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保育士の過去問 令和4年(2022年)後期 子ども家庭福祉 問20

問題

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次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
X保育所に通うZ君(5歳・男児)は、両親が1年前に離婚し、母親と2人で暮らしている。
Z君は給食の時間、自分の分の給食を食べ終わると、まだ食べている最中の隣の子の分の給食に手を出して食べてしまうという行為をクラス担当のY保育士が見かけた。
Y保育士はその場でZ君に隣の子の給食に手を出さないように注意をし、その日は治まったものの、後日同様の行為を繰り返した。給食終了後に2人きりでZ君に「なぜ隣の子の給食を食べようとするの?」とY保育士が聞いたところ、
「お母さんが仕事で疲れていて、たまに夕ご飯を作ってもらえないことがある」と答えた。

【設問】
次のうち、Y保育士がZ君の母親に利用を勧める社会資源として最も適切なものを一つ選びなさい。
   1 .
地域の子ども食堂の利用
   2 .
放課後児童クラブの利用
   3 .
乳児院への入所
   4 .
児童発達支援センターへの通所
   5 .
養育里親への委託
( 保育士試験 令和4年(2022年)後期 子ども家庭福祉 問20 )
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この過去問の解説 (3件)

2

保育士が母親に利用を勧められる社会資源について問うています。

地域の子ども食堂:子供が一人でも行ける無料または低価格の食堂。家庭で食事をするのが困難な場合などに栄養バランスのよい食事を提供しています。地域の人たちの協力により成り立っており、ボランティアや寄付によって賄われています。

放課後児童クラブ:放課後や学校休業日に、共働きやひとり親家庭の小学生に遊びや生活の場を提供します。厚生労働省管轄で、児童福祉法に基づいて運営されています。

乳児院:乳児(孤児)を入院させて養育したり、退院した人たちの相談に乗ったり、援助をしたりする児童福祉施設です。0~2歳の乳児が入所対象ですが、平成16年の児童福祉法改正で「保健上安定した生活環境の確保その他の理由による特に必要のある場合」には幼児も入所することが可能になりました。

児童発達支援センター:児童福祉法第43条に定められた児童福祉施設。医療型と福祉型があります。身体・知的・精神障害(発達障害を含む)のいずれかがあり、未就学の子どもが対象です。日常生活における基本的動作の指導、集団生活適応のための訓練などを行います。

養育里親:児童福祉法に基づく里親の一つ。通常親権を有さずに児童を養育します。保護者のない子どもや保護者に任せることが不適当である児童を引き取る場合が多いです。0~18歳までの子どもが対象です。

選択肢1. 地域の子ども食堂の利用

正解の選択肢です。

選択肢2. 放課後児童クラブの利用

誤りです。

小学生が対象なので、5歳のZ君は対象外です。

選択肢3. 乳児院への入所

誤りです。

0~2歳の乳児が対象なので、5歳のZ君は対象外です。

選択肢4. 児童発達支援センターへの通所

誤りです。

Z君は、身体・知的・精神障害(発達障害を含む)のいずれもないので対象外です。

選択肢5. 養育里親への委託

誤りです。

母親は健在ですし、たまに夕飯がつくってもらえない時があるくらいではこの母親に任せることが不適当とまでは言えません。

まとめ

社会資源にはどのようなものがあり、定義と利用条件は何かについて整理しておきましょう。

付箋メモを残すことが出来ます。
2

正解は「地域の子ども食堂の利用」です。

この問題に答えるためには様々な社会資源の知識が必要です。

児童の健全育成と保育施策、要保護児童施策、児童福祉施設などについて

理解を深めておきましょう。

選択肢1. 地域の子ども食堂の利用

〇です。

子ども食堂とは、子どもが1人でも行ける無料・低価格の食堂のことを言います。

夕飯の準備が難しい母親に、こちらの制度を利用する事を勧めましょう。

Z君も共食の機会が増え、楽しみながら過ごせます。

選択肢2. 放課後児童クラブの利用

×です。

放課後児童クラブは、保護者が共働きで

昼間家に居ない状況の小学生を預けることのできる施設です。

Z君はまだ、保育園児(5歳)なので預ける事ができません。

選択肢3. 乳児院への入所

×です。

乳児院へ入所できる子どもは0~2歳児の乳幼児です。

Z君は5歳児なので入所できません。

選択肢4. 児童発達支援センターへの通所

×です。

児童発達支援センターとは、身体、知的、精神に障害がある

未就学児に対する通所訓練施設です。

今回の事案とこちらの施設は関係がないので勧められません。

選択肢5. 養育里親への委託

×です。

養育里親への委託とは、養子縁組を目的とせず、

要保護児童を養育する里親へ委託することを言います。

いきなり里親を勧めるわけではなく、まずは家庭状況を聞きましょう。

0

適切な社会資源を問う問題です。

この親子にとっての課題は、「Z君がおなかをすかせている」「母親は疲れて夕食を作れないときがある」です。

このポイントを押さえて、選択肢を見ていきます。

選択肢1. 地域の子ども食堂の利用

正解です。

こども食堂」とは、地域住民や自治体が主体となって、無料または低価格帯で子どもたちやその保護者に食事を提供するコミュニティの場です。

食事を作るのが大変な母親にとって、適切な場と考えられます。

選択肢2. 放課後児童クラブの利用

不正解です。

放課後児童クラブ」とは、保護者が共働き等により昼間家庭にいない小学生を預かる場です。児童福祉法の「放課後児童健全育成事業」です。

Z君は保育所に通っているので対象外です。

選択肢3. 乳児院への入所

不正解です。

乳児院」とは、何らかの事情によって保護者と生活することができない乳幼児を保護し、見守り育てる施設です。

Z君は母親と暮らすのが困難な状況とまではいえないので不適切です。

選択肢4. 児童発達支援センターへの通所

不正解です。

児童発達支援センター」とは、発達に不安のある子や何らかの障害がある子どもが通う施設です。

Z君は障害があるとは書かれていないので不適切です。

選択肢5. 養育里親への委託

不正解です。

養育里親」とは、何らかの事情によって保護者と生活することができない乳幼児を家庭生活の中で育てることを目的とした制度です。

Z君は母親と暮らすのが困難な状況とまではいえないので不適切です。

まとめ

事例をしっかりと読み、何が課題なのかを判断しましょう。

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