保育士の過去問
令和4年(2022年)後期
子どもの保健 問4
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問題
保育士試験 令和4年(2022年)後期 子どもの保健 問4 (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、子どものけいれんに関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 発熱時に起こることがある。
B 意識を確かめるために体をゆする。
C 唾液等を誤嚥しないように仰向きにする。
D 発作の様子と継続時間を記録する。
A 発熱時に起こることがある。
B 意識を確かめるために体をゆする。
C 唾液等を誤嚥しないように仰向きにする。
D 発作の様子と継続時間を記録する。
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この過去問の解説 (2件)
01
子どものけいれんに関する問題です。
では一つ一つの選択肢の内容をみていきましょう。
A 適切です。
乳幼児期のけいれんは、熱がある場合と熱がない場合の二つに大別できます。
① 熱がある時にだけけいれんが起こる熱性けいれんで子どものけいれんの原因として最多です。
遺伝的素因が関係しています。日本人は発症しやすく、6か月から5・6歳の子どもに生じます。熱が出てから通常24時間以内に数分の全身性けいれんが起こります。小学校入学時くらいの年齢になると自然に起こらなくなります。
この他、髄膜炎・脳炎・急性脳症でも発症します。
② 熱がない時でもけいれんが起こる、てんかん・胃腸炎関連のような疾患もあります。泣き入り引きつけもあります。
B 不適切です。
けいれんを起こしている時には、口の中に物を入れたり、体をゆすったりして動かしてはいけません。静かに経過観察をしましょう。
C 不適切です。
安全な場所に側臥位(横向き)にして寝かせましょう。 口にタオルや箸などを入れてはいけません。 けいれん後の嘔吐による、窒息や肺炎を防止するため、唾液等を誤嚥しないようにするためです。
D 適切です。
発作の様子と継続時間を記録しておきましょう。
何をしている時(起きていたか寝ていたか/朝・昼・夜いつ起こったか、など)に発作が起きたのか、体調(熱や下痢の有無など)はどうだったのか、といった発作の様子を記録しておきましょう。
また、多くの引きつけは数分以内で収まりますが、3分たっても治まらない激しい痙攣や、5分以上痙攣が続く場合は、ためらうことなく救急車要請をしましょう。
これより、正解は「A:○ B:× C:× D:○」 です。
BとDが誤りです。
CとDが誤りです。
正解の選択肢です。
A・B・C・Dのすべて誤りです。
AとCが誤りです。
子どもがけいれんを起こした時、どのような対応をすればよいか確認しておきましょう。
(一例)
慌てず落ち着く➡名前を呼んで意識の有無を確認する➡静かに横向きに寝かせる➡周りを片付ける➡メモをしながら経過観察をする➡発作が起こる状態によって、発作が3~5分以上続く場合には躊躇せずに救急車を呼ぶ 注)体をゆすったり、口にお箸や物を入れないようにしましょう。
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02
A:〇
発熱時に起こることがあります。
このような症状を熱性けいれんといいます。
B:×
大きな声をだしたり、体をゆらしたりせず
まずは落ち着き、けいれんを観察することが大切です。
C:×
嘔吐して窒息しないように、体をゆっくり
横向きにします。
仰向きにはしないようにしましょう。
D:〇
発作の様子と継続時間を記録します。
重要な情報になるので、全身けいれんしているのか、
顔だけなのか、など観察して、時間も記録しましょう。
5分以上けいれんしているときは救急車を呼んだ方が良いです。
上記説明より、誤りです。
上記説明より、誤りです。
正解です。
上記説明より、誤りです。
上記説明より、誤りです。
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