保育士の過去問
令和4年(2022年)前期
保育の心理学 問4
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問題
保育士試験 令和4年(2022年)前期 保育の心理学 問4 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、子どもの読み書きに関する記述である。( A )~( D )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
( A )とは読み書き能力、識字力のことであり、萌芽的( A )とは実際に読み書きができるようになる前の子どもが遊びの中で示す、あたかも読み書きができるように振る舞う様々な活動をさす。読み書きができるようになるには( B )が必要となる。例えば、「くるま」の真ん中の音を取ると何になるかと聞かれて、「くま」と答えることができるのは( B )の表れである。( B )の発達は( C )などの遊びを経験することによって促進される。日本語を母語とする子どもの場合、平仮名のそれぞれの文字が( D )に対応していることに気づくと急激に他の文字も読めるようになる。
【語群】
ア 音節 イ しりとり ウ リテラシー エ 音韻意識 オ 意味
カ 音声理解 キ ナラティブ ク 統語 ケ ままごと
( A )とは読み書き能力、識字力のことであり、萌芽的( A )とは実際に読み書きができるようになる前の子どもが遊びの中で示す、あたかも読み書きができるように振る舞う様々な活動をさす。読み書きができるようになるには( B )が必要となる。例えば、「くるま」の真ん中の音を取ると何になるかと聞かれて、「くま」と答えることができるのは( B )の表れである。( B )の発達は( C )などの遊びを経験することによって促進される。日本語を母語とする子どもの場合、平仮名のそれぞれの文字が( D )に対応していることに気づくと急激に他の文字も読めるようになる。
【語群】
ア 音節 イ しりとり ウ リテラシー エ 音韻意識 オ 意味
カ 音声理解 キ ナラティブ ク 統語 ケ ままごと
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は1です。
A.ウ:リテラシー
リテラシーとは「読み書き能力」のことです。
ちなみに不正解の選択肢のナラティブとは「話術や語り」という意味です。
B.エ:音韻意識
音韻意識とは、「くるま」は「く」と「る」と「ま」という3つの音でできているということが分かることです。
C.イ:しりとり
読み書きの能力を伸ばすにあたり、Bの音韻意識の発達はしりとりが効果的と考えられます。ままごとは音韻意識の発達というよりは会話のやりとりや想像力を伸ばすと想定できます。
D.ア:音節
言葉における音の単位で、ひとまとまりの音のことです。
ちなみに不正解の選択肢の統語は「文が構成される仕組み」という意味です。
また、平仮名それぞれの文字自体に意味はないのでオも不正解と考えられます。
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02
正解は1です。
【ポイント】
文章をしっかりと読み、答えがわかる箇所から埋めていき選択肢を絞っていくと良いと思います。
A、ウ リテラシー
ここでは、「読み書き能力、識字力」を意味する言葉を尋ねられているので、「読み書きの能力」という意味を持つ『リテラシー』が入ります。
B、エ 音韻意識
『音韻意識』とは、「う」と「さ」と「ぎ」の3つの音でできているということがわかることや、最初の音は「う」・最後の音は「ぎ」・真中は「さ」というように音の位置がわかることです。
これが出来るようになると、聞いたことばをどんどん覚えて、自分でも使うようになります。
C、イ しりとり
『しりとり』は音韻意識に関する代表的な遊びの1つです。
初めの音や終わりの音を意識しながら遊ぶことで、言葉の理解につながります。
ままごとも言葉のやりとりを行いますが、音韻意識を持つというよりは自分の思いを相手に伝えたり、イメージを豊かに表現することがねらいとなります。
D、ア 音節
『音節』は、言語における音の単位です。「ことば」を短く区切ると「こ」「と」「ば」となります。
その1つ1つが音節です。日本語は原則として、ひらがな1文字に1音節が対応する形になります。
1音ずつ聞き取り1つの文字を当てはめていくことで、言葉の理解が広がります。
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03
正解は「A:ウ B:エ C:イ D:ア」です。
A:ウ リテラシー
読み書きに関する問題なので、識字力の意味を持つリテラシーが入ります。ナラティブとは、物語、語り口という意味合いです。
B:エ 音韻意識
音韻理解とは言葉を構成する文字や文字の位置がわかることを言います。
C:イ しりとり
音韻意識を育むのにしりとりは有効です。ままごとはイメージの共有などに有効です。
D:ア 音節
言葉における音の単位のことです。
正解です。
誤りです。
誤りです。
誤りです。
誤りです。
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