保育士の過去問
令和5年(2023年)前期
子どもの保健 問20
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問題
保育士試験 令和5年(2023年)前期 子どもの保健 問20 (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、児童虐待に関する記述として、正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 不適切な養育の兆候が見られる場合には、「児童福祉法」等に基づき適切な対応を図る。
B 地域社会から孤立した家庭は、そうでない場合に比べて、児童虐待が起こりやすい。
C 児童虐待の発生予防のために、都道府県が実施主体となって「乳児家庭全戸訪問事業」が行われている。
D 児童虐待の発生予防のためには、産前産後の心身の不調などに対応できるサービスが重要である。
A 不適切な養育の兆候が見られる場合には、「児童福祉法」等に基づき適切な対応を図る。
B 地域社会から孤立した家庭は、そうでない場合に比べて、児童虐待が起こりやすい。
C 児童虐待の発生予防のために、都道府県が実施主体となって「乳児家庭全戸訪問事業」が行われている。
D 児童虐待の発生予防のためには、産前産後の心身の不調などに対応できるサービスが重要である。
- A:○ B:○ C:○ D:×
- A:○ B:○ C:× D:○
- A:○ B:× C:○ D:×
- A:○ B:× C:× D:○
- A:× B:○ C:○ D:○
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この過去問の解説 (2件)
01
児童虐待に関する問題は、子どもの保健の分野だけでなく、子どもの家庭福祉や社会福祉など様々な分野にわたって出題されます。
児童虐待に対して保育士は、どのように対応していけばいいのかを考えながら取り組んでみましょう。
Aの記述のように、不適切な養育の兆候が見られた場合は、適切な対応を図らなければなりません。これは保育所保育指針の「第3章健康及び安全」1子どもの健康支援にも記載されています。
したがって、Aの解答は〇です。
Bの記述のように、地域から孤立した家庭は、そうでない家庭よりも児童虐待が起こりやすいといわれています。
養育に困難を抱えた家庭が地域から孤立したことにより、助けを伝えられない状況から虐待に繋がってしまうこともあります。
保育士としても、地域の子育て支援を行う上で、地域から孤立した家庭への支援を考えることは児童虐待を防ぐ上でも必要なことです。
したがって、Bの解答は〇です。
Cの記述にある「乳児家庭全戸訪問事業」とは、生後4か月までの乳児のいるすべての家庭を訪問し、子育てに関する不安や悩みを聞くことや子育て支援に関する情報を提供する事業です。
実施主体は、都道府県ではなく、市町村(特別区を含む)となっています。
したがって、Cの解答は×です。
Dの記述のように、産前産後の心身の不調が児童虐待に通じてしまうことがあります。児童虐待の予防や母子共に安定した養育ができるように対応したサービスを実施することが大切です。
したがって、Dの解答は〇です。
以上のことから、「A:〇 B:〇 C:× D:〇」となります。
そのため、本選択肢は不適切です。
Aは保育所保育指針の「第3章健康及び安全」1子どもの健康支援にも記載されているため、解答は〇です。
Bの記述のように、地域から孤立した家庭は、そうでない家庭よりも児童虐待が起こりやすいといわれているため、解答は〇です。
Cの記述にある「乳児家庭全戸訪問事業」の実施主体は、都道府県ではなく、市町村(特別区を含む)となっているため、解答は×です。
Dの記述のように、産前産後の心身の不調が児童虐待に通じてしまうことがあるため、対応したサービスを実施することが大切です。したがって、Dの解答は〇です。
以上のことから、「A:〇 B:〇 C:× D:〇」となります。
そのため、本選択肢は適切です。
Aは保育所保育指針の「第3章健康及び安全」1子どもの健康支援にも記載されているため、解答は〇です。
Bの記述のように、地域から孤立した家庭は、そうでない家庭よりも児童虐待が起こりやすいといわれているため、解答は〇です。
Cの記述にある「乳児家庭全戸訪問事業」の実施主体は、都道府県ではなく、市町村(特別区を含む)となっているため、解答は×です。
Dの記述のように、産前産後の心身の不調が児童虐待に通じてしまうことがあるため、対応したサービスを実施することが大切です。したがって、Dの解答は〇です。
以上のことから、「A:〇 B:〇 C:× D:〇」となります。
そのため、本選択肢は不適切です。
Aは保育所保育指針の「第3章健康及び安全」1子どもの健康支援にも記載されているため、解答は〇です。
Bの記述のように、地域から孤立した家庭は、そうでない家庭よりも児童虐待が起こりやすいといわれているため、解答は〇です。
Cの記述にある「乳児家庭全戸訪問事業」の実施主体は、都道府県ではなく、市町村(特別区を含む)となっているため、解答は×です。
Dの記述のように、産前産後の心身の不調が児童虐待に通じてしまうことがあるため、対応したサービスを実施することが大切です。したがって、Dの解答は〇です。
以上のことから、「A:〇 B:〇 C:× D:〇」となります。
そのため、本選択肢は不適切です。
Aは保育所保育指針の「第3章健康及び安全」1子どもの健康支援にも記載されているため、解答は〇です。
Bの記述のように、地域から孤立した家庭は、そうでない家庭よりも児童虐待が起こりやすいといわれているため、解答は〇です。
Cの記述にある「乳児家庭全戸訪問事業」の実施主体は、都道府県ではなく、市町村(特別区を含む)となっているため、解答は×です。
Dの記述のように、産前産後の心身の不調が児童虐待に通じてしまうことがあるため、対応したサービスを実施することが大切です。したがって、Dの解答は〇です。
以上のことから、「A:〇 B:〇 C:× D:〇」となります。
そのため、本選択肢は不適切です。
児童虐待が起きた場合、起きる兆候がある場合などで対応や支援の仕方が違ってきます。
保育士として、子どもたちをどのように守ることがいいのか、児童虐待に関する学びを通じて考えていきましょう。
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02
児童虐待についての問題です。
児童虐待の要因になる社会的背景や児童虐待予防のためのサービスや義務については、特に出題される傾向があるのでよく覚えておきましょう。
C、Dが間違いです。
Cの「乳児家庭全戸訪問事業」の実施主体は、都道府県ではなく市町村(特別区及び一部事務組合)です。
正しい組み合わせです。
B、C、Dが間違いです。
Dについて、産前産後の心身の不調が要因となり児童虐待が起こることがあります。
その時期の母親の負担が少なくなるようなサービスや支援が必要です。
Bが間違いです。
記述の通り、地域社会から孤立した家庭はそうでない家庭に比べて児童虐待が起こりやすいです。
そのため、地域社会と繋がるサービスが大切になります。
Bが間違いです。
記述の通り、地域社会から孤立した家庭はそうでない家庭に比べて児童虐待が起こりやすいです。そのため、地域社会とつながるサービスが大切になります。
A、Cが間違いです。
Aの記述の通り、不適切な養育の兆候が間られる場合は、「児童福祉法」等に基づき適切な対応を図ります。
また児童福祉法の他に、児童虐待の防止等に関する法律にも虐待に関する対応が盛り込まれています。
保育士になる上で、絶対に知っておかなければならない所です。
法律や行政サービスなど覚えにくい部分は、問題を繰り返し解いたり、自分でまとめたりして学習を進めましょう。
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