保育士の過去問
令和4年(2022年)後期
保育の心理学 問5
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問題
保育士試験 令和4年(2022年)後期 保育の心理学 問5 (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、ピアジェ(Piaget, J.)の考え方に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 子どもの道徳性は、大人に依存する人間関係の中で、既存の道徳を受容する他律的道徳から、仲間との対等な関係の中で、ルールを作り出す自律的道徳へと発達する。
B 子どもの道徳判断は、8~9歳頃を境に、行為の結果による判断から行為の動機による判断へと移行する。
C 子どもが世界を認識していく過程には、量的に異なる4つの段階がある。
D 子どもの認知発達において、具体的操作期では記号や数字といった抽象的な事柄についての論理的な思考が可能になっていく。
A 子どもの道徳性は、大人に依存する人間関係の中で、既存の道徳を受容する他律的道徳から、仲間との対等な関係の中で、ルールを作り出す自律的道徳へと発達する。
B 子どもの道徳判断は、8~9歳頃を境に、行為の結果による判断から行為の動機による判断へと移行する。
C 子どもが世界を認識していく過程には、量的に異なる4つの段階がある。
D 子どもの認知発達において、具体的操作期では記号や数字といった抽象的な事柄についての論理的な思考が可能になっていく。
- A:○ B:○ C:○ D:×
- A:○ B:○ C:× D:×
- A:○ B:× C:○ D:○
- A:× B:× C:○ D:○
- A:× B:× C:× D:○
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この過去問の解説 (2件)
01
A:〇
子どもの道徳性は、大人に依存する人間関係の中で、
既存の道徳を受容する他律的道徳から、仲間との対等な関係の中で、
ルールを作り出す自律的道徳へと発達します。
B:〇
子どもの道徳判断は、8~9歳頃を境に、行為の結果による
判断から行為の動機による判断へと移行します。
C:×
子どもが世界を認識していく過程には、量的な違いではなく
質的な違いがあります。
それぞれの発達段階において、質的にまったく異なるものであるとしています。
D:×
子どもの認知発達において、
抽象的な事柄についての論理的な思考が可能になっていくのは、
形式的操作期です。具体的操作期ではありません。
上記説明より、誤りです。
正解です。
上記説明より、誤りです。
上記説明より、誤りです。
上記説明より、誤りです。
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02
A:〇
子どもの道徳性は、大人に依存する人間関係の中で、既存の道徳を受容する他律的道徳から、仲間との対等な関係の中で、ルールを作り出す自律的道徳へと発達します。
よって、選択肢は正しいです。
B:〇
子どもの道徳判断は、8~9歳頃を境に、行為の結果による判断から行為の動機による判断へと移行します。
よって、選択肢は正しいです。
C:×
子どもが世界を認識していく過程には、量的な違いではなく、質的な違いです。
よって選択肢は誤りです。
D:×
この選択肢は形式的操作期の説明です。
子どもの認知発達において、抽象的な事柄についての論理的な思考が可能になっていくのは、具体的操作期ではなく、形式的操作期です。
よって選択肢は誤りです。
本肢が正解です。
スイスのピアジェの発達段階は、保育士試験で頻出の問題となります。
この理論は、認知発達を4段階の年齢別に分けて表したものです。
年齢別の発達段階と特徴をぜひ覚えておきましょう。
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