保育士の過去問
令和5年(2023年)前期
社会福祉 問7
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問題
保育士試験 令和5年(2023年)前期 社会福祉 問7 (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、市町村社会福祉協議会に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 市町村社会福祉協議会の財源は、市町村の補助金のみで賄われている。
B 市町村社会福祉協議会は、第一種社会福祉事業の経営に関する指導及び助言を行う。
C 市町村社会福祉協議会は、民間の福祉関係者・福祉団体・関係機関のみで構成された組織である。
D 「福祉活動専門員」は、市町村社会福祉協議会に置くものとされている。
A 市町村社会福祉協議会の財源は、市町村の補助金のみで賄われている。
B 市町村社会福祉協議会は、第一種社会福祉事業の経営に関する指導及び助言を行う。
C 市町村社会福祉協議会は、民間の福祉関係者・福祉団体・関係機関のみで構成された組織である。
D 「福祉活動専門員」は、市町村社会福祉協議会に置くものとされている。
- A:○ B:○ C:× D:×
- A:○ B:× C:○ D:×
- A:○ B:× C:× D:○
- A:× B:× C:○ D:○
- A:× B:× C:× D:○
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この過去問の解説 (2件)
01
市町村社会福祉協議会は、地域住民や福祉関係の組織と協働しながら地域の生活に関する課題に取り組む、地域福祉を推進する中核的な団体として位置づけられています。
保育士として、児童福祉や社会福祉に携わる場合に、関わることもある団体ですので、市町村社会福祉協議会の役割や内容など把握しておきましょう。
Aの記述では、市町村社会福祉協議会の財源は、補助金の他に、地域住民からの会費、個人や企業などの寄付金、共同募金の配分金などから得られています。そのため、Aの記述のように、市町村の補助金のみではありません。
このことから、Aの解答は×です。
Bの記述では、市町村社会福祉協議会の役割(事業内容)について問われています。問題のように社会福祉事業の経営に関する指導助言を行うのは、都道府県社会福祉協議会です。
市町村社会福祉協議会の事業内容に関しては、社会福祉法第109条に以下のように記載されています。
一 社会福祉を目的とする事業の企画及び実施
二 社会福祉に関する活動への住民の参加のための援助
三 社会福祉を目的とする事業に関する調査、普及、宣伝、連絡、調整及び助成
四 前三号に掲げる事業のほか、社会福祉を目的とする事業の健全な発達を図るために必要な事業
このことから、Bの解答は×です。
Cの記述では、市町村社会福祉協議会の組織について問われています。市町村社会福祉協議会の構成メンバーは、民間の福祉関係者・福祉団体・関係機関のみではなく、地域住民も含まれます。
このことから、Cの解答は×です。
Dの記述にある「福祉活動専門員」は、市町村の社会福祉協議会に配置され、地域の福祉活動を専門的に行う職員です。福祉活動に関する方策や調査、企画、連絡調整、広報、指導を行います。
このことから、Dの解答は〇です。
以上のことから「A:× B: × C:× D: 〇」となります。
そのため、本選択肢は不適切です。
Aの記述のように、市町村の補助金のみではありません。
このことから、Aの解答は×です。
Bの記述では、社会福祉事業の経営に関する指導助言を行うのは、都道府県社会福祉協議会です。
このことから、Bの解答は×です。
Cの記述では、市町村社会福祉協議会の構成メンバーは、民間の福祉関係者・福祉団体・関係機関のみではなく、地域住民も含まれます。
このことから、Cの解答は×です。
Dの記述にある「福祉活動専門員」は、市町村の社会福祉協議会に配置され、地域の福祉活動を専門的に行う職員です。
このことから、Dの解答は〇です。
以上のことから「A:× B: × C:× D: 〇」となります。
そのため、本選択肢は不適切です。
Aの記述のように、市町村の補助金のみではありません。
このことから、Aの解答は×です。
Bの記述では、社会福祉事業の経営に関する指導助言を行うのは、都道府県社会福祉協議会です。
