保育士の過去問
令和4年(2022年)前期
子ども家庭福祉 問12
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問題
保育士試験 令和4年(2022年)前期 子ども家庭福祉 問12 (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、「体罰等によらない子育てのために~みんなで育児を支える社会に~」(令和2年 厚生労働省)についての記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 2019(令和元)年6月に「児童虐待防止対策の強化を図るための児童福祉法等の一部を改正する法律」が成立し、体罰が許されないものであることが法定化され、2020(令和2 )年4月1日から施行された。
B 体罰のない社会を実現していくためには、一人一人が意識を変えていくとともに、子育て中の保護者に対する支援も含めて社会全体で取り組んでいかなくてはならない。
C しつけのためだと親が思っても、身体に何らかの苦痛を引き起こす場合は、どんなに軽いものであっても体罰に該当する。
D 子どもを保護するための行為(道に飛び出しそうな子どもの手をつかむ等)や、第三者に被害を及ぼすような行為を制止する行為(他の子どもに暴力を振るうのを制止する等)等であっても、体罰に該当する。
A 2019(令和元)年6月に「児童虐待防止対策の強化を図るための児童福祉法等の一部を改正する法律」が成立し、体罰が許されないものであることが法定化され、2020(令和2 )年4月1日から施行された。
B 体罰のない社会を実現していくためには、一人一人が意識を変えていくとともに、子育て中の保護者に対する支援も含めて社会全体で取り組んでいかなくてはならない。
C しつけのためだと親が思っても、身体に何らかの苦痛を引き起こす場合は、どんなに軽いものであっても体罰に該当する。
D 子どもを保護するための行為(道に飛び出しそうな子どもの手をつかむ等)や、第三者に被害を及ぼすような行為を制止する行為(他の子どもに暴力を振るうのを制止する等)等であっても、体罰に該当する。
- A:○ B:○ C:○ D:×
- A:○ B:○ C:× D:○
- A:○ B:× C:○ D:×
- A:× B:○ C:○ D:○
- A:× B:○ C:× D:○
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この過去問の解説 (4件)
01
正解は「A:○ B:○ C:○ D:×」です。
A.〇
設問の通り、「児童虐待防止対策の強化を図るための児童福祉法等の一部を改正する法律」が
令和元年6月19日に可決・成立し、令和元年6月26日に公布、 一部の規定を除き令和2年4月1日より施行されました。
今回の改正で親権者等は児童をしつける際に、体罰を加えてはならないことが法律で定められました。
B.〇
「体罰等によらない子育てのために~みんなで育児を支える社会に~」(令和2年 厚生労働省)より出題されています。
「Ⅰはじめに 3体罰等によらない子育てを社会で応援」をみると、
「体罰禁止は、親が、痛みや苦しみを利用して子どもの言動を統制するのではなく、体罰等によらない子育てを推進するため、子育て中の保護者に対する支援も含めて社会全体に啓発していくための取組の一環です。」とあり、設問の通りです。
C.〇
「体罰等によらない子育てのために~みんなで育児を支える社会に~」(令和2年 厚生労働省)より出題されています。
「Ⅱしつけと体罰は何が違うのか 1しつけと体罰の関係」をみると、
「しつけのためだと親が思っても、身体に、何らかの苦痛を引き起こし、又は不快感を意図的にもたらす行為(罰)である場合は、どんなに軽いものであっても体罰に該当し、法律で禁止されます。」とあり、設問の通りです。
D.×
Cの解説のように記載がありますが、
同じく「Ⅱしつけと体罰は何が違うのか 1しつけと体罰の関係」を見ると
「ただし、罰を与えることを目的としない、子どもを保護するための行為(道に飛び出しそうな子どもの手をつかむ等)や、第三者に被害を及ぼすような行為を制止する行為(他の子どもに暴力を振るうのを制止する等)等は、体罰には該当しません。」とあり、こちらは不正解です。
正解です。
上記説明より、誤りです。
上記説明より、誤りです。
上記説明より、誤りです。
上記説明より、誤りです。
