保育士 過去問
令和4年(2022年)前期
問126 (子どもの食と栄養 問7)

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問題

保育士試験 令和4年(2022年)前期 問126(子どもの食と栄養 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、「授乳・離乳の支援ガイド」( 2019年:厚生労働省)の離乳の支援に関する記述である。( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

・離乳後期は、( A )固さのものを与える。離乳食は1日( B )回にし、食欲に応じて、離乳食の量を増やす。食べているときの口唇は、( C )の動きとなる。
・蜂蜜は、乳児ボツリヌス症を引き起こすリスクがあるため、( D )を過ぎるまでは与えない。
  • A:舌でつぶせる    B:2  C:左右対称   D:1歳
  • A:舌でつぶせる    B:3  C:左右非対称  D:2歳
  • A:歯ぐきでつぶせる  B:2  C:左右対称   D:2歳
  • A:歯ぐきでつぶせる  B:3  C:左右非対称  D:1歳
  • A:歯ぐきで噛める   B:3  C:左右対称   D:1歳

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この過去問の解説 (3件)

01

答えは「」です。

A:歯ぐきでつぶせる

「舌でつぶせる固さ」は、離乳食中期

「歯ぐきで噛める固さ」は、

  離乳食完了期の目安になります。

B:3

離乳食初期は1日1

中期は1日2

後期から1日3

食事をとるようにします。

C:左右非対称

食べている時に左右非対称になるのは、

唇が片側ずつ伸縮し、

噛んでいる時の口角が上がるからです。

D:1歳

乳児は腸内細菌の環境が整っておらず、

蜂蜜を食べてしまうとボツリヌス菌が増え

体内で毒素を作ってしまい、

乳児ボツリヌス症」を発症します

便秘が数日間続き、全身の筋力低下

脱力状態哺乳力の低下泣き声が小さくなる等、

様々な症状があります。

参考になった数53

02

正解は「4」です。

4 .A:歯ぐきでつぶせる  B:3  C:左右非対称  D:1歳

A:歯ぐきでつぶせる

離乳後期では舌を使って歯ぐきに食べ物を乗せてつぶせるようになります。

B:3

離乳食は1日3回にし、食欲に応じて量を増やします。

C:左右非対称

噛んでいる方向に依るので左右非対称な口の動きをします。

D:1歳

乳児ボツリヌス症は便秘や首のすわりが悪くなるといった症状を引き起こすことがあります。ボツリヌス菌は通常の加熱や調理では死滅しませんので注意が必要です。

参考になった数9

03

正解は

・離乳後期は、( 歯ぐきでつぶせる )固さのものを与える。離乳食は1日(  )回にし、食欲に応じて、離乳食の量を増やす。食べているときの口唇は、( 左右非対称 )の動きとなる。
・蜂蜜は、乳児ボツリヌス症を引き起こすリスクがあるため、( 1歳 )を過ぎるまでは与えない。

です。

選択肢4. A:歯ぐきでつぶせる  B:3  C:左右非対称  D:1歳

A:歯ぐきでつぶせる

舌でつぶせる(豆腐くらい)固さのものを与えるのは離乳中期(生後7か月~8か月頃)です。
離乳後期(生後9か月~11 か月頃)では、歯や歯ぐきで潰せる(バナナくらい)固さのものを与えます。舌で食べ物を歯ぐきの上に乗せることができるようになるためです。
離乳の完了期(生後 12 か月から 18 か月頃)には、形のあるもの(肉団子くらいの固さ)を嚙みつぶすことができるようになります。
なお、離乳初期(生後5か月~6か月頃)は離乳食を飲み込むこと、その舌ざわりや味に慣れることが主目的であるため、なめらかにすりつぶしたものを与えます。
 

B:3
離乳食の回数は
離乳初期(生後5か月~6か月頃)→1回
離乳中期(生後7か月~8か月頃)→2回
離乳後期(生後9か月~11 か月頃)→3回
が適切です。
 

C:左右非対称
離乳初期では口唇を閉じて捕食や嚥下ができるようになり、口に入ったものを舌で前から後ろへ送り込むことができます。
離乳中期では、舌、顎の動きが前後から上下運動へ移行し、それに伴って口唇は左右対称に引かれるようになります。
離乳後期は、噛んでいる方向に依っていく動きがみられるため、口唇は左右非対称の動きとなります。
 

D:1歳
ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてからが適切です。1歳未満でハチミツを食べると、乳児ボツリヌス症にかかるリスクがあります。
ボツリヌス菌は熱に強いため、通常の加熱や調理で死ぬことはありません。

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