保育士の過去問
令和4年(2022年)前期
保育原理 問16

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問題

保育士試験 令和4年(2022年)前期 保育原理 問16 (訂正依頼・報告はこちら)

次の【Ⅰ群】の記述と、【Ⅱ群】の人物を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】
A  フランスの思想家で、主著とされる小説で人間は自然本性的に善良であることを根本原理として、教育の目的も方法もともに自然でなくてはならないと主張し、多くの教育者に影響を与えた。
B  イタリアの医師で、「子どもの家」を創設し、環境を整え、子どもをよく観察したうえでその自由な自己活動を尊重し援助することを重視した教育法を実践した。
C  イギリスの実業家で、1816年に自ら経営する紡績工場の中に幼児の自発的で自由な活動を重視する幼児学校を創設した。
D  アメリカの心理学者で、人間の健康的な側面を重視した人間性心理学を確立し、自己実現の欲求を健康な人間の理想の最終的な段階とする5つの階層的欲求理論を論じた。

【Ⅱ群】
ア  オーエン( Owen, R.)
イ  フレーベル( Fröbel, F. W.)
ウ  マズロー( Maslow, A. H.)
エ  ルソー( Rousseau, J.-J.)
オ  モンテッソーリ( Montessori, M.)
  • A:イ  B:ア  C:ウ  D:エ
  • A:イ  B:オ  C:ア  D:ウ
  • A:エ  B:ア  C:ウ  D:イ
  • A:エ  B:オ  C:ア  D:イ
  • A:エ  B:オ  C:ア  D:ウ

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は5です。

A エ:ルソー

ルソーと最も結び付けが強いワードは「消極的教育」という考え方です。子どもが自発的に活動する=大人が大人側からあれこれと指導しないという内容であり、他の教育者がこれに基づいたり逆に批判したりと、多くの教育者に影響を与えています。

B オ:モンテッソーリ

「子どもには自分で自分を教育し、自分を育てる力がある(自己教育力)」と考え、子どもの自由な活動を尊重する教育法を実践していました。

C ア:オーエン

イギリスで工場を経営していました。子どもも労働に駆り出されて心身ともに厳しい状況の中、自身が持っていた紡績工場の中に性格形成学院(年代別に分けられ、「幼児学校」はその中の1つ)を創設しました。性格形成学院とは良い環境で性格をよりよいものにする、というものです。

D ウ:マズロー

5つの階層的欲求理論は下(土台側)から①生理的欲求②安全欲求③社会的欲求④承認欲求⑤自己実現欲求です。

フレーベルは世界で初めて幼稚園を創設した人物です。遊びを中心とする幼児教育を目指していました。

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02

正解は5です。

A 、エ ルソー

フランスの思想家・文学者です。

近代文化のあらゆる領域に影響を及ぼし、「近代の父」とも呼ばれています。

B 、オ モンテッソーリ

イタリアのローマの医師で精神病院で働いていました。

また、知的障害児へ感覚教育法を施し、知的水準を上げるという効果を

みせました。

C 、ア オーエン

イギリスの実業家、社会革命家、社会主義者です。

環境改善によって優良な性格形成を促せるとして、先進的な教育運動を

展開しました。

D 、ウ マズロー

マズローの法則とは、人間の「欲求」には5つの段階があるとする

心理学理論です。

フレーベル

「子どもは5歳までの学びがすべて」だと考え、幼児期の遊びは

人間発達にかかせないものだと考えました。

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