保育士の過去問
令和4年(2022年)後期
保育の心理学 問6
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問題
保育士試験 令和4年(2022年)後期 保育の心理学 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、ヴィゴツキー(Vygotsky, L.S.)が指摘した事柄に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 子どもは環境の中に埋め込まれている情報を見出しながら行動を起こしており、環境は子どもが関わるものにとどまらず、環境が子どもに働きかけている。
B 子どもの発達には、他者の援助がなくても独力で達成できる水準と、他者の援助があれば達成できる水準の2つがあり、他者との関わり合いの中で発達は促されていく。
C 子どものひとりごとは、他者に向かうコミュニケーションのための言葉が、自分に向かう思考のための言葉となっていく過程で現れる。
D 子どもの概念は、日常の生活経験を通して自然に獲得する生活概念と、主に学校で教育される科学的概念が相互に関連をもちながら発達していく。
A 子どもは環境の中に埋め込まれている情報を見出しながら行動を起こしており、環境は子どもが関わるものにとどまらず、環境が子どもに働きかけている。
B 子どもの発達には、他者の援助がなくても独力で達成できる水準と、他者の援助があれば達成できる水準の2つがあり、他者との関わり合いの中で発達は促されていく。
C 子どものひとりごとは、他者に向かうコミュニケーションのための言葉が、自分に向かう思考のための言葉となっていく過程で現れる。
D 子どもの概念は、日常の生活経験を通して自然に獲得する生活概念と、主に学校で教育される科学的概念が相互に関連をもちながら発達していく。
- A:○ B:○ C:○ D:○
- A:○ B:× C:○ D:×
- A:○ B:× C:× D:×
- A:× B:○ C:○ D:○
- A:× B:× C:× D:○
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この過去問の解説 (2件)
01
A:×
この設問の記述の内容を指摘した人物はギブソンなので
不適切です。
B:〇
子どもの発達には、他者の援助がなくても独力で達成できる水準と
他者の援助があれば達成できる水準の2つがあり、
他者との関わり合いの中で発達は促されていきます。
C:〇
子どものひとりごとは、他者に向かう
コミュニケーションのための言葉が、
自分に向かう思考のための言葉となっていく過程で現れます。
D:〇
子どもの概念は、日常の生活経験を通して
自然に獲得する生活概念と、主に学校で教育される
科学的概念が相互に関連をもちながら発達していきます。
上記説明より、誤りです。
上記説明より、誤りです。
上記説明より、誤りです。
正解です。
上記説明より、誤りです。
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02
A:×
この設問は、ギブソンが提唱したアフォーダンス理論のことです。
よって、不適切です。
B:〇
この設問は、ヴィゴツキーの理論です。
ヴィゴツキーは、子どもの発達には、他者の援助がなくても独力で達成できる現時点での発達水準と、他者の援助があれば達成できる潜在的な発達可能水準があるとしました。
そして、この2つの水準の間の領域を発達の最近接領域と呼びました。
子どもの発達は、他者との関わりの中で発達が促されていくので、発達の最近接領域を作り出すよう配慮しなければならないとしました。
C:〇
この設問は、ヴィゴツキーの理論です。
子どものひとりごとは、他者に向かうコミュニケーション(外言)のための言葉が、自分に向かう思考のための言葉(内言)となっていく過程で現れます。
D:〇
この設問は、ヴィゴツキーの理論です。
子どもの概念は、日常の生活経験を通して自然に獲得する生活概念と、主に学校で教育される科学的概念が相互に関連をもちながら発達していきます。
本肢が正解です。
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