保育士の過去問
令和4年(2022年)前期
保育の心理学 問16
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問題
保育士試験 令和4年(2022年)前期 保育の心理学 問16 (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、「少子化社会対策大綱」(令和2年5月29日 閣議決定)に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 結婚は個人の自由な意思決定に基づくものであるので、地方公共団体が、出会いの機会・場の提供、結婚に関する相談・支援や支援者の養成、ライフプランニング支援などの総合的な結婚支援をすることはない。
B 妊娠・出産への支援では、不妊治療への経済的負担軽減を図るための助成金、また、妊娠期から子育て期にわたるまでの様々なニーズに対して、切れ目のない支援体制の充実に取り組む。
C 男女ともに仕事と子育てを両立できる環境の整備として、就労希望者の潜在的な保育ニーズに対応し、就労しながら子育てをしたい家庭を支えるための待機児童解消、男性の家事・育児参画の促進を推進する。
D 地域社会による子育て支援としては、国が全国一律に子育て家庭に共通の困難やニーズを把握し、子ども・子育て支援の充実を図る。また、保護者の就労形態や就労の有無に応じた多様な保育・子育て支援を提供する。
A 結婚は個人の自由な意思決定に基づくものであるので、地方公共団体が、出会いの機会・場の提供、結婚に関する相談・支援や支援者の養成、ライフプランニング支援などの総合的な結婚支援をすることはない。
B 妊娠・出産への支援では、不妊治療への経済的負担軽減を図るための助成金、また、妊娠期から子育て期にわたるまでの様々なニーズに対して、切れ目のない支援体制の充実に取り組む。
C 男女ともに仕事と子育てを両立できる環境の整備として、就労希望者の潜在的な保育ニーズに対応し、就労しながら子育てをしたい家庭を支えるための待機児童解消、男性の家事・育児参画の促進を推進する。
D 地域社会による子育て支援としては、国が全国一律に子育て家庭に共通の困難やニーズを把握し、子ども・子育て支援の充実を図る。また、保護者の就労形態や就労の有無に応じた多様な保育・子育て支援を提供する。
- A:○ B:○ C:○ D:×
- A:○ B:○ C:× D:○
- A:○ B:× C:× D:○
- A:× B:○ C:○ D:×
- A:× B:× C:× D:○
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は4です。
A.×
最後の部分が不適切です。養成ライフプランニング支援などの総合的な結婚支援等も行います。現代ではAIを用いたマッチングをすることもあります。
B.〇
不妊治療は大きな金銭的負担がかかるので、助成金による援助は重要です。金銭面で不妊治療をしてまで妊娠出産をする、というのを諦める人も少なくありません。また、断続的な支援よりは切れ目のない支援が重要です。
C.〇
保育園が見つからない・入れないから日中子どもを見る人がいないために仕事を辞めたり働き方を変更せざるを得ない人もいます。そういったことから妊娠をためらう人もいるので、国でそういった面を改善していく必要があります。
D.×
「国が全国一律に~」ではなく、地域の巡回指導員が各事業所や家庭を回ってそれぞれの困難やニーズを把握し、連携して支援に繋げていきます。
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02
正解は4です。
【ポイント】
「保育」「教育」「福祉」のカテゴリーに特化した内容でもいいので、日々のニュースに関心を寄せて記事の内容に目を通す習慣をつけていると、正解が導きやすいです。
A、✕
近年、「婚活」という言葉がマスメディアで度々取り上げられ、各都道府県・市町村でも総合的な結婚支援をするようになっています。
B、〇
少子高齢化が進む日本では、国をあげて子育て世帯への支援に力を入れています。
3歳以上の保育料が無償になったり不妊治療が保険適応になるなど、妊娠・出産への支援が手厚くなっています。
C、〇
「待機児童解消」「男性の家事・育児参画の促進」は聞きなじみのあるワードだと思います。
男女の区別なく、仕事と育児が両立できる環境作りが進められています。「産後パパ育休(出生時育児休業)」が令和4年10月から施行されたのも、男性が育児に参加しやすい環境を作るための対策です。
D、✕
地域ごとに子育て支援の内容は異なるため、「全国一律」での対応は不適切です。
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03
A:×
地方公共団体が結婚支援を行うこともあります。
B:○
不妊治療は高額なので助成金は重要です。また、妊娠期から子育て期の切れ目のない支援も重要です。
C:○
男女関係なく働きながら子育てをしやすい環境にするための施策が求められています。
D:×
自治体ごとに子育て家庭のニーズは異なる可能性があります。「全国一律」は不適切です。
誤りです。
誤りです。
誤りです。
正解です。
誤りです。
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