保育士の過去問
令和5年(2023年)前期
保育原理 問9
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問題
保育士試験 令和5年(2023年)前期 保育原理 問9 (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、「保育所保育指針」第3章「健康及び安全」4「災害への備え」に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 災害の発生時に、保護者等への連絡及び子どもの引渡しを円滑に行うため、日頃から保護者との密接な連携に努め、連絡体制や引渡し方法等について確認をしておくこと。
B 防火設備、避難経路等の安全性が確保されるよう、定期的にこれらの安全点検を行うこと。
C 市町村の支援の下に、地域の関係機関との日常的な連携を図り、必要な協力が得られるよう努めること。
D 避難訓練は、少なくとも半年に1回定期的に実施するなど、必要な対応を図ること。
E 避難訓練については、地域の関係機関や保護者との連携の下に行うなど工夫すること。
A 災害の発生時に、保護者等への連絡及び子どもの引渡しを円滑に行うため、日頃から保護者との密接な連携に努め、連絡体制や引渡し方法等について確認をしておくこと。
B 防火設備、避難経路等の安全性が確保されるよう、定期的にこれらの安全点検を行うこと。
C 市町村の支援の下に、地域の関係機関との日常的な連携を図り、必要な協力が得られるよう努めること。
D 避難訓練は、少なくとも半年に1回定期的に実施するなど、必要な対応を図ること。
E 避難訓練については、地域の関係機関や保護者との連携の下に行うなど工夫すること。
- A:○ B:○ C:○ D:○ E:×
- A:○ B:○ C:○ D:× E:○
- A:○ B:× C:× D:× E:○
- A:× B:○ C:× D:○ E:×
- A:× B:× C:× D:× E:○
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この過去問の解説 (2件)
01
「保育所保育指針」 第3章「健康及び安全」 4「災害への備え」に関する問題です。
何が書かれているのか原文を確認した後、選択肢を一つ一つ検討していきましょう。
(原文)
4 災害への備え
(1) 施設・設備等の安全確保
ア 防火設備、避難経路等の安全性が確保されるよう、定期的にこれらの安全点検を行うこと。
イ 備品、遊具等の配置、保管を適切に行い、日頃から、安全環境の整備に努めること。
(2) 災害発生時の対応体制及び避難への備え
ア 火災や地震などの災害の発生に備え、緊急時の対応の具体的内容及び手順、職員の役割分担、避難訓練計画等に関するマニュアルを作成すること。
イ 定期的に避難訓練を実施するなど、必要な対応を図ること。
ウ 災害の発生時に、保護者等への連絡及び子どもの引渡しを円滑に行うため、日頃から保護者との密接な連携に努め、連絡体制や引渡し方法等について確認をしておくこと。
(3) 地域の関係機関等との連携
ア 市町村の支援の下に、地域の関係機関との日常的な連携を図り、必要な協力が得られるよう努めること。
イ 避難訓練については、地域の関係機関や保護者との連携の下に行うなど工夫すること。
(選択肢)
A. 「 4 災害への備え (2) 災害発生時の対応体制及び避難への備え
ウ 災害の発生時に、保護者等への連絡及び子どもの引渡しを円滑に行うため、日頃から保護者との密接な連携に努め、連絡体制や引渡し方法等について確認をしておくこと。」
より適切です。
B. 「4 災害への備え (1) 施設・設備等の安全確保
ア 防火設備、避難経路等の安全性が確保されるよう、定期的にこれらの安全点検を行うこと。」 より適切です。
C. 「4 災害への備え (3) 地域の関係機関等との連携
ア 市町村の支援の下に、地域の関係機関との日常的な連携を図り、必要な協力が得られるよう努めること。」 より適切です。
D.「4 災害への備え (2) 災害発生時の対応体制及び避難への備え
イ 定期的に避難訓練を実施するなど、必要な対応を図ること。」 より、「少なくとも半年に1回」が誤りです。具体的な回数は定められていません。
よって、不適切です。
E.「4 災害への備え (3) 地域の関係機関等との連携
イ 避難訓練については、地域の関係機関や保護者との連携の下に行うなど工夫すること。」 より適切です。
これより正解は、「A. 〇 B. 〇 C .〇 D. ✕ E. 〇 」 となります。
D、Eが誤りです。
正解の選択肢です。
B、Cが誤りです。
A、C、D、Eが誤りです。
A、B、Cが誤りです。
「保育所保育指針」 第3章「健康及び安全」 4「災害への備え」の内容を確認しておきましょう。
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02
「保育所保育指針」第3章「健康及び安全」4「災害への備え」からの出題です。
消防法第8条第1項は、保育所に対し、消防計画の作成、消防設備の設置及び防火管理者の設置等を義務付けています。また、設備運営基準第6条等は、消火器等の非常災害に必要な設備の設置等を定めています。
さらに、2011年の東日本大震災をきっかけに保育所の危機管理体制がより重要視されるようになったことにより、2018年の「保育所保育指針」改定では、「健康及び安全」の項目に「災害への備え」が新しい節として追記されました。
「4 災害への備え」
(1) 施設・設備等の安全確保
ア 防火設備、避難経路等の安全性が確保されるよう、定期的にこれらの安全点検を行うこと。
イ 備品、遊具等の配置、保管を適切に行い、日頃から、安全環境の整備に努めること。
(2) 災害発生時の対応体制及び避難への備え
ア 火災や地震などの災害の発生に備え、緊急時の対応の具体的内容及び手順、職員の役割分担、避難訓練計画等に関するマニュアルを作成すること。
イ 定期的に避難訓練を実施するなど、必要な対応を図ること。
ウ 災害の発生時に、保護者等への連絡及び子どもの引渡しを円滑に行うため、日頃から保護者との密接な連携に努め、連絡体制や引渡し方法等について確認をしておくこと。
(3) 地域の関係機関等との連携
ア 市町村の支援の下に、地域の関係機関との日常的な連携を図り、必要な協力が得られるよう努めること。
イ 避難訓練については、地域の関係機関や保護者との連携の下に行うなど工夫すること。
*************************
それでは、問題を見ていきましょう。
A:適切です。「(2) 災害発生時の対応体制及び避難への備え」の ウ に明記されています。
B:適切です。「(1) 施設・設備等の安全確保」の ア に明記されています。
C:適切です。「(3) 地域の関係機関等との連携」のアに明記されています。
D:不適切です。「(2) 災害発生時の対応体制及び避難への備え」の イ によると、避難訓練は「定期的に」実施するとされており、具体的なぺースは明記されていません。
E:適切です。「(3) 地域の関係機関等との連携」の イ に明記されています。
誤りです。
正解です。
誤りです。
誤りです。
誤りです。
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