保育士の過去問
令和3年(2021年)後期
子どもの食と栄養 問124
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
保育士試験 令和3年(2021年)後期 子どもの食と栄養 問124 (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、学童期・思春期の健康と食生活に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 「平成31年度(令和元年度)全国学力・学習状況調査」(文部科学省)によると、毎日朝食を食べる子どもほど、学力調査の平均正答率が高い傾向にある。
B 朝食を一人で食べるのは、小学生よりも中学生、高校生の方が多い。
C 学童期後半および思春期の肥満傾向児の出現は、男子よりも女子に多い。
D 朝食欠食は、就寝時刻や睡眠時間などの生活習慣と関連している。
A 「平成31年度(令和元年度)全国学力・学習状況調査」(文部科学省)によると、毎日朝食を食べる子どもほど、学力調査の平均正答率が高い傾向にある。
B 朝食を一人で食べるのは、小学生よりも中学生、高校生の方が多い。
C 学童期後半および思春期の肥満傾向児の出現は、男子よりも女子に多い。
D 朝食欠食は、就寝時刻や睡眠時間などの生活習慣と関連している。
- A:○ B:○ C:○ D:×
- A:○ B:○ C:× D:○
- A:○ B:× C:○ D:○
- A:× B:○ C:× D:×
- A:× B:× C:○ D:○
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
正解は2です。
A.〇
全国学力・学習状況調査は、児童の学力や学習状況を把握・分析し改善につなげるため、
年に一度、文部科学省が行っています。対象は小学6年生と中学3年生です。
この調査によると、
「朝食を毎日食べる」と答えた小学6年生の平均正答率は国語65.6%、算数68.1%に対し、
「朝食を全く食べない」と答えた小学6年生の平均正答率は国語45.3%、算数51.6%でした。
B.〇
子どもの孤食は、登校時間などの影響もあり、年齢が上がるにつれて増えると考えられます。
平成17年の国民健康・栄養調査(厚生労働省)で、子どもの朝食の共食状況について調査したところ、
朝食を「子ども一人で食べる」と回答した割合は、
小学校4~6年生で11.7%、中学生で25.7%という結果になっています。
C.×
肥満傾向児とは、肥満度が20%以上の子どものことです。
肥満度は、[実測体重(kg)-身長別標準体重(kg) ]/ 身長別標準体重 (kg)×100(%)という計算式で求められます。
平成30年度学校保健統計(文部科学省)によると、肥満傾向児の全国平均値は
11歳男子の10.01%に対し、11歳女子は8.79%となっており、女子よりも男子に多く見られます。
D.〇
平成27年度乳幼児栄養調査(厚生労働省)において、2~6歳児の保護者を対象とし
朝食を必ず食べる子どもの割合について、起床・就寝時刻ごとに調査が行われました。
その結果、「朝食を必ず食べる」と回答した子どもは、
午後8時台に就寝する子どもで平日97.1%、休日97.7%に対し、
午後10時台に就寝する子どもは平日86.1%、休日88.8%となりました。
参考になった数26
この解説の修正を提案する
02
正解:2
A→○
朝食を毎日食べていると回答している子どもの方が、そうでない子どもに比べて学力調査の得点が高い傾向がみられます。
B→○
毎日、朝食を一人で食べるという子どもは、年齢が高くなるにつれて増加していきます。保護者と毎日一緒に朝食を食べるという小学生は3割以上いますが、中学生、高校生では3割未満となります。
C→×
「令和元年度学校保健統計(文部科学省)」によると、肥満児傾向の子どもは、女子より男子に多い傾向があると発表されています。
D→○
朝食欠食は、朝だけでなく、1日の生活習慣が影響しており、就寝時間や睡眠時間とも関係があります。
参考になった数8
この解説の修正を提案する
03
A:○ B:○ C:× D:○
A:○について
平成31年度全国学力・学習状況調査によると、毎日朝食を食べている子どもほど、全体的に学力調査の平均正解率が高い傾向にあると記されています。
B:○について
こちらも上記の調査により、だんだんと年齢があがるにつれて、朝食を一人で食べることが増えていると記されています。
C:×について
こちらもまた、上記の調査により肥満傾向児は女子よりも男子に多いと記されています。
D:○について
朝食を必ず食べるためには、早寝早起きの生活習慣を身につけ、朝食の時間の確保やご飯を食べるタイミングを安定させていく必要があるからです。
Cが×、Dが○であるため不正解です。
こちらの選択肢が正解です。
Bが○、Cが×であるため不正解です。
Aが○、Dが○であるため不正解です。
Aが○、Bが○、Cが×であるため不正解です。
全国学力・学習状況調査はご自身も経験されたことがあるのではないでしょうか。
学習において、朝食を摂ることはとても大切な習慣です。
ご自身の経験を元に解答をしてみてくださいね。
参考になった数1
この解説の修正を提案する
前の問題(問123)へ
令和3年(2021年)後期問題一覧
次の問題(問125)へ