保育士の過去問
令和4年(2022年)後期
社会福祉 問1
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問題
保育士試験 令和4年(2022年)後期 社会福祉 問1 (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、戦前の社会事業と、それに関わりのある人名の組み合わせとして、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 非行少年を対象とした「家庭学校」 ――― 留岡幸助
B 知的障害児を対象とした「滝乃川学園」 ――― 石井十次
C 孤児などを対象とした「岡山孤児院」 ――― 石井亮一
D 民生委員・児童委員制度の前身とされる「方面委員制度」 ――― 小河滋次郎
A 非行少年を対象とした「家庭学校」 ――― 留岡幸助
B 知的障害児を対象とした「滝乃川学園」 ――― 石井十次
C 孤児などを対象とした「岡山孤児院」 ――― 石井亮一
D 民生委員・児童委員制度の前身とされる「方面委員制度」 ――― 小河滋次郎
- A:○ B:○ C:○ D:○
- A:○ B:○ C:× D:×
- A:○ B:× C:× D:○
- A:× B:○ C:○ D:○
- A:× B:× C:○ D:×
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は「A:○ B:× C:× D:○」です。
A:〇
非行少年を対象とした「家庭学校」を創設したのが、留岡幸助なので〇です。
設立した当時は代用感化院という位置づけでありましたが、
時代の推移によって、現在は児童養護施設と位置付けられています。
B:×
知的障害児を対象とした「滝乃川学園」を創設したのは、石井亮一なので×です。
「滝乃川学園」は、日本初の知的障害児のための福祉施設です。
C:×
孤児などを対象とした「岡山孤児院」を創設したのは、石井十次なので×です。
石井十次は、日本で最初に孤児院を創設した人物で、
「児童福祉の父」と言われています。
D:〇
民生委員・児童委員制度の前身とされる「方面委員制度」を創設したのは
小河滋次郎なので〇です
上記説明より、誤りです。
上記説明より、誤りです。
正解です。
上記説明より、誤りです。
上記説明より、誤りです。
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02
【設問】A~Dについて解説していきます。
A ○です。
留岡幸助は、東京巣鴨や北海道にも家庭学校を設立し、非行少年の感化教育を行いました。
B ×です。
石井亮一が日本初の障害者施設「滝乃川学園」を創設しました。石井亮一は日本知的障害者福祉協会の創設者「知的障害者教育・福祉の父」と呼ばれています。
C ×です。
石井十次が日本で初めての孤児院である「岡山孤児院」を設立しました。
D ○です。
方面委員制度(1918年)は、大阪府知事の林市蔵が小河滋次郎の協力を得て作りました。
上記より正解は以下になります。
「A:○ B:× C:× D:○」
不正解です。
不正解です。
正解です。
不正解です。
不正解です。
人物名とそれに関係する出来事や社会事業は頻出ですのでしっかり覚えておきましょう。
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03
戦前の社会事業と、それに関わりのある人名が問われています。
「家庭学校」:1899年に留岡幸助によって東京巣鴨につくられた、非行少年を対象とした児童福祉施設です。個性を重視した人間形成のために尽力しました。
「滝乃川学園」:1891年に石井亮一によって東京北区に創設された日本最初の知的障害者のための社会福祉施設。現在は東京都国立市に移転されています。石井亮一は「知的障害者教育・福祉の父」と呼ばれた教育者です。
「岡山孤児院」:1887年に石井十次によって岡山市に創設された孤児院です。石井十次は「児童養護の父」と呼ばれています。コッテージ・システム(小舎制)という教育方針をとっており、十二則がありました。
「方面委員制度」:1918年に大阪府の林市蔵知事と政治顧問の小河滋次郎によって、大阪で発足しました。小学校通学区域を一方面と決め、各方面ごとに委員を任命し、担当方面居住者の生活状態を把握し、生活困窮者に適切な救済をする制度です。民生委員・児童委員制度の前身とされています。
BとCが誤りです。
BとDが誤りです。
正解の選択肢です。
A・B・Cが誤りです。
A・C・Dが誤りです。
社会事業とその内容、関わりのある人名を整理しておきましょう。
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