保育士の過去問
令和4年(2022年)後期
保育原理 問19
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問題
保育士試験 令和4年(2022年)後期 保育原理 問19 (訂正依頼・報告はこちら)
次の【Ⅰ群】の事項と、【Ⅱ群】の記述を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
A ヘッドスタート
B レッジョ・エミリア・アプローチ
C モンテッソーリ・メソッド
【Ⅱ群】
ア 1998年にイギリスにおいて発足した、経済的・社会的支援を必要とする地域への早期介入の補償保育・教育プログラム
イ 子ども自身が、深く集中し継続するように考案された「日常生活の訓練」「感覚訓練」「読み書きと算数」等の教具を選択して活動し、教師は仲介者に徹する教育法
ウ 保育方法の特徴は、プロジェクトと呼ばれるテーマ発展型の保育であり、教師、親、行政関係者、教育学の専門家等が支え合って子どもの活動を援助するイタリア北部にある都市における実践
エ 1965年にアメリカで開始された、教育機会に恵まれない子どもを対象とした大がかりな就学前準備教育
【Ⅰ群】
A ヘッドスタート
B レッジョ・エミリア・アプローチ
C モンテッソーリ・メソッド
【Ⅱ群】
ア 1998年にイギリスにおいて発足した、経済的・社会的支援を必要とする地域への早期介入の補償保育・教育プログラム
イ 子ども自身が、深く集中し継続するように考案された「日常生活の訓練」「感覚訓練」「読み書きと算数」等の教具を選択して活動し、教師は仲介者に徹する教育法
ウ 保育方法の特徴は、プロジェクトと呼ばれるテーマ発展型の保育であり、教師、親、行政関係者、教育学の専門家等が支え合って子どもの活動を援助するイタリア北部にある都市における実践
エ 1965年にアメリカで開始された、教育機会に恵まれない子どもを対象とした大がかりな就学前準備教育
- A:ア B:イ C:ウ
- A:ウ B:ア C:イ
- A:ウ B:エ C:ア
- A:エ B:ア C:ウ
- A:エ B:ウ C:イ
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この過去問の解説 (2件)
01
A ヘッドスタート
→アメリカで1960年代から行われている、
貧困層の家庭や支援が必要な子どもに対して行われる就学援助を行うプログラムです。
文字の読み書きや算数などの学習から、健康や栄養面などのサポートなど、多様な支援がなされています。
B レッジョ・エミリア・アプローチ
1960年代にイタリアで導入されたカリキュラムです。子どもの主体性を大切にし、
アート活動やプロジェクト活動を積極的に取り入れています。
保育者からの決められた活動ではなく、子どもたちのグループと共に一つのことに取り組み、
協調性や自立心を身に着けることがねらいです。
C モンテッソーリ・メソッド
1900年代にイタリアのマリア・モンテッソーリという医師によって開発されました。
年齢により決められた活動等ではなく、子ども一人一人の興味のあることを集中して行う中での学び、問題解決能力の獲得をねらいとしています。
大人が何かを教えるのではなく、子ども自らが主体的に行える環境を整えたり、
子どもが自分でできるようなサポートをするという特徴があります。
モンテッソーリ・メソッドの中で行われる活動は「お仕事」と呼ばれています。
よって、
A エ B ウ Cイ
となる選択肢が正解です。
残ったアの内容は「シュア・スタート」の説明文です。
不適切です。
不適切です。
不適切です。
不適切です。
適切です。
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02
A:ヘッドスタート
1965年に『アメリカ』で開始されている、支援を必要としている家庭の子どもを対象に、就学援助を実施するプログラムです。
プログラム内容の一例として、
・アルファベットを読めるようにする
・数字を10まで数えられるようにする
と、あります。
B:レッジョ・エミリア・アプローチ
自由なアート活動を楽しんだり、子どもが活動テーマや方法を決めたり、活動記録を自分で写真に残したりする特徴があります。
C:モンテッソーリ・メソッド
1900年代にイタリアの医学博士『マリア・モンテッソーリ』によって開発されました。子どもの発達段階に応じてどんな関わりが必要か、その子に適切な個別の対応をしていくというものです。 モンテッソーリメソッドの特徴として「縦割りクラス」があります。 縦割りクラスとは、異年齢混合の中で過ごすことで、年下の子は年上から教えてもらったり、姿を見て学んだりし、年上の子は今まで自分が学んだことを年下の子に教えたり、世話をしたりする特徴があります。
よって、
A:エ B:ウ C:イ
となる選択肢が正解です。
残ったアの内容は「シュア・スタート」の説明文です。
シュア・スタートは、1999年にイギリスにおいて発足した経済的・社会的支援を必要とする地域の、就学前の子どもがいる家庭が対象になっている、早期介入施策です。
全ての事項と記述が一致しないため、不適切です。
A:ウ、B:アの事項と記述が一致しないため、不適切です。
全ての事項と記述が一致しないため、不適切です。
B:ア、C:ウの事項と記述が一致しないため、不適切です。
全ての項目と事項が記述するため、適切です。
開始・導入がされた国や人物像がカギとなります。
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