保育士の過去問 令和3年(2021年)後期 子どもの保健 問105
この過去問の解説 (3件)
正解:4
1→○
食べるペースは子どもに合わせ、落ち着いて食べられるよう、タイミングを合わせます。
2→○
子どもの口は小さいので、口の中がいっぱいになりすぎないよう、気をつけます。
3→○
口の中に物が残った状態で、更に食べ物を与えると口の中がいっぱいになり、誤嚥や窒息の原因となります。
4→×
水分は食事中に適宜与えます。水分は食べ物を飲み込みやすくする役割があります。
5→○
食事中の子どもの様子をよく見ておきます。眠くなると食べることに集中することが難しくなるため、食べ物が口の中に残っていると誤嚥や窒息の恐れがあります。
正解は4です。
1.急かさず、子どもの意志にあったタイミングで与えることが大切です。
2.一度に多くの量を詰め込むことは、誤嚥につながります。
3.口の中食べ物が残ったままにしておくことも誤嚥につながります。
次々と与えるのではなく、飲み込んだことを確認してから次の食べ物を与えます。
4.汁物等の水分は、食事中に適切に与えることによって誤嚥を防ぎます。
よってこの選択肢が誤りです。
5.口の中に食べ物が入った状態で眠ってしまうと、窒息の原因になる可能性があります。
眠そうな時は、口の中に食べ物が残っていないか等、よく気を付ける必要があります。
乳幼児期は、摂食・嚥下機能がまだまだ未熟です。
そのため、食事中の事故も多いです。
摂食・嚥下機能の発達は個人差が大きいので、それぞれの子どもの様子をよく観察する必要があります。
参照:保育所における食事の提供ガイドライン (厚生労働省)
〇
慌てて食べさせると、しっかり咀嚼ができないまま飲み込んでしまい、窒息や誤嚥の危険があります。
〇
口の中にたくさん食べ物を入れると咀嚼がうまくできません。
そのため、窒息や誤嚥の危険があります。
子どもは口が小さいので、口に入れる量に気をつけます。
〇
口の中に残ったままでさらに食べ物を入れると、口の中が食べ物でいっぱいになってしまいます。咀嚼がうまくできず、窒息や誤嚥の危険があります。
しっかりと飲み込んでいるかを確認します。
× この選択肢が正解です。
汁物などの水分は、適宜与えるようにします。
食べ物を飲み込みやすくしたり、口の中をリフレッシュして気分転換もできます。
〇
口に食事を入れたまま寝てしまうと窒息や誤嚥の危険があります。
眠そうになっていないか、眠そうなら口の中に食べ物が残っていないかを確認します。
食事中の誤嚥や窒息の事故が起こりやすいです。
子どもの発達を理解して提供しましょう。
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