保育士の過去問
令和4年(2022年)前期
保育原理 問15

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問題

保育士試験 令和4年(2022年)前期 保育原理 問15 (訂正依頼・報告はこちら)

次の【Ⅰ群】の記述と、【Ⅱ群】の人物を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】
A  華族女学校附属幼稚園に勤めていたが、貧しい子どもたちを対象とする幼児教育の必要性を感じ、森島峰とともに二葉幼稚園を設立した。
B  リズミカルな歌曲に動作を振り付けた「律動遊戯」と童謡などに動作を振り付けた「律動的表情遊戯」を創作した。
C  東京女子師範学校附属幼稚園の創設時の主任保姆として保姆たちの指導にあたり、日本の幼稚園教育の基礎を築いた。
D  恩物中心主義の保育を批判し、著書『幼稚園保育法』(明治37年)において、幼児の自己活動を重視するとともに遊戯の価値を論じた。

【Ⅱ群】
ア  松野クララ
イ  土川五郎
ウ  東基吉
エ  野口幽香
オ  倉橋惣三
  • A:ア  B:イ  C:エ  D:ウ
  • A:ア  B:ウ  C:エ  D:オ
  • A:エ  B:イ  C:ア  D:ウ
  • A:エ  B:イ  C:ア  D:オ
  • A:エ  B:ウ  C:ア  D:イ

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この過去問の解説 (2件)

01

正解はA:エ  B:イ  C:ア  D:ウです。

ア 松野クララ

幼児教育を目的とした教育機関である東京女子師範学校付属幼稚園の最初の首席保母です。

イ 土川五郎

明治期の教科としての「行進遊戯」「唱歌遊戯」を批判し、感じたものを表現する「律動遊戯」「律動的表情遊戯」を拡大させた人物です。

ウ 東基吉

日本で最初の体系的保育論の著書「幼稚園保育法」の作者です。

東京女子師範学校付属幼稚園の助教授も担っていました。

エ 野口幽香

二葉幼稚園を創立・経営し、貧しい家庭への衛生指導や生活支援を行いました。また、自身の父母の死の悲しみから救われたキリスト教の精神のもと、フレーベルの教育方針を実践していた人物です。

オ 倉橋惣三

児童心理学者です。東京女子高等師範学校付属幼稚園(現在のお茶の水大学付属幼稚園)の園長先生を務めた人物です。

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02

正解はA:エ  B:イ  C:ア  D:ウです。

A、野口幽香

日本の幼児教育者、社会事業家です。貧困家庭の子どもたちのために双葉幼稚園を設立。

本名は野口ゆかです。

B、土川五郎

「律動遊戯」と「律動的表情遊戯」は幼児の心身に即した理想的な遊戯として

急速に全国に広まりました。

C、松野クララ

明治時代の幼児教育者。東京女子師範学校付属幼稚園の最初の主席保母として

活躍しました。

D、東基吉

日本で最初の体系的保育論の書「幼稚園保育法」の著者です。フレーベルから

影響を受けた人物です。

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