保育士の過去問
令和5年(2023年)前期
保育の心理学 問11
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問題
保育士試験 令和5年(2023年)前期 保育の心理学 問11 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、高齢期に関する記述である。( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
高齢になると生理的予備能力が低下し、ストレスに対する脆弱性が亢進して( A )を引き起こしやすくなり、この状態をフレイルという。フレイルは病気を意味するのではなく、老化の過程で生じる「( B )や健康を失いやすい状態」で、①体重減少、②筋力低下、③疲労感、④歩行速度の低下、⑤身体活動の低下のうち、3つ以上が該当する場合をいう。その予防が( C )の延伸にかかわるという。健康、生存、生活満足感の3つが結合した状態を( D )という。
高齢になると生理的予備能力が低下し、ストレスに対する脆弱性が亢進して( A )を引き起こしやすくなり、この状態をフレイルという。フレイルは病気を意味するのではなく、老化の過程で生じる「( B )や健康を失いやすい状態」で、①体重減少、②筋力低下、③疲労感、④歩行速度の低下、⑤身体活動の低下のうち、3つ以上が該当する場合をいう。その予防が( C )の延伸にかかわるという。健康、生存、生活満足感の3つが結合した状態を( D )という。
- A:欲求不満 B:社会機能 C:健康寿命 D:アイデンティティ・ステイタス
- A:欲求不満 B:自立機能 C:平均寿命 D:サクセスフル・エイジング
- A:欲求不満 B:社会機能 C:健康寿命 D:サクセスフル・エイジング
- A:不健康 B:社会機能 C:平均寿命 D:アイデンティティ・ステイタス
- A:不健康 B:自立機能 C:健康寿命 D:サクセスフル・エイジング
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題は、高齢者の健康に関する内容を問われています。
高齢者の健康に関する用語や意味の違いに気を付けながら、解いてみましょう。
Aは「不健康」が入ります。
欲求不満とは、「自身がこうしたい・こうありたい」と思う状況にならず欲求が満たされない状態のことをいいます。
Bは「自立機能」が入ります。
社会機能とは、社会のシステム内での地位や役割を自身が維持や存続するために、機能を充足させようとする働きのことをいいます。
ちなみに、フレイルとは、老化の過程で筋力の低下や心身の機能の低下がみられる状態のことをいいます。
問題文にはありませんが、老化の過程で、筋力が低下し「サルコペニア」の状態になり、心身の機能も低下してくる状態を「フレイル」といいます。
Cは「健康寿命」が入るので、〇です。
Dは「サクセスフル・エイジング」が入ります。
アイデンティティ・ステイタスとは、自我同一性地位とも呼ばれ、自分がこれまでの人生でどのように危機に対処してきたか、自身の目標に向かって行動できているかを示すものです。
以上のことから、本選択肢は不適切です。
Aは「不健康」が入ります。
欲求不満とは、「自身がこうしたい・こうありたい」と思う状況にならず欲求が満たされない状態のことをいいます。
Bは「自立機能」が入るので、〇です。
Cは「健康寿命」が入ります。
健康寿命とは、健康の状態で日常生活を過ごせる期間のことをいいます。
平均寿命とは、人が生きている平均の期間のことをいいます。
Dは「サクセスフル・エイジング」が入るので、〇です。
以上のことから、本選択肢は不適切です。
Aは「不健康」が入ります。
欲求不満とは、「自身がこうしたい・こうありたい」と思う状況にならず欲求が満たされない状態のことをいいます。
Bは「自立機能」が入ります。
社会機能とは、社会のシステム内での地位や役割を自身が維持や存続するために、機能を充足させようとする働きのことをいいます。
ちなみに、フレイルとは、老化の過程で筋力の低下や心身の機能の低下がみられる状態のことをいいます。
問題文にはありませんが、老化の過程で、筋力が低下し「サルコペニア」の状態になり、心身の機能も低下してくる状態を「フレイル」といいます。
Cは「健康寿命」が入るので、〇です。
Dは「サクセスフル・エイジング」が入るので、〇です。
以上のことから、本選択肢は不適切です。
Aは「不健康」が入るので、〇です。
Bは「自立機能」が入ります。
社会機能とは、社会のシステム内での地位や役割を自身が維持や存続するために、機能を充足させようとする働きのことをいいます。
ちなみに、フレイルとは、老化の過程で筋力の低下や心身の機能の低下がみられる状態のことをいいます。
問題文にはありませんが、老化の過程で、筋力が低下し「サルコペニア」の状態になり、心身の機能も低下してくる状態を「フレイル」といいます。
Cは「健康寿命」が入ります。
健康寿命とは、健康の状態で日常生活を過ごせる期間のことをいいます。
平均寿命とは、人が生きている平均の期間のことをいいます。
Dは「サクセスフル・エイジング」が入ります。
アイデンティティ・ステイタスとは、自我同一性地位とも呼ばれ、自分がこれまでの人生でどのように危機に対処してきたか、自身の目標に向かって行動できているかを示すものです。
以上のことから、本選択肢は不適切です。
Aは「不健康」が入るので、〇です。
Bは「自立機能」が入るので、〇です。
Cは「健康寿命」が入るので、〇です。
Dは「サクセスフル・エイジング」が入るので、〇です。
以上のことから、本選択肢は適切です。
高齢者の健康に関する用語は、保育の用語と同じく多くあります。
すべてを網羅するのは困難ですが、過去問を解きながら出題された用語を意味も合わせてまとめておくといいでしょう。
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02
高齢になると生理的予備能力が低下し、ストレスに対する脆弱性が亢進して( A:不健康 )を引き起こしやすくなり、この状態をフレイルという。フレイルは病気を意味するのではなく、老化の過程で生じる「( B:自立機能 )や健康を失いやすい状態」で、①体重減少、②筋力低下、③疲労感、④歩行速度の低下、⑤身体活動の低下のうち、3つ以上が該当する場合をいう。その予防が( C:健康寿命 )の延伸にかかわるという。健康、生存、生活満足感の3つが結合した状態を( D:サクセスフル・エイジング )という。
上記のように、
「A:不健康 B:自立機能 C:健康寿命 D:サクセスフル・エイジング」
が、正しい選択肢となります。
フレイルとは「健康な状態と要介護状態の中間の段階」を指します。
健康寿命とは、「日常的・継続的な医療や介護に依存しないで、自分の心身で自立した生活ができる生存期間」のことです。
(厚生労働省 HPより引用
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou_kouhou/kouhou_shuppan/magazine/202111_00001.html)
正解です。
高齢化社会の現在にとって、高齢化の問題は関心が高いため頻出しやすいといえます。
それぞれの語句の意味を理解しておきましょう。
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