保育士の過去問
令和4年(2022年)後期
社会的養護 問3
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問題
保育士試験 令和4年(2022年)後期 社会的養護 問3 (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、「児童養護施設入所児童等調査の概要(平成30年2月1日現在)」(厚生労働省)における母子生活支援施設入所世帯(母親)の状況に関する記述として、適切なものを一つ選びなさい。
- 入所理由は「経済的理由による」が最も多い。
- 在所期間は「10年以上」が最も多い。
- 母子世帯になった理由は、「未婚の母」が最も多い。
- 平均所得金額(不明を除く)はおおよそ「166万円」である。
- 母の従業上の地位は、「常用勤労者」が最も多い。
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この過去問の解説 (2件)
01
母子生活支援施設に入所する世帯(母親)の状況について
ポイントをおさえておきましょう。
不適切です。
母子生活支援施設への入所理由は、
「配偶者からの暴力」が 50.7%(前回 45.7%)で最多です。
次いで「住宅事情による」が 16.4%(前回 15.9%)、
「経済的理由によ る」が 12.8%(前回 18.7%)となっています。
不適切です。
母子生活支援施設へ入所してからの期間は、
「5 年未満」が 87.1%(前回 85.7%)と大部分を占め、
「5 年未満」の中でも「1 年未満」が 33.1%(前回 37.9%)、
「1 年」 が 23.9%(前回 21.9%)となっています。
不適切です。
母子世帯になった理由は、
「離婚」が 56.9%(前回 58.3%)と最多です。
次いで「未婚の母」が 16.0%(前回 14.5%)となっています。
適切です。
母子生活支援施設入所世帯の平成 29 年の年間所得分布は、
「不祥」を除いた分について「平均所得金額」をみると、
192 万 6 千円(前回 172 万 3 千円)となっており、
一般家庭の 551 万 6 千円(平成 30 年国民生活基礎調査)の 3 割程度に止まっています。
不適切です。
母子生活支援施設の入所世帯の母親の 67.0%(前回 66.1%)は就業しています。
就業している母親では、「臨時・日雇・パート」が 46.0%(前回 50.3%)と最多です。
「常用勤労者」が 16.5%(前回 13.6%)となっています。
また「不就業」については、32.2%(前回 33.5%)となっています。
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02
「厚生労働省 児童養護施設入所児童等調査の概要(平成30年2月1日現在)」「Ⅴ 母子生活支援施設入所世帯(母親)の状況 」の、それぞれの項目に記載があります。母子生活支援施設に入所する世帯(母親)の状況についてポイントをおさえておきましょう。
「2 入所理由及び在所期間 」「(1)入所理由」において、「母子生活支援施設への入所理由は、「配偶者からの暴力」が50.7%(前回45.7%)で最も多く、次いで「住宅事情による」が16.4%(前回15.9%)、「経済的理由による」が12.8%(前回18.7%)となっている。」と結果が出ているため、不適切です。
「2 入所理由及び在所期間 」「(2)在所期間」において、「母子生活支援施設へ入所してからの期間は、「5年未満」が87.1%(前回85.7%)と大部分を占め、「5年未満」の中で「1年未満」が33.1%(前回37.9%)、「1年」が23.9%(前回21.9%)となっている。」と結果が出ているため、不適切です。
「4 母子世帯になった理由 」において、「母子世帯になった理由は、「離婚」が56.9%(前回58.3%)と最も多く、次いで「未婚の母」が16.0%(前回14.5%)となっている。」と結果が出ているため、不適切です。
「8 年間所得 」において、「母子生活支援施設入所世帯の平成 29 年の年間所得分布は、表33のとおりとなっている。「不祥」を除いた分について「平均所得金額」をみると、192万6千円(前回172万3千円)となっており、一般家庭の551万6千円(平成30年国民生活基礎調査)の3割程度に止まっている。」と結果が出ており、「表33 年間所得別母子生活支援施設入所世帯数」において、100~199万円が全体の38.0%と最も多く占めているため、適切です。
「6 従業上の地位及び仕事の種類 」「(1)従業上の地位母子生活支援施設の入所世帯の母親の67.0%(前回66.1%)は就業している。就業している母親では、「臨時・日雇・パート」が46.0%(前回50.3%)と最も多く、「常用勤労者」が16.5%(前回13.6%)となっている。また「不就業」については、32.2%(前回33.5%)となっている。」と結果が出ているため、不適切です。
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