保育士の過去問
令和4年(2022年)前期
社会福祉 問12
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問題
保育士試験 令和4年(2022年)前期 社会福祉 問12 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、コノプカ( Konopka, G.)のグループワークの定義である。( A )~( C )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
グループワークは、( A )なグループ経験を通じて、( B )の社会的に機能する力を高め、また個人、集団、地域社会の諸問題に、より効率的に、より( C )に対処しうるよう、人々を援助するものである。
【語群】
ア 自発的 イ 意図的 ウ 個人 エ 集団 オ 弾力的 カ 効果的
グループワークは、( A )なグループ経験を通じて、( B )の社会的に機能する力を高め、また個人、集団、地域社会の諸問題に、より効率的に、より( C )に対処しうるよう、人々を援助するものである。
【語群】
ア 自発的 イ 意図的 ウ 個人 エ 集団 オ 弾力的 カ 効果的
- A:ア B:ウ C:オ
- A:ア B:エ C:イ
- A:イ B:ウ C:カ
- A:イ B:エ C:カ
- A:カ B:ウ C:オ
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この過去問の解説 (4件)
01
正解は3です。
【ポイント】
グループワークとは、利用者がグループのプログラム活動に参加することで、
お互いに影響を受け、個人が変化する援助の過程をいいます。
グループワークとは何か、その内容を把握しておけば回答しやすいと思います。
(問題分は、コノプカによる「集団援助技術(グループワーク)の定義」そのままの文章です)
A、イ(意図的)
→意図的なグループ経験とは、何らかの目的を持って作られたグループ活動を
行うことです。グループ経験は、参加者一人ひとりの能力を高めるために、
意図して作られていることが重要です。
B、ウ(個人)
→「グループワーク」という言葉の意味を調べてもらうと、焦点があたっている
のは個人であることがわかります。集団の影響を利用して、個人一人ひとりの
問題解決を図ります。
C、カ(効果的)
→「弾力的」とは「その時の状況に応じて、柔軟に対応するさま」のことを
指します。これもまた大切なスキルだと思いますが、求められる内容が
高度かもしれません。
ここでは、グループ経験で身についた能力を使い、自分の持つ力の範囲内で、
効率的・「効果的」に対処できるように支援することが重要だと述べられています。
【その他】
コノプカ:ドイツ出身のグループワーク研究者です。
小集団が持つ治療的機能に着目し、収容施設入所者、非行少年、
情緒障害児に対する治療教育的グループワークを開拓しました。
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02
正解は3です。
コノプカはアメリカのグループワーク研究者で、非行少年や情緒障害児に対し、治療教育的グループワークを開拓して設問文のように提唱していました。
A.イ 意図的
意図的なグループワークとは自然に発生するものではなくグループを作って任意のテーマについて活動することです。
B.ウ 個人 C.カ 効果的
非行少年等を対象にしているため、まずは個人の社会的機能力を高めると考えましょう。そして集団の中における、あるいは集団を通しての個別化を目標としたグループワークで効率的・効果的に対処できるようにサポートしていきます。
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03
正解は「A:イ B:ウ C:カ」です。
グループワークとは集団を活用して個人の問題解決を図るものです。
その集団は目的などを共通にした意図的なグループである必要があります。
コノプカは主著「ソーシャル・グループワーク:援助の過程」「収容施設のグループワーク」があります。
上記説明より誤りです。
上記説明より誤りです。
上記説明より正解です。
上記説明より誤りです。
上記説明より誤りです。
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04
もともとグループワークとは集団での活動によりメンバー個人の問題解決や成長を図ることです。
このグループワークをドイツ出身の研究者のコノプカが定義したものがそのまま出題されています。
A→イ 意図的
グループワークは問題解決を援助するための活動のため、意図的に組まれた集団の中で経験を積むことで課題を乗り越えていくスキルを高めていきます。
B→ウ 個人
先述のとおり、最終的には個人の問題解決や成長を図るのが目的のため、この空欄は個人となります。
C→カ 効果的
上記説明より、誤りです。
上記説明より、誤りです。
正解です。
上記説明より、誤りです。
上記説明より、誤りです。
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