保育士の過去問
令和3年(2021年)後期
保育実習理論 問140

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問題

保育士試験 令和3年(2021年)後期 保育実習理論 問140 (訂正依頼・報告はこちら)

次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
G保育士とH保育士は、子どもの絵について話をしています。

G:最近、Zちゃんの絵が変わってきました。以前は、丸や渦巻きのような形ばかりを描いていましたが、近頃では丸に手足のように見えるものを描いています。
H:それは、( A )と呼ばれる特徴的な表現ですね。Zちゃんのように子どもの絵は成長と共に変化します。ある時期の特徴的な様相をもとに区分したものを( B )と言います。現在、国内で一般的な( B )の区分は、国外の美術教育学者( C )等の研究に基づいています。
G:( B )の観点を持つことの意味は何でしょう。
H:成長に相応しい指導の内容を組み立てることができますね。それと同時に、成長に伴う絵の変化は一律ではありませんので、( D )の差を考慮して、一人一人に寄り添うことに役立ちます。

【設問】
( A )~( D )にあてはまる語句の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解:2

A→頭足人

B→発達段階

C→ローエンフェルド

D→経験

が入ります。

ローエンフェルドは子どもの絵の発達段階は「なぐりがき期(1歳~2歳半頃)」「象徴期(2~4歳頃)」「図式期(5~8歳頃)」「写実期(8歳~)」といったものに分けられ、それぞれ絵に特徴があるとしました。ただし、絵の発達も子どもの経験などで個人差があるため、指導の際は十分に配慮します。

頭足人とは、頭(顔)から直接手足の生えた人物画のことで、胴体は描かれません。「象徴期」に当てはまります。

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02

正解は2です。

A.頭足人

頭足人とは、胴体がなく頭から直接手足が生えたような絵のことです。

3~5歳くらいの幼児が描くことが多く、世界中の子どもに同様の表現がみられます。

B.発達段階

年齢で区切ってしまうのではなく、精神的、身体的、感情的な発達の過程を区分したものを発達段階と呼びます。

C.ローエンフェルド(Lowenfeld, V.)

オーストリア出身のローエンフェルドは、アメリカのペンシルバニア大学で美術教育の研究を率いた人物です。子どもの絵が発達段階によって変化していくことを示しました。

チゼック(Cizek, F.)は、子どもの美術教育のための学校を開いた人物です。

D.経験

子どもたち一人一人が、発達段階や経験の差にとらわれることなくのびのびと表現ができるよう、保育者はサポートしていきます。

参考になった数15

03

A:頭足人

B:発達段階

C:ローエンフェルド

D:経験

A:頭から手足がはいているような人間の絵です。

B・C:ローエンフェルドによる発達段階ごとの絵の特徴は4段階に分かれています。

D:絵に上手いも下手もありません。一人ひとりが自由に表現できるよう保育者はサポートする必要があります。

選択肢1. A:頭足人  B:表現領域  C:ローエンフェルド(Lowenfeld, V.)  D:技術

上記説明より、誤りです。

選択肢2. A:頭足人  B:発達段階  C:ローエンフェルド(Lowenfeld, V.)  D:経験

正解です。

選択肢3. A:頭足人  B:表現領域  C:チゼック(Cizek, F.)  D:技術

上記説明より、誤りです。

選択肢4. A:天地人  B:発達段階  C:チゼック(Cizek, F.)  D:経験

上記説明より、誤りです。

選択肢5. A:天地人  B:表現領域  C:チゼック(Cizek, F.)  D:技術

上記説明より、誤りです。

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