保育士の過去問
令和4年(2022年)後期
保育の心理学 問1
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問題
保育士試験 令和4年(2022年)後期 保育の心理学 問1 (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、バルテス(Baltes, P.B.)の考え方に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A ヒトの発達は、多次元的、多方向的に進みうる。また高い可塑性を有し、獲得と喪失の両方を伴う過程であると仮定する。
B ヒトの発達は、成人という完成体に至るまでの心身機能の変化をみていくものであると考え、そこに至るまでの発達の量的変化を仮定する。
C ヒトの発達は、個人と社会との相互作用過程であり、文化および歴史の中に埋め込まれていると仮定する。
D ヒトの発達は、加齢とともに喪失が増えた場合の適応として、有効に機能する領域がより限定的に選択されるなど防衛機制のメカニズムが発達すると仮定する。
A ヒトの発達は、多次元的、多方向的に進みうる。また高い可塑性を有し、獲得と喪失の両方を伴う過程であると仮定する。
B ヒトの発達は、成人という完成体に至るまでの心身機能の変化をみていくものであると考え、そこに至るまでの発達の量的変化を仮定する。
C ヒトの発達は、個人と社会との相互作用過程であり、文化および歴史の中に埋め込まれていると仮定する。
D ヒトの発達は、加齢とともに喪失が増えた場合の適応として、有効に機能する領域がより限定的に選択されるなど防衛機制のメカニズムが発達すると仮定する。
- A:○ B:○ C:○ D:○
- A:○ B:× C:○ D:×
- A:○ B:× C:× D:○
- A:× B:○ C:○ D:×
- A:× B:× C:× D:○
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この過去問の解説 (2件)
01
A:〇
ヒトの生涯発達は、常に多次元的、多方向的に発達して、
高い可塑性を有し、獲得と喪失の両方を伴う過程であると仮定しています。
B:×
成人までではなく、老人までの、発達量的変化を仮定します。
ここでは、成人までと書かれているので不適切です。
C:〇
ヒトの発達は、個人と社会との相互作用過程であり、
文化および歴史の中に埋め込まれていると仮定します。
D:×
加齢とともに喪失が増えた場合も、獲得するものはあるので、
外部からの援助を受け、補償的・代替的なメカニズムで補っていきます。
上記説明より、誤りです。
正解です。
上記説明より、誤りです。
上記説明より、誤りです。
上記説明より、誤りです。
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02
バルテス(Baltes, P.B.)の考え方に関する問題です。
下記の選択肢をそれぞれみていきましょう。
A:○
「ヒトの発達は、多次元的、多方向的に進みうる。また高い可塑性を有し、獲得と喪失の両方を伴う過程である」と仮定しました。
B:×
バルテスは、ヒトの発達は、死ぬまで心身機能の変化し続けるという生涯発達論を提唱しました。
またバルテスは、ヒトの発達を質的変化と仮定しています。
成人までの完成体に至るまでの心身機能の変化をみていくもの及び量的変化ではないので、この選択肢は誤りといえます。
C:○
ヒトの発達は、個人と社会との相互作用過程であり、文化および歴史の中に埋め込まれていると仮定しました。
D:×
ヒトの発達は、加齢とともに喪失が増えた場合の適応として、有効に機能する領域がより限定的に選択されるなど防衛機制のメカニズムが発達すると仮定したのは、フロイトです。
正解です。
バルテスの生涯発達心理学は頻出問題です。
内容を理解しておきましょう。
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