保育士の過去問
令和5年(2023年)前期
子どもの保健 問6
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問題
保育士試験 令和5年(2023年)前期 子どもの保健 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、乳幼児突然死症候群(SIDS)に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 生後3か月前後に多い。
B 予防のため、寝かせるときはうつぶせ寝にする。
C 予防のため、同居の家族等がたばこを吸わないようにする。
D 保育所では、乳児部屋は保育者が常駐し、定期的に呼吸などをチェックする。
E 予防のためには、乳児の体を冷やさないように、衣類や布団を多めに使用する。
A 生後3か月前後に多い。
B 予防のため、寝かせるときはうつぶせ寝にする。
C 予防のため、同居の家族等がたばこを吸わないようにする。
D 保育所では、乳児部屋は保育者が常駐し、定期的に呼吸などをチェックする。
E 予防のためには、乳児の体を冷やさないように、衣類や布団を多めに使用する。
- A:○ B:○ C:× D:○ E:×
- A:○ B:× C:○ D:○ E:×
- A:○ B:× C:○ D:× E:○
- A:× B:○ C:○ D:× E:○
- A:× B:○ C:× D:○ E:○
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この過去問の解説 (2件)
01
乳児の乳幼児突然死症候群(SIDS)や窒息による事故は、保育所でも起こる可能性があります。
この問題を解きながら、乳幼児突然死症候群(SIDS)に関する知識を深めましょう。
Aの記述のように、乳幼児突然死症候群(SIDS)は生後3か月前後に多いとされています。
したがって、Aの記述は〇です。
Bの記述では、「うつ伏せで寝かせる」とありますが、不適切です。
乳幼児突然死症候群(SIDS)は、寝かせるときにあおむけで寝かせると予防になるとされています。
したがって、Bの記述は×です。
Cの記述のように、乳幼児突然死症候群(SIDS)の発生の原因として、喫煙が挙げられています。
また、妊娠中に喫煙を行うと、母体にいる子どもの体重が増えにくくなったり、呼吸中枢にも悪影響を及ぼすことがわかっています。また、乳児の近くで喫煙を行うのも身体に影響を及ぼしてしまいます。
したがって、Cの記述は〇です。
Dの記述のように、午睡時に定期的に呼吸などを確認することは、乳幼児突然死症候群(SIDS)を予防する方法の1つとされています。そのため、午睡時には保育士が常駐するようにしています。
したがって、Dの記述は〇です。
Eの記述では、「乳児の体を冷やさないように、衣類や布団を多めに使用する。」とありますが、不適切です。
衣類や布団を多めに使用してしまうと、体が圧迫されたり、布団が顔にかかり呼吸ができないなどで窒息の事故につながってしまいます。
窒息の事故は、乳幼児突然死症候群(SIDS)とは異なるものとされていますが、乳児の事故を防ぐためには、適切な室温のもと、体を圧迫せず呼吸がしやすいように寝かすことが大切になります。
したがって、Eの記述は×です。
以上のことから、「A:〇 B:× C:〇 D:〇 E:×」となります。
そのため、本選択肢は不適切です。
Aの記述のように、乳幼児突然死症候群(SIDS)は生後3か月前後に多いため、Aの記述は〇です。
Bの記述では、「うつ伏せで寝かせる」とありますが、不適切です。したがって、Bの記述は×です。
Cの記述のように、乳幼児突然死症候群(SIDS)の発生の原因として、喫煙が挙げられています。したがって、Cの記述は〇です。
Dの記述のように、午睡時に定期的に呼吸などを確認することは、乳幼児突然死症候群(SIDS)を予防する方法の1つとされています。そのため、午睡時には保育士が常駐するようにしています。したがって、Dの記述は〇です。
Eの記述では、「乳児の体を冷やさないように、衣類や布団を多めに使用する。」とありますが、不適切です。したがって、Eの記述は×です。
以上のことから、「A:〇 B:× C:〇 D:〇 E:×」となります。
そのため、本選択肢は適切です。
Aの記述のように、乳幼児突然死症候群(SIDS)は生後3か月前後に多いため、Aの記述は〇です。
Bの記述では、「うつ伏せで寝かせる」とありますが、不適切です。したがって、Bの記述は×です。
Cの記述のように、乳幼児突然死症候群(SIDS)の発生の原因として、喫煙が挙げられています。したがって、Cの記述は〇です。
