく計画を立てて、徐々に保育の質を向上させていきます。

C→〇

 問題文の通りです。

 保護者や近隣住民からの声も評価をしていくうえで大切な情報です。職員間で共有し、改善していくことが求められています。

D→〇

 問題文の通りです。

 保護者や近隣住民への理解を深めるためにも、評価を公表し意見を求めることがあります。 

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