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保育士の過去問 令和3年(2021年)後期 子どもの食と栄養 問120

問題

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次のうち、「母乳育児成功のための10のステップ(2018年改訂)」(WHO/UNICEF共同発表)に関する記述として、不適切な記述を一つ選びなさい。
   1 .
出産後できるだけすぐに、直接かつ妨げられない肌と肌の触れ合いができるようにし、母乳育児を始められるよう母親を支援する。
   2 .
新生児に対して、医療目的の場合を除いて、母乳以外には食べ物や液体を与えない。
   3 .
夜間は母親と乳児が別室で過ごすことができるようにする。
   4 .
母親に哺乳瓶やその乳首、おしゃぶりの利用やリスクについて助言する。
   5 .
母親が乳児の授乳に関する合図を認識し、応答できるよう母親を支援する。
( 保育士試験 令和3年(2021年)後期 子どもの食と栄養 問120 )
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この過去問の解説 (3件)

8

正解:3

1→○

4番目に「出産直後からのさえぎられることのない肌と肌との触れ合い(早期母子接触)ができるように、出産後できるだけ早く母乳育児を開始できるように母親を支援する」とあります。

2→○

6番目に「医学的に適応のある場合を除いて、母乳で育てられている新生児に母乳以外の飲食物を与えない」とあります。

3→×

7番目に「母親と赤ちゃんがそのまま一緒にいられるよう、24時間母子同室を実践する」とあります。日中だけでなく、夜間も一緒にいられるようにと記述があるため、間違いです。

4→○

9番目に「哺乳びん、人口乳首、おしゃぶりの使用とリスクについて、母親と十分話し合う」とあります。

5→○

8番目に「赤ちゃんの欲しがるサインを認識しそれに応えるよう、母親を支援する」とあります。

付箋メモを残すことが出来ます。
5

母乳育児がうまくいくための 10 のステップ

「母乳育児成功のための 10 カ条」2018 年改訂版

WHO/UNICEF:The Ten Steps to Successful Breastfeeding,2018

1a. 「母乳代用品のマーケティングに関する国際規準」と世界保健総会の関連決議を完全に順守する。

1b. 乳児栄養の方針を文書にしスタッフと親にもれなく伝える。

1c. 継続したモニタリングとデータ管理システムを確立する。

2. スタッフが母乳育児を支援するための十分な知識、能力、スキルを持つようにする。

臨床における必須の実践

3. 母乳育児の重要性とその方法について、妊娠中の女性およびその家族と話し合う。

4. 出産直後からのさえぎられることのない肌と肌との触れ合い(早期母子接触)ができるように、出産後できるだけ早く母乳育児を開始できるように母親を支援する。

5. 母親が母乳育児を開始し、継続できるように、また、よくある困難に対処できるように支援する。

6. 医学的に適応のある場合を除いて、母乳で育てられている新生児に母乳以外の飲食物を与えない。

7. 母親と赤ちゃんがそのまま一緒にいられるよう、24 時間母子同室を実践する。

8. 赤ちゃんの欲しがるサインを認識しそれに応えるよう、母親を支援する。

9. 哺乳びん、人工乳首、おしゃぶりの使用とリスクについて、母親と十分話し合う。

10. 親と赤ちゃんが継続的な支援とケアをタイムリーに受けられるよう、退院時に調整する。

(翻訳・引用:NPO 法人日本ラクテーション・コンサルタント協会 2018 年 9 月)

選択肢1. 出産後できるだけすぐに、直接かつ妨げられない肌と肌の触れ合いができるようにし、母乳育児を始められるよう母親を支援する。

○です。

「母乳育児成功のための 10 カ条」の4

選択肢2. 新生児に対して、医療目的の場合を除いて、母乳以外には食べ物や液体を与えない。

○です。

「母乳育児成功のための 10 カ条」の6

選択肢3. 夜間は母親と乳児が別室で過ごすことができるようにする。

この選択肢が正解です。

×です。

「母乳育児成功のための 10 カ条」の7

「母親と赤ちゃんがそのまま一緒にいられるよう、24 時間母子同室を実践する。」とあるので記述は不適切です。

選択肢4. 母親に哺乳瓶やその乳首、おしゃぶりの利用やリスクについて助言する。

○です。

「母乳育児成功のための 10 カ条」の9

選択肢5. 母親が乳児の授乳に関する合図を認識し、応答できるよう母親を支援する。

○です。

「母乳育児成功のための 10 カ条」の8

まとめ

「母乳育児成功のための 10 カ条」を一読しておきましょう。

4

正解は3です。

1.〇

出産直後にお母さんと赤ちゃんが肌と肌のふれあいをし(Skin to Skin Contact:SSC)、

早く授乳ができるようにすることで、その後の母乳育児がうまくいきやすいといわれています。

2.〇

母乳の分泌量は授乳の頻度を多くすることで増えてくるため、脱水や黄疸など医療的に必要である場合を除いて、母乳のみを与えるのが良いとされています。

3.×

昼夜問わず母子が同室に一緒にいることで、赤ちゃんが欲しがるタイミングですぐ授乳することができます。

4.〇

哺乳瓶や人口の乳首、おしゃぶりなどを使うことで、赤ちゃんが母乳を嫌がるようになることもあります。

5.〇

授乳を時間や回数で決めるのではなく、赤ちゃんが欲しがっているときにあげられるように、病院・産院等のスタッフは母親を支援する必要があります。

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