Dの記述のように、午睡時に定期的に呼吸などを確認することは、乳幼児突然死症候群(SIDS)を予防する方法の1つとされています。そのため、午睡時には保育士が常駐するようにしています。したがって、Dの記述は〇です。
Eの記述では、「乳児の体を冷やさないように、衣類や布団を多めに使用する。」とありますが、不適切です。したがって、Eの記述は×です。
以上のことから、「A:〇 B:× C:〇 D:〇 E:×」となります。
そのため、本選択肢は不適切です。
Aの記述のように、乳幼児突然死症候群(SIDS)は生後3か月前後に多いため、Aの記述は〇です。
Bの記述では、「うつ伏せで寝かせる」とありますが、不適切です。したがって、Bの記述は×です。
Cの記述のように、乳幼児突然死症候群(SIDS)の発生の原因として、喫煙が挙げられています。したがって、Cの記述は〇です。
Dの記述のように、午睡時に定期的に呼吸などを確認することは、乳幼児突然死症候群(SIDS)を予防する方法の1つとされています。そのため、午睡時には保育士が常駐するようにしています。したがって、Dの記述は〇です。
Eの記述では、「乳児の体を冷やさないように、衣類や布団を多めに使用する。」とありますが、不適切です。したがって、Eの記述は×です。
以上のことから、「A:〇 B:× C:〇 D:〇 E:×」となります。
そのため、本選択肢は不適切です。
Aの記述のように、乳幼児突然死症候群(SIDS)は生後3か月前後に多いため、Aの記述は〇です。
Bの記述では、「うつ伏せで寝かせる」とありますが、不適切です。したがって、Bの記述は×です。
Cの記述のように、乳幼児突然死症候群(SIDS)の発生の原因として、喫煙が挙げられています。したがって、Cの記述は〇です。
Dの記述のように、午睡時に定期的に呼吸などを確認することは、乳幼児突然死症候群(SIDS)を予防する方法の1つとされています。そのため、午睡時には保育士が常駐するようにしています。したがって、Dの記述は〇です。
Eの記述では、「乳児の体を冷やさないように、衣類や布団を多めに使用する。」とありますが、不適切です。したがって、Eの記述は×です。
以上のことから、「A:〇 B:× C:〇 D:〇 E:×」となります。
そのため、本選択肢は不適切です。
この問題では、乳幼児突然死症候群(SIDS)について問われていました。
乳幼児突然死症候群(SIDS)(以下SIDS)のポイントは、厚生労働省が紹介(https://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/sids.html)しているものをまとめると以下のようになります。
・SIDSは何の兆候もないまま起こることがある
・SIDSは乳児期の死亡原因として第4位
・寝かせるときはあおむけで寝かせる
・母乳で育てると発生率が低い傾向にある
・妊娠中や乳児近くでたばこはやめる
これらポイントを踏まえ、乳幼児突然死症候群(SIDS)についての知識を深めていきましょう。
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02
乳幼児突然死症候群については、よく出題される上に、子どもの生死に関わる重大な事項になります。しっかりと理解し、実際の保育の場でもその知識を生かしていきましょう。
Bが○となっていますが、乳幼児突然死症候群の予防の一つに、「うつぶせ寝をさせない」とあるのでこれは、不適切です。
また、Cの「予防のため、同居の家族等がたばこを吸わないようにする。」が×となっていますが、家族が喫煙していると乳幼児突然死症候群の発生率が高いことがわかっているため、不適切です。
正しい組み合わせの答えです。
Dが×になっていますが、間違いです。
保育所では、乳幼児突然死症候群(SIDS)の予防として睡眠中のSIDSチェックを行っています。
仰向け寝をしているか、呼吸をしているかのチェックです。
Eについても間違いです。
「衣類や布団を多めに使用する」とありますが、子どもの呼吸がしやすく、呼吸の様子がわかりやすいように薄着で軽めの布団が良いでしょう。
重い布団などは、それで窒息するリスクもあります。
乳幼児突然死症候群は、ほとんどの症例は生後6か月までで、主に生後3か月前後です。そのため、Aは、○が正しい答えです。
また、Bは、仰向け寝が正しいため答えは、×になります。
この時点で、不適切な組み合わせとなります。
D以外は、間違いになるので不適切な組み合わせです。
乳幼児突然死乳幼児突然死症候群についての予防や対策なども出題されやすいですが、この問題ができれば乳幼児突然死症候群についてある程度対策できるので何度も解いて知識を自分のものにしましょう。
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