正解は2です。
【ポイント】
分かるところから解いて、選択肢を絞りましょう。
A、モニタリング
『モニタリング』とは、和訳すると「観察し、記録すること」です。
福祉分野では、「目標に対して現在の状況はどの地点なのかを評価し、
どのように改善していくかを検討する過程」を指す言葉として使用しています。
『モデリング』は、「他者の行動を観察しながらその行動を学ぶこと」です。
B、メタ認知
『メタ認知』とは、「自分が認知していることを客観的に把握し、
制御すること」です。
「メタ」は「高次の」という意味があります。
『メタ認知』の直接的な意味は、「自分が“認知している”こと(記憶や思考、
学習したことなど)を、「高次の(=メタ)」視点から認知しよう」
となります。
『メタ・コミュニケーション』とは、「言語を超えたコミュニケーション」
といった意味があります。
会話は、互いに同じ認識があるからこそ成り立ちます。分からない時には、
確認したり状況に合わせて変更する必要があります。
メタ・コミュニケーションは、このコミュニケーションの確認・調整の
ためのコミュニケーションをとることです。
C、幼児期後半
メタ認知は、『幼少時(3歳前後)』にあらわれるとされています。
子どもの年齢とともに発達することが分かっており、子どもの興味・関心や
能力に合えば、就学前段階の子どもであっても、 あらかじめ計画を立てたり、
自分の活動を調整することが出来るようになります。
メタ認知が大きく発達するのは、学童期後半からだともいわれていますが、
ここで尋ねられているのは「メタ認知が始まる時期」なので、『幼児期後半』
がふさわしいです。
D、内発的動機づけ
『内発的動機づけ』とは、自分自身でやる気を引き出して物事に取り組んだり、
その行為自体を楽しんだりすることです。
内発的動機づけは、簡単にいえば「それが好きだから、おもしろいからやって
いる」という状態なので、意識せずとも高いモチベーションを維持することが
可能といえます。
一方、『外発的動機づけ』とは、賞罰や第三者といった自分以外の何かによって
やる気が引き出されることです。