保育士の過去問
令和5年(2023年)前期
社会福祉 問12
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問題
保育士試験 令和5年(2023年)前期 社会福祉 問12 (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、ソーシャルワークの定義に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A リッチモンド(Richmond, M.E.)は、ソーシャル・ケースワークを「人間とその社会的環境との間を個別に、意識的に調整することを通してパーソナリティを発達させる諸過程からなり立っている」と定義している。
B コノプカ(Konopka, G.)は、グループワークを「意図的なグループ経験を通じて、個人の社会的に機能する力を高め、また個人、集団、地域社会の諸問題に、より効果的に対処し得るよう、人びとを援助するものである」と定義している。
C コミュニティワークとは、「地域社会の中で生起する住民の共通的・個別的生活課題を住民主体で、組織的、地域協働的に解決するのを側面的に支援するために、地域住民の組織化や福祉活動への参加を促進したり、社会福祉機関・施設・団体間の連携を図りながら地域社会の社会資源を整備し、協働的に地域社会の福祉力を増進し、住民にとって住みやすい地域社会を創造していく援助技術」である。
A リッチモンド(Richmond, M.E.)は、ソーシャル・ケースワークを「人間とその社会的環境との間を個別に、意識的に調整することを通してパーソナリティを発達させる諸過程からなり立っている」と定義している。
B コノプカ(Konopka, G.)は、グループワークを「意図的なグループ経験を通じて、個人の社会的に機能する力を高め、また個人、集団、地域社会の諸問題に、より効果的に対処し得るよう、人びとを援助するものである」と定義している。
C コミュニティワークとは、「地域社会の中で生起する住民の共通的・個別的生活課題を住民主体で、組織的、地域協働的に解決するのを側面的に支援するために、地域住民の組織化や福祉活動への参加を促進したり、社会福祉機関・施設・団体間の連携を図りながら地域社会の社会資源を整備し、協働的に地域社会の福祉力を増進し、住民にとって住みやすい地域社会を創造していく援助技術」である。
- A:○ B:○ C:○
- A:○ B:○ C:×
- A:○ B:× C:○
- A:× B:○ C:○
- A:× B:× C:×
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題にある、「リッチモンド(Richmond, M.E.)」や「コノプカ(Konopka, G.)」はソーシャルワークに関係する人物として覚えておく必要があります。
また、「コミュニティーワーク」のように社会福祉に関する用語も、社会福祉の分野では出題されることがあるため、用語の意味も含め学んでおきましょう。
Aのリッチモンド(Richmond, M.E.)は、ケースワークの体系化を目指した人物です。著書に「社会診断」や「ケースワーカーとは何か」があります。
問題文のように、ソーシャル・ケースワークを「人間とその社会的環境との間を個別に、意識的に調整することを通してパーソナリティを発達させる諸過程からなり立っている」と定義している人物でもあります。
そのため、Aの解答は〇です。
Bのコノプカ(Konopka, G.)は、グループワークの14の原則を示した人物です。
問題文のように、グループワークを「意図的なグループ経験を通じて、個人の社会的に機能する力を高め、また個人、集団、地域社会の諸問題に、より効果的に対処し得るよう、人びとを援助するものである」と定義している人物でもあります。
そのため、Bの解答は〇です。
Cのコミュニティーワークとは、新たに社会資源の開発や仕組みを構築したりなど、住民組織や専門機関などを間接的に支援する援助技術です。
問題文のように、地域社会の中で生起する住民の共通的・個別的生活課題を住民主体で、組織的、地域協働的に解決するのを側面的に支援するために、地域住民の組織化や福祉活動への参加を促進したり、社会福祉機関・施設・団体間の連携を図りながら地域社会の社会資源を整備し、協働的に地域社会の福祉力を増進し、住民にとって住みやすい地域社会を創造していく援助技術という風に捉えることもできます。
そのため、Cの解答は〇です。
以上のことから、「A:〇 B:〇 C:〇」となります。
そのため、本選択肢は適切です。
Aのリッチモンド(Richmond, M.E.)は問題文のように、ソーシャル・ケースワークを「人間とその社会的環境との間を個別に、意識的に調整することを通してパーソナリティを発達させる諸過程からなり立っている」と定義している人物でもあるため、Aの解答は〇です。
Bのコノプカ(Konopka, G.)は、問題文のように、グループワークを「意図的なグループ経験を通じて、個人の社会的に機能する力を高め、また個人、集団、地域社会の諸問題に、より効果的に対処し得るよう、人びとを援助するものである」と定義している人物でもあるため、Bの解答は〇です。
Cのコミュニティーワークとは、問題文のように、地域社会の中で生起する住民の共通的・個別的生活課題を住民主体で、組織的、地域協働的に解決するのを側面的に支援するために、地域住民の組織化や福祉活動への参加を促進したり、社会福祉機関・施設・団体間の連携を図りながら地域社会の社会資源を整備し、協働的に地域社会の福祉力を増進し、住民にとって住みやすい地域社会を創造していく援助技術という風に捉えることもできるため、Cの解答は〇です。
以上のことから、「A:〇 B:〇 C:〇」となります。
そのため、本選択肢は不適切です。
