保育士の過去問
令和4年(2022年)前期
子ども家庭福祉 問19
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問題
保育士試験 令和4年(2022年)前期 子ども家庭福祉 問19 (訂正依頼・報告はこちら)
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
Y保育所のX保育士は4歳児クラスの担当保育士である。このクラスのZ君は、落ち着きがなく急に保育室から飛び出したり、すぐにかっとなって他児をたたいたり、順番を守らず割り込んだりする姿がよく見られる。X保育士はZ君の対応に苦慮しながらも、同僚と協力してZ君が落ち着いて保育所での活動に取り組めるように工夫している。ある日、Z君の母親がX保育士に「Zはうちでは落ち着きがないし、すぐにかっとなって私や弟をたたくし、外出すると急に走り出して人や自転車にぶつかりそうになって目が離せません。どうしたらいいのでしょうか」と相談してきた。
【設問】
次のうち、X保育士の対応として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 「○○な時は□□と声をかけると落ち着きますよ」と保育所での保育士の関わり方や環境構成の工夫を母親に伝える。
B 母親の不安や大変さを受け止めつつ、具体的にどのような時に、どのようなことで困っているのかを質問する。
C 「保育所でも同じような姿が見られて困っています。お母さんがしっかりと躾をしてください」と諭す。
D 「Z君は発達障害ですので、すぐに専門機関に行くべきです」と専門機関の受診を提案する。
【事例】
Y保育所のX保育士は4歳児クラスの担当保育士である。このクラスのZ君は、落ち着きがなく急に保育室から飛び出したり、すぐにかっとなって他児をたたいたり、順番を守らず割り込んだりする姿がよく見られる。X保育士はZ君の対応に苦慮しながらも、同僚と協力してZ君が落ち着いて保育所での活動に取り組めるように工夫している。ある日、Z君の母親がX保育士に「Zはうちでは落ち着きがないし、すぐにかっとなって私や弟をたたくし、外出すると急に走り出して人や自転車にぶつかりそうになって目が離せません。どうしたらいいのでしょうか」と相談してきた。
【設問】
次のうち、X保育士の対応として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 「○○な時は□□と声をかけると落ち着きますよ」と保育所での保育士の関わり方や環境構成の工夫を母親に伝える。
B 母親の不安や大変さを受け止めつつ、具体的にどのような時に、どのようなことで困っているのかを質問する。
C 「保育所でも同じような姿が見られて困っています。お母さんがしっかりと躾をしてください」と諭す。
D 「Z君は発達障害ですので、すぐに専門機関に行くべきです」と専門機関の受診を提案する。
- A:○ B:○ C:○ D:○
- A:○ B:○ C:○ D:×
- A:○ B:○ C:× D:×
- A:○ B:× C:× D:×
- A:× B:× C:○ D:○
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この過去問の解説 (4件)
01
正解は3です。
A.〇
保育所における保護者に対する子育て支援として、保育士は家庭と連携して支援していく必要があります。保育所内での気づき・工夫点を保護者へ助言することは適切です。
B.〇
保護者に育児に関する不安等が見られる場合は、保護者の希望に応じて個別の支援を行う必要があります。
C.×
保育所は養護と教育を行う場です。保護者だけにしつけを押し付けるのは不適切です。保育所と連携して子どもを見守る必要があります。
D.×
「発達障害です」と断言するのは不適切です。障がいや発達上の課題が見られた場合、育所は関係機関と連携及び協力をしつつ保護者に対して個別の支援をする必要があります。
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02
【設問】のA~Dについて解説をします。
A ○です。
母親が子どもと関わるときの参考になります。
B ○です。
母親の気持ちを受け止めることが大切です。その上で、具体的な困りごとを聞きます。
C ×です。
母親のしつけの問題ではないので不適切です。
また、お母さん自身も子どもとの関わり方で困っているので、このようなことを言っては信頼関係が築けません。
D ×です。
安易に「発達障害」と決めつけるのは不適切です。
上記より「 A:○ B:○ C:× D:×」が正解です。
不正解です。
不正解です。
正解です。
不正解です。
不正解です。
保護者の気持ちに寄り添って対応することを心がけましょう。
参考になった数3
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03
正解は「A:○ B:○ C:× D:×」です。
A:○
園生活での工夫や姿を伝えることで、子育てのヒントに繋がると思います。たくさんコミュニケーションをとって、良い相談相手になれるように心掛けましょう。
B:○
困っていることを聞き、気持ちが楽になるように前向きな言葉がけをしましょう。時には、厳しい現状を伝えなければならない場面もありますが、子どものためを思って一緒に支え合いましょう。
C:×
保育士への不信感に繋がります。親子のコミュニケーションだけでなく、園との繋がり方もその子にとって今後の可能性を大きく変えてしまうかもしれません。親身になって対応しましょう。
D:×
自分の子がいきなり障害がありますと言われたら、ショックを受けてしまうと思います。日々のやりとりをしながら、もしもっと的確なアドバイスを求めていたり、母親からの質問があれば専門機関の紹介を行いましょう。クラス担任だけでなく、園長の力を借りることも大切です。
誤りです。
誤りです。
正解です。
誤りです。
誤りです。
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04
正解は「A:○ B:○ C:× D:×」です。
A→〇
保育所における子育て支援のためにも、子どもの育ちを家庭・保育所両面から支えるためにも、保護者とのコミュニケーションはとても大切です。
事例の子どもの保護者への対応として保育所での関わり方・気づきや工夫を伝えることは適切なことです。
B→〇
保護者に育児に関する不安や心配事が見られる場合、希望があれば個別に対応することも必要です。不安を自ら口に出した保護者に対し、具体的な内容を尋ねる質問を返すことは適切なことです。
C→×
このような発言は一方的に保護者にしつけを押し付けており、不適切です。
保育所は「養護と教育が一体的に展開される」場であり、保育所でも子どもが安心して過ごせるよう対応しなければなりません。
D→×
「発達障害」だと決めつける発言は不適切です。発育・発達に関する課題や問題が見られた場合は関係機関と連携をとり、保護者を支援していくことが必要です。
上記説明より、誤りです。
上記説明より、誤りです。
正解です。
上記説明より、誤りです。
上記説明より、誤りです。
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