保育士の過去問
令和4年(2022年)前期
子ども家庭福祉 問15
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問題
保育士試験 令和4年(2022年)前期 子ども家庭福祉 問15 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、「子どもの貧困対策の推進に関する法律」第2条の一部である。( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
・子どもの貧困対策は、社会のあらゆる分野において、子どもの年齢及び発達の程度に応じて、その( A )が尊重され、その最善の利益が優先して考慮され、子どもが心身ともに健やかに育成されることを旨として、推進されなければならない。
・子どもの貧困対策は、子ども等に対する( B )、生活の安定に資するための支援、職業生活の安定と向上に資するための就労の支援、経済的支援等の施策を、子どもの現在及び将来がその生まれ育った環境によって左右されることのない社会を実現することを旨として、子ども等の生活及び取り巻く環境の状況に応じて( C )かつ早期に講ずることにより、推進されなければならない。
・子どもの貧困対策は、子どもの貧困の背景に様々な( D )な要因があることを踏まえ、推進されなければならない。
・子どもの貧困対策は、社会のあらゆる分野において、子どもの年齢及び発達の程度に応じて、その( A )が尊重され、その最善の利益が優先して考慮され、子どもが心身ともに健やかに育成されることを旨として、推進されなければならない。
・子どもの貧困対策は、子ども等に対する( B )、生活の安定に資するための支援、職業生活の安定と向上に資するための就労の支援、経済的支援等の施策を、子どもの現在及び将来がその生まれ育った環境によって左右されることのない社会を実現することを旨として、子ども等の生活及び取り巻く環境の状況に応じて( C )かつ早期に講ずることにより、推進されなければならない。
・子どもの貧困対策は、子どもの貧困の背景に様々な( D )な要因があることを踏まえ、推進されなければならない。
- A:意見 B:教育の支援 C:選択的 D:家庭的
- A:意見 B:遊びの支援 C:選択的 D:社会的
- A:意見 B:教育の支援 C:包括的 D:社会的
- A:人権 B:遊びの支援 C:包括的 D:家庭的
- A:人権 B:教育の支援 C:選択的 D:家庭的
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この過去問の解説 (4件)
01
正解は「A:意見 B:教育の支援 C:包括的 D:社会的」です。
「子どもの貧困対策の推進に関する法律」は、平成25年6月に成立し、翌26年1月に施行されました。さらに令和元年に改正されています。
第1条の目的には以下のようにあります。(一部抜粋です。)
「子どもの現在及び将来がその生まれ育った環境によって左右されることのないよう、全ての子どもが心身ともに健やかに育成され、及びその教育の機会均等が保障され、子ども一人一人が夢や希望を持つことができるようにするため、」
今回の設問は第2条(基本理念)より出題されていますが、第1条を踏まえ、B・Cの選択肢を絞ることができるため、すべての選択肢がわからなくても解答できる問題です。
A→意見
B→教育の支援
第1条の目的に「教育の機会均等が保障され」という文言があるように、遊びの支援ではなく教育の支援が大切となります。
C→包括的
子どもの貧困に対して全体的な支援が必要とされているため、選択的ではなく「包括的」が正しくなります。
D→社会的
上記説明より、誤りです。
上記説明より、誤りです。
正解です。
上記説明より、誤りです。
上記説明より、誤りです。
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02
正解は3です。
A.「人権の尊重」というワードは主に日本国憲法で出てきます。
B.貧困対策では遊びより前に教育や生活という土台を整え、就労や経済的支援といったお金の面の施策を行っていくことが大事です。
C.貧困対策では対象の子供の環境の中の問題点を選択してサポートするのではなく、包括的(=全体的に、広い目でみて)サポートしなければなりません。
D.子どもの貧困率の高さはひとり親世帯の方が大人2人以上いる世帯に比べて高くなっていますが、ひとりだと時間的・精神的に余裕がなく子育てに時間を取られて、正社員で働けない(=非正規で働かざるを得ない環境)人もいます。苦しい金銭面の問題の背景には雇用形態が原因になっており、広く捉えると国や自治体・企業などの社会的な要因も考えられます。
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03
「子どもの貧困対策の推進に関する法律」第2条より抜粋
・子どもの貧困対策は、社会のあらゆる分野において、子どもの年齢及び発達の程度に応じて、その( A:意見 )が尊重され、その最善の利益が優先して考慮され、子どもが心身ともに健やかに育成されることを旨として、推進されなければならない。
・子どもの貧困対策は、子ども等に対する( B:教育の支援 )、生活の安定に資するための支援、職業生活の安定と向上に資するための就労の支援、経済的支援等の施策を、子どもの現在及び将来がその生まれ育った環境によって左右されることのない社会を実現することを旨として、子ども等の生活及び取り巻く環境の状況に応じて( C:包括的 )かつ早期に講ずることにより、推進されなければならない。
・子どもの貧困対策は、子どもの貧困の背景に様々な( D:社会的 )な要因があることを踏まえ、推進されなければならない。
上記より、正解は以下のようになります。
「A:意見 B:教育の支援 C:包括的 D:社会的」
不正解です。
不正解です。
正解です。
不正解です。
不正解です。
「子どもの貧困対策の推進に関する法律」平成25年6月成立、平成26年1月施行
令和元年6月の改正で、子供の「将来」だけでなく「現在」の生活等に向けても子供の貧困対策を総合的に推進することなど、法律の目的・基本理念が充実されました。また、教育の支援については、教育の機会均等が図られるべき趣旨が明確化されました。
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04
正解は「A:意見 B:教育の支援 C:包括的 D:社会的」です。
・子どもの貧困対策は、社会のあらゆる分野において、子どもの年齢及び発達の程度に応じて、その(意見)が尊重され、その最善の利益が優先して考慮され、子どもが心身ともに健やかに育成されることを旨として、推進されなければならない。
・子どもの貧困対策は、子ども等に対する(教育の支援)、生活の安定に資するための支援、職業生活の安定と向上に資するための就労の支援、経済的支援等の施策を、子どもの現在及び将来がその生まれ育った環境によって左右されることのない社会を実現することを旨として、子ども等の生活及び取り巻く環境の状況に応じて(包括的)かつ早期に講ずることにより、推進されなければならない。
・子どもの貧困対策は、子どもの貧困の背景に様々な(社会的)な要因があることを踏まえ、推進されなければならない。
生まれ育った環境に左右されることなく、子どもたち一人ひとりが心身ともに育つ権利があります。子どもたちの人権を守るために、様々な観点から保育者は支援を行なっていきましょう。
誤りです。
誤りです。
正解です。
誤りです。
誤りです。
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