Aのリッチモンド(Richmond, M.E.)は問題文のように、ソーシャル・ケースワークを「人間とその社会的環境との間を個別に、意識的に調整することを通してパーソナリティを発達させる諸過程からなり立っている」と定義している人物でもあるため、Aの解答は〇です。
Bのコノプカ(Konopka, G.)は、問題文のように、グループワークを「意図的なグループ経験を通じて、個人の社会的に機能する力を高め、また個人、集団、地域社会の諸問題に、より効果的に対処し得るよう、人びとを援助するものである」と定義している人物でもあるため、Bの解答は〇です。
Cのコミュニティーワークとは、問題文のように、地域社会の中で生起する住民の共通的・個別的生活課題を住民主体で、組織的、地域協働的に解決するのを側面的に支援するために、地域住民の組織化や福祉活動への参加を促進したり、社会福祉機関・施設・団体間の連携を図りながら地域社会の社会資源を整備し、協働的に地域社会の福祉力を増進し、住民にとって住みやすい地域社会を創造していく援助技術という風に捉えることもできるため、Cの解答は〇です。
以上のことから、「A:〇 B:〇 C:〇」となります。
そのため、本選択肢は不適切です。
Aのリッチモンド(Richmond, M.E.)は問題文のように、ソーシャル・ケースワークを「人間とその社会的環境との間を個別に、意識的に調整することを通してパーソナリティを発達させる諸過程からなり立っている」と定義している人物でもあるため、Aの解答は〇です。
Bのコノプカ(Konopka, G.)は、問題文のように、グループワークを「意図的なグループ経験を通じて、個人の社会的に機能する力を高め、また個人、集団、地域社会の諸問題に、より効果的に対処し得るよう、人びとを援助するものである」と定義している人物でもあるため、Bの解答は〇です。
Cのコミュニティーワークとは、問題文のように、地域社会の中で生起する住民の共通的・個別的生活課題を住民主体で、組織的、地域協働的に解決するのを側面的に支援するために、地域住民の組織化や福祉活動への参加を促進したり、社会福祉機関・施設・団体間の連携を図りながら地域社会の社会資源を整備し、協働的に地域社会の福祉力を増進し、住民にとって住みやすい地域社会を創造していく援助技術という風に捉えることもできるため、Cの解答は〇です。
以上のことから、「A:〇 B:〇 C:〇」となります。
そのため、本選択肢は不適切です。
Aのリッチモンド(Richmond, M.E.)は問題文のように、ソーシャル・ケースワークを「人間とその社会的環境との間を個別に、意識的に調整することを通してパーソナリティを発達させる諸過程からなり立っている」と定義している人物でもあるため、Aの解答は〇です。
Bのコノプカ(Konopka, G.)は、問題文のように、グループワークを「意図的なグループ経験を通じて、個人の社会的に機能する力を高め、また個人、集団、地域社会の諸問題に、より効果的に対処し得るよう、人びとを援助するものである」と定義している人物でもあるため、Bの解答は〇です。
Cのコミュニティーワークとは、問題文のように、地域社会の中で生起する住民の共通的・個別的生活課題を住民主体で、組織的、地域協働的に解決するのを側面的に支援するために、地域住民の組織化や福祉活動への参加を促進したり、社会福祉機関・施設・団体間の連携を図りながら地域社会の社会資源を整備し、協働的に地域社会の福祉力を増進し、住民にとって住みやすい地域社会を創造していく援助技術という風に捉えることもできるため、Cの解答は〇です。
以上のことから、「A:〇 B:〇 C:〇」となります。
そのため、本選択肢は不適切です。
ソーシャルワークの定義に関係する人物や用語は、試験でも出題されることがあります。
人物や用語を年表などにまとめておくと覚えやすいので、試してみてください。
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02
A:リッチモンド(Richmond, M.E.)は、ソーシャル・ケースワークを「人間とその社会的環境との間を個別に、意識的に調整することを通してパーソナリティを発達させる諸過程からなり立っている」と定義している。
→〇です。
B:コノプカ(Konopka, G.)は、グループワークを「意図的なグループ経験を通じて、個人の社会的に機能する力を高め、また個人、集団、地域社会の諸問題に、より効果的に対処し得るよう、人びとを援助するものである」と定義している。
→〇です。
C:コミュニティワークとは、「地域社会の中で生起する住民の共通的・個別的生活課題を住民主体で、組織的、地域協働的に解決するのを側面的に支援するために、地域住民の組織化や福祉活動への参加を促進したり、社会福祉機関・施設・団体間の連携を図りながら地域社会の社会資源を整備し、協働的に地域社会の福祉力を増進し、住民にとって住みやすい地域社会を創造していく援助技術」である。
→〇です。
地域住民が生活で起きるさまざまな問題に主体的・組織的に取り組むとともに、問題解決に必要な資源の調達やそのネットワークを図ることを支援する社会福祉の方法。
日本では地域援助技術の一つとされています。
これにより、問題文のように捉えることもできます。
よって、
A:〇 B:〇 C:〇
の選択肢が適切です。
全ての組み合わせが一致するため、適切です。
Cの組み合わせが一致しないため、不適切です。
Bの組み合わせが一致しないため、不適切です。
Aの組み合わせが一致しないため、不適切です。
全ての組み合わせが一致しないため、不適切です。
「リッチモンド(Richmond, M.E.)」や「コノプカ(Konopka, G.)」はソーシャルワークに関係する人物として覚えておきましょう。
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