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保育士の過去問 令和3年(2021年)後期 子どもの保健 問106

問題

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次のうち、自閉スペクトラム症(ASD)の可能性を示唆する乳幼児期の行動として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  相手の行動を見てまねをしない。
B  あるものを指さし示すことにより、それを取ってほしいと命令する。
C  言語以外の手段(指さし、表情、視線など)をコミュニケーションとして使わない。
D  一旦出始めていた言葉が1歳後半から2歳頃出なくなる。
E  母親がいるときだけ情緒が安定する。
   1 .
A:○  B:○  C:×  D:○  E:×
   2 .
A:○  B:×  C:○  D:○  E:×
   3 .
A:○  B:×  C:○  D:×  E:○
   4 .
A:×  B:○  C:○  D:×  E:×
   5 .
A:×  B:×  C:×  D:○  E:○
( 保育士試験 令和3年(2021年)後期 子どもの保健 問106 )
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この過去問の解説 (3件)

32

正解は2です。

自閉症は、遺伝的要素が強いとされる脳の発達障害です。

対人関係やコミュニケーションの難しさ、興味や行動のパターン化、独特の強いこだわりを持つなどという特徴があります。

「自閉症」、知的障害を伴わない「高機能自閉症」、知能や言語の遅れが見られない「アスペルガー症候群」の総称を自閉スペクトラム症(ASD)といいます。

スペクトラムとは、あいまいな境界を持ちながら症状が連続していることで、

上記の障害を別々のものとしてとらえるのではなく、それぞれが様々な特徴をもっているという考えに基づき、自閉スペクトラム症と呼びます。

A. 〇

相手の行動に興味を示さない、まねをしないことは、自閉スペクトラム症(ASD)の特徴の一つです。

B.×

指をさして物を取ってもらおうとすることは、コミュニケーション行動の一つであり、ASDの特徴を持つ乳幼児にとって苦手な行動の一つです。

C.〇

上記の通り、指差し、表情、視線などによってコミュニケーションを取らないことは、ASDの特徴の一つです。

D.〇

自閉症の特徴のひとつとして言葉の遅れがありますが、一旦は言葉が出始めたものの、後に再び言わなくなる場合があります。

この症状は「折れ線型発症」と呼ばれており、自閉症児の三分の一にみられるといわれています。

E.×

人に対し興味、関心、愛着を示さないという特徴があるため、

母親など身近な人物に対しても甘える、懐くということが見られない場合が多くあります。

個人により違うため、中には人見知りせず話しかけたり、親に甘えたりするなどといった行動をとるタイプの子どももいます。

付箋メモを残すことが出来ます。
14

正解:2

自閉スペクトラム症とは、発達障害の一つで、コミュニケーションが苦手で、興味関心の片寄り(こだわり)などの特徴があります。

男性の方が女性の2~4倍多いと言われており、早ければ1歳を過ぎた頃からその可能性を指摘されることがあります。

A→〇

周囲に関心を示さないため、相手の行動を真似したりすることが難しいです。

B→×

欲しいものや興味のあるものを指さしたり、取って欲しいと発話することは難しいです。

C→〇

指さし、表情、視線などの非言語コミュニケーションを取ることが難しいです。

目が合わせられなかったり、人との距離感がうまくつかめず、話が噛み合わなかったり、冗談が通じないことがあります。

D→〇

一度は発現していた言語や模倣行動や愛着行動が消失してしまうという、後退的変化が起きる人もいます。

E→×

愛着行動が乏しく、家族や友人と一緒にいるよりも、一人でいるときに気持ちが安定することが多くあります。集団行動が苦手なため、一人遊び(行動)が多いです。

0

自閉スペクトラム症(ASD)に関する問題です。

自閉スペクトラム症の原因は解明されてはいませんが、何らかの脳の機能障害によって起こるものとされています。スペクトラムとは、色ごとに明確な境界線を引くことができない虹の色に似て重症から軽症の人まで連続しているという意味です。

自閉スペクトラム症(ASD)の特徴

1.社会的コミュニケーションおよび相互関係における持続的障害

・人として求められる社会性や情緒的な交流に問題がある

・まなざしやジェスチャーなど言語を使わないコミュニケーション(非言語的コミュニケーション)ができにくい

・年齢相応の対人関係が持てないまたは、維持できない

2.限定された反復する行動趣味活動

・同じことばかりを繰り返す

・日常生活で融通が利かない

・特定の事や物にこだわる

・言語非言語にあらわれる儀式的な行動パターンなどが挙げられる

・感覚の過敏性や鈍感性などが特徴とされる

(参考:DSM-5)

上記より A~Eを見ていきます。

A.〇

他人に対する興味関心が低いことから、まねをすることは少ないです。

これは、自閉スペクトラム症(ASD)の特徴です。

B.×

指さしなどの非言語的コミュニケーションはあまり使いません。

C.〇

非言語コミュニケーションを使わないのは自閉スペクトラム症(ASD)の特徴です。

D.〇

「折れ線型」と呼ばれ、一度出ていた言葉が消失することもあります。

E.×

他人に対する興味関心が薄く、母親も例外ではありません。

自分の興味関心のあることやこだわりなどで情緒が安定します。

選択肢1. A:○  B:○  C:×  D:○  E:×

不正解です。

選択肢2. A:○  B:×  C:○  D:○  E:×

正解です。

選択肢3. A:○  B:×  C:○  D:×  E:○

不正解です。

選択肢4. A:×  B:○  C:○  D:×  E:×

不正解です。

選択肢5. A:×  B:×  C:×  D:○  E:○

不正解です。

まとめ

設問Dは迷うところですが、基本的な自閉スペクトラム症(ASD)の特徴を押さえておけば消去法で判断できます。

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