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保育士の過去問 令和5年(2023年)前期 保育原理 問11

問題

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次の【Ⅰ群】と【Ⅱ群】は、「保育所保育指針」第1章「総則」4「幼児教育を行う施設として共有すべき事項」(1)「育みたい資質・能力」に関する記述である。【Ⅰ群】と【Ⅱ群】の記述を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】
A  知識及び技能の基礎
B  思考力、判断力、表現力等の基礎
C  学びに向かう力、人間性等

【Ⅱ群】
ア  してよいことや悪いことが分かり、自分の行動を振り返ったり、よりよい生活を営もうとする。
イ  気付いたことや、できるようになったことなどを使い、考えたり、試したり、工夫したり、表現したりする。
ウ  豊かな体験を通じて、感じたり、気付いたり、分かったり、できるようになったりする。
エ  心情、意欲、態度が育つ中で、よりよい生活を営もうとする。
   1 .
A:ア  B:イ  C:ウ
   2 .
A:ア  B:ウ  C:エ
   3 .
A:イ  B:ア  C:ウ
   4 .
A:ウ  B:イ  C:エ
   5 .
A:ウ  B:エ  C:イ
( 保育士試験 令和5年(2023年)前期 保育原理 問11 )
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この過去問の解説 (2件)

4

「保育所保育指針」第1章「総則」4「幼児教育を行う施設として共有すべき事項」(1)「育みたい資質・能力」に明記されている3つの資質・能力それぞれの内容について問う問題です。

育みたい資質・能力

「保育所保育指針」では、保育所保育において育みたい資質・能力として、① 知識及び技能の基礎 ② 思考力、判断力、表現力等の基礎 ③ 学びに向かう力、人間性等の3つを挙げています。

この3つを個別に取り出して指導するのではなく、「一体的に育むよう努める」としています。これは、「乳幼児期は諸能力が個別に発達していくのではなく、相互に関連し合い、総合的に発達していく」からです。(厚労省「保育所保育指針解説」より)

豊かな体験を通じて、感じたり、気付いたり、分かったり、できるようになったりする「知識及び技能の基礎」

気付いたことや、できるようになったことなどを使い、考えたり、試したり、工夫したり、表現したりする「思考力、判断力、表現力等の基礎」

心情、意欲、態度が育つ中で、よりよい生活を営もうとする「学びに向かう力、人間性等」

幼児期の終わりまでに育ってほしい姿

さらに「保育所保育指針」では、幼児期の終わり(= 卒園を迎える年度)までに育ってほしい姿として、以下の10項目を挙げています。

① 健康な心と体  ② 自立心 ③ 協同性 ④ 道徳性・規範意識の芽生え ⑤ 社会生活と関わり ⑥ 思考力の芽生え ⑦ 自然との関わり・生命尊重 ⑧ 量・図形、文字等への関心・感覚 ⑨ 言葉による伝え合い ⑩ 豊かな感性と表現

****************************

以上から、正解は「A ウ B イ C エ 」となります。

なお、選択肢 ア の「してよいことや悪いことが分かり、自分の行動を振り返ったり、よりよい生活を営もうとする」は、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」の「道徳性・規範意識の芽生え」に該当します。

選択肢1. A:ア  B:イ  C:ウ

誤りです。

選択肢2. A:ア  B:ウ  C:エ

誤りです。

選択肢3. A:イ  B:ア  C:ウ

誤りです。

選択肢4. A:ウ  B:イ  C:エ

正解です。

選択肢5. A:ウ  B:エ  C:イ

誤りです。

付箋メモを残すことが出来ます。
4

「保育所保育指針」 第1章「総則」 4「幼児教育を行う施設として共有すべき事項」 (1)「育みたい資質・能力」に関する問題です。どのような内容なのか、みてみましょう。

ア 保育所においては、生涯にわたる生きる力の基礎を培うため、1の(2)に示す保育の目標を踏まえ、次に掲げる資質・能力を一体的に育むよう努めるものとする。

(ア) 豊かな体験を通じて、感じたり、気付いたり、分かったり、できるようになったりする「知識及び技能の基礎」

(イ) 気付いたことや、できるようになったことなどを使い、考えたり、試したり、工夫したり、表現したりする「思考力、判断力、表現力等の基礎」

(ウ) 心情、意欲、態度が育つ中で、よりよい生活を営もうとする「学びに向かう力、人間性等」

イ アに示す資質・能力は、第2章に示すねらい及び内容に基づく保育活動全体によって育むものである。

これより、正解は「A ウ B イ C エ 」となります。

選ばれなかった、「ア してよいことや悪いことが分かり、自分の行動を振り返ったり、よりよい生活を営もうとする。」は、 (2) 幼児期の終わりまでに育ってほしい姿  にあります。

エ 道徳性・規範意識の芽生え

友達と様々な体験を重ねる中で、してよいことや悪いことが分かり、自分の行動を振り返ったり、友達の気持ちに共感したりし、相手の立場に立って行動するようになる。また、きまりを守る必要性が分かり、自分の気持ちを調整し、友達と折り合いを付けながら、きまりをつくったり、守ったりするようになる。

(解説)

子どもは、他の子どもと様々な体験を重ねる中で、してよいことや悪いことがあることを分かり、考えながら行動するようになっていく。卒園を迎える年度の後半には、いざこざなどうまくいかないことを乗り越える体験を重ねることを通して人間関係が深まり、友達や周囲の人の気持ちに触れて、相手の気持ちに共感したり、相手の視点から自分の行動を振り返ったりして、考えながら行動する姿が見られるようになる。ま た、友達と様々な体験を重ねることを通して人間関係が深まる中で、きまりを守る必要性が分かり、友達と一緒に心地よく生活したり、より遊びを楽しくしたりするために、自分の気持ちを調整し、友達と折り合いを付けながら、きまりをつくったり、守ったりするようにもなる。

(中略)

こうした幼児期の経験は、小学校生活において、初めて出会う人の中 で、幼児期の経験を土台にして、相手の気持ちを考えたり、自分の振る舞いを振り返ったりなどしながら、気持ちや行動を自律的に調整し、学校生活を楽しくしていこうとする姿へとつながっていく。

選択肢1. A:ア  B:イ  C:ウ

A、Cが誤りです。

選択肢2. A:ア  B:ウ  C:エ

A、Bが誤りです。

選択肢3. A:イ  B:ア  C:ウ

A、B、Cのすべてが誤りです。

選択肢4. A:ウ  B:イ  C:エ

正解の選択肢です。

選択肢5. A:ウ  B:エ  C:イ

B、Cが誤りです。

まとめ

「保育所保育指針」 第1章「総則」 4「幼児教育を行う施設として共有すべき事項」 (1)「育みたい資質・能力」の内容を確認しておきましょう。「保育所保育指針解説」にも目を通し理解を深めておきましょう。

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