このことから、Bの解答は×です。
Cの記述では、市町村社会福祉協議会の構成メンバーは、民間の福祉関係者・福祉団体・関係機関のみではなく、地域住民も含まれます。
このことから、Cの解答は×です。
Dの記述にある「福祉活動専門員」は、市町村の社会福祉協議会に配置され、地域の福祉活動を専門的に行う職員です。
このことから、Dの解答は〇です。
以上のことから「A:× B: × C:× D: 〇」となります。
そのため、本選択肢は不適切です。
Aの記述のように、市町村の補助金のみではありません。
このことから、Aの解答は×です。
Bの記述では、社会福祉事業の経営に関する指導助言を行うのは、都道府県社会福祉協議会です。
このことから、Bの解答は×です。
Cの記述では、市町村社会福祉協議会の構成メンバーは、民間の福祉関係者・福祉団体・関係機関のみではなく、地域住民も含まれます。
このことから、Cの解答は×です。
Dの記述にある「福祉活動専門員」は、市町村の社会福祉協議会に配置され、地域の福祉活動を専門的に行う職員です。
このことから、Dの解答は〇です。
以上のことから「A:× B: × C:× D: 〇」となります。
そのため、本選択肢は不適切です。
Aの記述のように、市町村の補助金のみではありません。
このことから、Aの解答は×です。
Bの記述では、社会福祉事業の経営に関する指導助言を行うのは、都道府県社会福祉協議会です。
このことから、Bの解答は×です。
Cの記述では、市町村社会福祉協議会の構成メンバーは、民間の福祉関係者・福祉団体・関係機関のみではなく、地域住民も含まれます。
このことから、Cの解答は×です。
Dの記述にある「福祉活動専門員」は、市町村の社会福祉協議会に配置され、地域の福祉活動を専門的に行う職員です。
このことから、Dの解答は〇です。
以上のことから「A:× B: × C:× D: 〇」となります。
そのため、本選択肢は適切です。
社会福祉協議会は、市町村と都道府県があります。それぞれ役割(事業内容)が異なりますので、関係法令などを確認して、まとめておきましょう。
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02
A:市町村社会福祉協議会の財源は、市町村の補助金のみで賄われている。
→×です。
市町村の補助金に加え、地域住民からの会費、個人や企業等の寄付金といった民間財源のほか、共同募金の配分金、事業委託金等に支えられています。
B:市町村社会福祉協議会は、第一種社会福祉事業の経営に関する指導及び助言を行う。
→×です。
社会福祉法「第十章 地域福祉の推進」「第三節 社会福祉協議会 (都道府県社会福祉協議会)第百十条」の項目に、「三 社会福祉を目的とする事業の経営に関する指導及び助言」と記載があります。これにより、設問は都道府県社会福祉協議会に該当します。
市町村社会福祉協議会の事業内容に関しては、社会福祉法第109条の項目に、
「1.社会福祉を目的とする事業の企画及び実施
2.社会福祉に関する活動への住民の参加のための援助
3.社会福祉を目的とする事業に関する調査、普及、宣伝、連絡、調整及び助成
4.前3号に掲げる事業のほか、社会福祉を目的とする事業の健全な発達を図るために必要な事業」と記載されています。
C:市町村社会福祉協議会は、民間の福祉関係者・福祉団体・関係機関のみで構成された組織である。
→×です。
市町村社会福祉協議会の構成メンバーは、住民、福祉活動に関わる住民組織、社会福祉事業及び、関連分野の関係者、その他地域福祉推進に必要な団体です。それぞれから枝分かれして、様々な団体が携わっています。
D:「福祉活動専門員」は、市町村社会福祉協議会に置くものとされている。
→〇です。
福祉活動専門員は、市町村社会福祉協議会に籍を置き、地域福祉活動を専門的に行います。地域福祉活動とは子育て支援や高齢者、障害のある人への支援など、地域が抱える課題を地域が主体となって解決していく活動をしています。
よって、
A:× B: × C:× D: 〇
となる選択肢が適切です。
A、B、Dの組み合わせが一致しないため、不適切です。
A、C、Dの組み合わせが一致しないため、不適切です。
Aの組み合わせが一致しないため、不適切です。
Cの組み合わせが一致しないため、不適切です。
全ての組み合わせが一致しているため、適切です。
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