保育士の過去問
令和5年(2023年)前期
保育の心理学 問13

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問題

保育士試験 令和5年(2023年)前期 保育の心理学 問13 (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、ひとり親世帯に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。ただし、ここでいう「子ども」とは、20歳未満で未婚の者とする。

A  「結婚と家族をめぐる基礎データ」(令和4年3月内閣府男女共同参画局)によると、「子どものいる離婚件数」は、「子どものいない離婚件数」よりも少ない。
B  「ひとり親家庭の現状と支援施策について」(令和2年11月厚生労働省子ども家庭局家庭福祉課)によると、近年ひとり親世帯は増加傾向にあり、ひとり親世帯になった理由は、母子世帯、父子世帯ともに「離婚」が最も多い。
C  「平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果報告」(厚生労働省)によると、父子世帯は、母子世帯に比べると、年収が高いものの、子どものいる全世帯の年間収入よりは低い。
D  「平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果報告」(厚生労働省)によると、ひとり親世帯の子どもについての悩みは、母子世帯、父子世帯ともに、「しつけ」が最も多く、次いで「教育・進学」となっている。
  • A:○  B:○  C:×  D:○
  • A:○  B:×  C:○  D:×
  • A:×  B:○  C:○  D:○
  • A:×  B:○  C:○  D:×
  • A:×  B:×  C:×  D:○

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この過去問の解説 (2件)

01

A:×  

不適切です。

「結婚と家族をめぐる基礎データ」(令和4年3月内閣府男女共同参画局)によると、「子どものいる離婚件数」は、「子どものいない離婚件数」よりも多いです。

少なくはありません。
 

B:○  

適切です。

「ひとり親家庭の現状と支援施策について」(令和2年11月厚生労働省子ども家庭局家庭福祉課)によると、近年ひとり親世帯は増加傾向にあり、ひとり親世帯になった理由は、母子世帯、父子世帯ともに「離婚」が最も多いといえます。
 

C:○  

適切です。

「平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果報告」(厚生労働省)によると、父子世帯は、母子世帯に比べると、年収が高いものの、子どものいる全世帯の年間収入よりは低いです。
 

D:×  

不適切です。

「平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果報告」(厚生労働省)によると、ひとり親世帯の子どもについての悩みは、母子世帯、父子世帯ともに、厚生労働省の調べより「教育・進学」となっています。

「しつけ」ではありません。

選択肢4. A:×  B:○  C:○  D:×

正解です。

まとめ

聞いたことのない調査報告でも、一般常識で解けることもありますので、怯まずよく読んでみましょう。

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02

この問題は、ひとり親世帯に関する内容を問われています。時代により家族の在り方も変化してきていますので、確認しておきましょう。

選択肢1. A:○  B:○  C:×  D:○

Aの記述について、子どものいる離婚件数の方が多いため、解答は×です。

Bの記述について、ひとり親世帯になった理由は、母子世帯、父子世帯とも離婚が多いので、解答はです。

Cの記述に関して、父子世帯の年収は、児童のいる世帯の平均年収と比べると低いです。したがって、Cの解答はです。

Dの記述にある、ひとり親世帯の子どもについての悩みは母子世帯、父子世帯共に教育・進学となっています。したがって、Dの解答は×です。

以上のことから、「A:× B:〇 C:〇 D:×」になります。

そのことから、本選択肢は不適切です。

選択肢2. A:○  B:×  C:○  D:×

Aの記述について、子どものいる離婚件数の方が多いため、解答は×です。

Bの記述について、ひとり親世帯になった理由は、母子世帯、父子世帯とも離婚が多いので、解答はです。

Cの記述に関して、父子世帯の年収は、児童のいる世帯の平均年収と比べると低いです。したがって、Cの解答はです。

Dの記述にある、ひとり親世帯の子どもについての悩みは母子世帯、父子世帯共に教育・進学となっています。したがって、Dの解答は×です。

以上のことから、「A:× B:〇 C:〇 D:×」になります。

そのことから、本選択肢は不適切です。

選択肢3. A:×  B:○  C:○  D:○

Aの記述について、子どものいる離婚件数の方が多いため、解答は×です。

Bの記述について、ひとり親世帯になった理由は、母子世帯、父子世帯とも離婚が多いので、解答はです。

Cの記述に関して、父子世帯の年収は、児童のいる世帯の平均年収と比べると低いです。したがって、Cの解答はです。

Dの記述にある、ひとり親世帯の子どもについての悩みは母子世帯、父子世帯共に教育・進学となっています。したがって、Dの解答は×です。

以上のことから、「A:× B:〇 C:〇 D:×」になります。

そのことから、本選択肢は不適切です。

選択肢4. A:×  B:○  C:○  D:×

Aの記述について、子どものいる離婚件数の方が多いため、解答は×です。

Bの記述について、ひとり親世帯になった理由は、母子世帯、父子世帯とも離婚が多いので、解答はです。

Cの記述に関して、父子世帯の年収は、児童のいる世帯の平均年収と比べると低いです。したがって、Cの解答はです。

Dの記述にある、ひとり親世帯の子どもについての悩みは母子世帯、父子世帯共に教育・進学となっています。したがって、Dの解答は×です。

以上のことから、「A:× B:〇 C:〇 D:×」になります。

そのことから、本選択肢は適切です。

選択肢5. A:×  B:×  C:×  D:○

Aの記述について、子どものいる離婚件数の方が多いため、解答は×です。

Bの記述について、ひとり親世帯になった理由は、母子世帯、父子世帯とも離婚が多いので、解答はです。

Cの記述に関して、父子世帯の年収は、児童のいる世帯の平均年収と比べると低いです。したがって、Cの解答はです。

Dの記述にある、ひとり親世帯の子どもについての悩みは母子世帯、父子世帯共に教育・進学となっています。したがって、Dの解答は×です。

以上のことから、「A:× B:〇 C:〇 D:×」になります。

そのことから、本選択肢は不適切です。

まとめ

ひとり親世帯に関する調査内容は、ページ数も多く把握するのに時間がかかります。

その場合、概要版を確認しておくとポイントがまとめられていますので、理解しやすいでしょう。

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