保育士 過去問
令和4年(2022年)前期
問144 (保育実習理論 問9)

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問題

保育士試験 令和4年(2022年)前期 問144(保育実習理論 問9) (訂正依頼・報告はこちら)

次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
F君( 5歳、男児)は、「はじき絵」(バチック)の技法でヒマワリを描こうとしています。最初に黄色のクレヨンで花弁を描き、茶色のクレヨンで中央の部分を描きました。その上から水色の水彩絵の具を塗りましたが、クレヨンで描いたところがほとんどはじかず、F君がもう一枚「はじき絵」の技法で描きたいと言いました。

【設問】
次のうち、クレヨンで描いたところがきちんとはじくためのアドバイスとして、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  力を入れてクレヨンを濃く塗る。
B  クレヨンをもっと薄く塗る。
C  多めの水で薄めた水彩絵の具を塗る。
D  水を入れずに濃い水彩絵の具を塗る。
  • A:○  B:○  C:○  D:○
  • A:○  B:○  C:×  D:○
  • A:○  B:×  C:○  D:×
  • A:×  B:○  C:×  D:×
  • A:×  B:×  C:○  D:×

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この過去問の解説 (3件)

01

答えは「」です。

A:〇

クレヨンは※顔料を固めたものです。

※顔料とは水や溶剤に溶けない着色料のことです。

水に溶けにくいので、

濃く描くことでその部分は水をはじきます。

B:×

Aと反対のことが書かれています。

薄く描いてしまうと、

絵の具がはじかないため、答えは×になります。

C:〇

絵の具より、水の量を多めにすることで

クレヨンをはじきやすくします。

D:×

Cと反対のことが書かれています。

絵の具の配分が多くなってしまうと

クレヨンをはじきにくくしてしまうため、

答えは×になります。

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02

正解は「3」です。

3 .A:○  B:×  C:○  D:×

クレヨンは油性のものなので水をはじきます。その特性を活かすため

・クレヨンを濃く塗る

・水を多めに使った薄い絵の具を塗る

といった工夫でクレヨンで描いた部分がくっきりと浮く絵が出来上がります。

参考になった数6

03

答えは

「A:○ B:× C:○ D:×」

です。

 

選択肢3. A:○  B:×  C:○  D:×

はじき絵(バチック)は、クレヨンの油分と水彩絵の具の性質を利用する絵画の技法です。油が水をはじく仕組みを使って、クレヨンで描いた絵が浮き出てくる様子を楽しみます。

クレヨンは濃く塗ると水彩絵の具をはじきやすくなります。また、使用する水彩絵の具の量は少なめでよく、多めの水で溶くことで、クレヨンで描いた模様が浮かびやすくなります

 

以上をふまえて選択肢と照らし合わせると

A 力を入れてクレヨンを濃く塗る。ー◯
B クレヨンをもっと薄く塗る。ー×
C 多めの水で薄めた水彩絵の具を塗る。ー◯
D 水を入れずに濃い水彩絵の具を塗る。ー×

となります。

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