問題
A 日常生活の中で活用するため、数量の計算や図形の区別をする。
B 日常生活の中で活用するため、楽しんで文字の読み書きができる。
C 自然に触れて生活し、その大きさ、美しさ、不思議さなどに気付く。
D 身近な物を大切にする。
A 日常生活の中で活用するため、数量の計算や図形の区別をする。
→×です。
「日常生活の中で数量や図形などに関心をもつ。」という記述があるので×です。
日所生活の中で活用するために数量や図形の区別をする必要があるのではなく、
日常生活の中で数量や図形に興味を持ち、
その興味を掘り下げていくことで初めて区別がついたり日常生活の中で活用できるようになったりすると考えることが適切です。
B 日常生活の中で活用するため、楽しんで文字の読み書きができる。
→×です。
「日常生活の中で簡単な標識や文字などに関心をもつ。」という記述があるので×です。
こちらもAでの解説と似ています。
問題文には「楽しんで」と書いてあるので一見適切なように見えますが、
「読み書きができる」と「読み書きに関心をもつ」ことは大きな差があります。
日常生活の中で、文字や標識に触れて興味を持って初めて「読んでみたい、書いてみたい」という気持ちが生まれます。
保育指針の中では、「読み書きができる」ことではなく、その前段階の「興味を持つ」ことをねらいとして定めています。
C 自然に触れて生活し、その大きさ、美しさ、不思議さなどに気付く。
→〇です。
D 身近な物を大切にする。
→〇です。
よって、
A:× B:× C:○ D:○
となる選択肢が正解です。
不適切です。
不適切です。
不適切です。
適切です。
不適切です。
3歳以上児の保育に関するねらい及び内容は、「保育所保育指針」第2章「保育の内容」3「3歳以上児の保育に関するねらい及び内容」の中に記述があります。
問題の「環境」に加えて「健康」「人間関係」「言葉」「表現」の5領域があるので、どの領域が問題になってもいいように確認しておきましょう。
A、B、C、Dすべて間違っています。
Aについて、「日常生活の中で数量や図形などに関心を持つ」という一文はありますが、日常生活の中で活用するため、数量や図形を区別するためという部分は入っていないので間違いになります。
×が正しい答えです。
A、C、Dが間違いです。
Dについて記述の通りなので、○が正しい答えです。
B、Dが間違いです。
Bについて、「日常生活の中で活用するため、楽しんで文字の読み書きができる」という一文はありません。日常生活の中で簡単な標識や文字などに関心を持つことが大切です。
よって、×が正しい答えです。
正しい組み合わせです。
保育の内容のどの領域でも、〜できる、〜区別するという表現はありません。
Cが間違いです。
Cの「自然に触れて生活し、その大きさ、美しさ、不思議さなどに気付く。」は記述の通りです。
「保育所保育指針」第2章「保育の内容」「3歳以上児の保育に関するねらい及び内容」は、出題されることが多いので、全体に読んでおきましょう。
そこから、ポイントになる言葉や内容を覚えておくと理解しやすいです。