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02
正解は1です。
A.〇
「児童虐待防止対策の強化を図るための児童福祉法等の一部を改正する法律(令和元年法律第46号)」が令和元年6月19日に可決・成立し、令和元年6月26日に公布されています。改正で「親権者は児童のしつけに際して体罰を加えてはならない」旨が規定されました。
以降の記述は「体罰等によらない子育てのために~みんなで育児を支える社会に~」(令和2年 厚生労働省)を参照してください。Aの知識がなくてもB~Dが正解できれば得点できる問題です。
B.〇
「Ⅰはじめに 3体罰等によらない子育てを社会で応援」には以下のように記載があります。
親が、痛みや苦しみを利用して子どもの言動を統制するのではなく、体罰等によらない子育てを推進するため、子育て中の保護者に対する支援も含めて社会全体に啓発していくための取組の一環です。
C.〇
「Ⅱしつけと体罰は何が違うのか 1しつけと体罰の関係」には以下のように記載があります。
たとえしつけのためだと親が思っても、身体に、何らかの苦痛 を引き起こし、又は不快感を意図的にもたらす行為(罰)である場合は、 どんなに軽いものであっても体罰に該当し、法律で禁止されます。
D.×
「Ⅱしつけと体罰は何が違うのか 1しつけと体罰の関係」には以下のように記載があります。
ただし、罰を与えることを目的としない、子どもを保護するための行為 (道に飛び出しそうな子どもの手をつかむ等)や、第三者に被害を及ぼす ような行為を制止する行為(他の子どもに暴力を振るうのを制止する等) 等は、体罰には該当しません。
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03
「体罰等によらない子育てのために〜みんなで育児を支える社会に〜」(令和2年 厚生労働省)を参考にしながら、設問のA~Dについて解説していきます。
A ○です。
2019(令和元)年6月に児童福祉法等改正法が成立し、親権者等は児童のしつけに際して、体罰を加えてはならないことが法定化されました。2020(令和2 )年4月1日から施行されています。
B ○です。
「児童虐待防止対策の強化を図るための児童福祉法等の一部を改正する法律」では、体罰禁止は、親が痛みや苦しみを利用して子どもの言動を統制するのではなく、体罰等によらない子育てを推進するためのものです。よって、子育て中の保護者に対する支援も含めて社会全体に啓発していくための取組です。
C ○です。
「たとえしつけのためだと親が思っても、身体に、何らかの苦痛を引き起こし、又は不快感を意図的にもたらす行為(罰)である場合は、どんなに軽いものであっても体罰に該当し、法律で禁止されます」とあります。
D ×です。
「罰を与えることを目的としない、子どもを保護するための行為(道に飛び出しそうな子どもの手をつかむ等)や、第三者に被害を及ぼすような行為を制止する行為(他の子どもに暴力を振るうのを制止する等)等は、体罰には該当しません。」とあります。
正解は「A:○ B:○ C:○ D:×」になります。
正解です。
不正解です。
不正解です。
不正解です。
不正解です。
近年、虐待や不適切保育が問題になっています。虐待(身体的虐待、心理的虐待、ネグレクト、性的虐待)についても確認しておきましょう。
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04
正解は「A:○ B:○ C:○ D:×」です。
A:○
体罰によるニュースが増え、教師のなかで何が体罰に値するのかの見直しがありました。そのこともあり、2019年6月に「児童虐待防止対策の強化を図るための児童福祉法等の一部を改正する法律」が成立し、体罰が許されないものであることが法定化され、2020年4月1日から施行されました。
B:○
体罰を受けたことのある世代が親となり、子どもに体罰をしてしまわないように、社会全体が変わる必要があります。
C:○
身体に苦痛を引き起こす方法ではなく、しつけの方法を見直しましょう。
D:×
子どもを危険から守るためには、いたしかたないことがあります。命が一番大事です。
正解です。
上記説明より、誤りです。
上記説明より、誤りです。
上記説明より、誤りです。
上記説明より、誤りです。
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