保育士の過去問
令和5年(2023年)前期
子どもの食と栄養 問11
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
保育士試験 令和5年(2023年)前期 子どもの食と栄養 問11 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、学童期・思春期の身体の発達と食生活に関する記述である。不適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。
A 「令和元年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査」(スポーツ庁)によると、朝食を「毎日食べる」と回答した小・中学生が、それ以外の回答をした小・中学生よりも、体力合計点が低い傾向がみられた。
B 「令和元年度学校保健統計調査」(文部科学省)によると、むし歯(う歯)と判定された者は、ピーク時(昭和40~50年代)より減少傾向が続いている。
C 「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、12~14歳におけるカルシウムの推奨量は、男女ともに他の年代に比べて最も低い。
D 「健やか親子21(第2次)」における各課題の取組の指標のうち、「10代の喫煙率」と「10代の飲酒率」は、ともに「0%とする」ことを目標としている。
A 「令和元年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査」(スポーツ庁)によると、朝食を「毎日食べる」と回答した小・中学生が、それ以外の回答をした小・中学生よりも、体力合計点が低い傾向がみられた。
B 「令和元年度学校保健統計調査」(文部科学省)によると、むし歯(う歯)と判定された者は、ピーク時(昭和40~50年代)より減少傾向が続いている。
C 「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、12~14歳におけるカルシウムの推奨量は、男女ともに他の年代に比べて最も低い。
D 「健やか親子21(第2次)」における各課題の取組の指標のうち、「10代の喫煙率」と「10代の飲酒率」は、ともに「0%とする」ことを目標としている。
- A,B
- A,C
- B,C
- B,D
- C,D
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (2件)
01
この問題では、多くの資料をもとに出題されているため、資料を把握するのに苦労するかもしれません。
しかし、「日本人の食事摂取基準(2020年版)」「健やか親子21(第2次)」は保育士試験で度々出題されていますので、この2点は必ず目を通しておきましょう。
この問題は、不適切な記述の組み合わせを選ぶことも注目しておきましょう。
Aに関して、朝食を「毎日食べる」と回答した小・中学生が、それ以外の回答をした小・中学生よりも、体力合計点が高い傾向になっています。
朝食を食べることは生活にも影響してくる結果であることがわかります。
したがって、Aの記述は×です。
Bに関して、令和元年度の調査では、むし歯(う歯)と判定された者は、ピーク時(昭和40~50年代)より減少傾向が続いていると公表されています。
したがって、Bの記述は〇です。
以上のことから、本選択肢の組み合わせでは不正解です。
Aに関して、朝食を「毎日食べる」と回答した小・中学生が、体力合計点が高い傾向になっているため、Aの記述は×です。
Cに関して、12歳から14歳のカルシウムの推奨量は、男性1000㎎、女性800㎎と一番多い量となっています。
したがって、Cの記述は×です。
以上のことから、本選択肢の組み合わせは正解です。
Bに関して、令和元年度の調査では、ピーク時(昭和40~50年代)より減少傾向が続いていると公表されていることから、Bの記述は〇です。
Cに関して、12歳から14歳のカルシウムの推奨量は、男性1000㎎、女性800㎎と一番多いため、Cの記述は×です。
以上のことから、本選択肢の組み合わせでは不正解です。
Bに関して、令和元年度の調査では、ピーク時(昭和40~50年代)より減少傾向が続いていると公表されていることから、Bの記述は〇です。
Dに関して、「10代の喫煙率」と「10代の飲酒率」は、ともに「0%とする」ことを目標としています。
したがって、Dの記述は〇です。
以上のことから、本選択肢の組み合わせでは不正解です。
Cに関して、12歳から14歳のカルシウムの推奨量は、男性1000㎎、女性800㎎と一番多いため、Cの記述は×です。
Dに関して、10代の喫煙率と10代の飲酒率は、ともに0%とすることを目標としているため、Dの記述は〇です。
以上のことから、本選択肢の組み合わせでは不正解です。
この問題は、多くの資料から出題されており覚えることが多く感じられるかもしれません。多くの資料をまとめたり、覚える時間がない方は、よく出題される資料を中心に覚えていくことや、過去問を通じて該当する部分を覚えていく方法もいいでしょう。
また、問題文を見ると解答が導き出せる書き方をしている場合もありますので、過去問を繰り返し解き、問題文の傾向を理解しておきましょう。
参考になった数15
この解説の修正を提案する
02
この問題に出てくる「令話元年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査」、「令和元年度学校保険統計調査」、「日本人の食事摂取基準」、「健やか親子21」を全部勉強するのは大変です。そこまでできないという方は、保育士試験に出やすい「日本人の食事摂取基準」と「健やか親子21」の概要をまとめて理解しておくと良いです。
Aは間違っていますが、Bが正しい記述です。
Aは、体力合計点が低い傾向がみられた、の部分が間違いです。
朝食を「毎日食べる」と回答した小・中学生は、それ以外の回答をした小・中学生よりの体力合計点が高くなる傾向があります。
AとCが間違った記述のため、不適切な組み合わせになります。
Cについて12歳〜14歳におけるカルシウムの推奨量は、男性1000ml、女性800mlとなっているため間違いです。
カルシウムは、1歳から29歳まで男性の方が多く摂取する基準になっています。
Cが間違った記述で、Bは正しい記述になります。
Bの記述の通りむし歯と判定されたものは、ピーク時(昭和40年〜50年代)より減少傾向が続いています。中学校・高等学校では過去最小になっています。(令和元年度)
B、Dともに正しい記述のため不適切な組み合わせではありません。
「健やか親子21(第2次)」は、すべての子どもが健やかに育つ社会の実現を目指し、関係するすべての人々、関連機関・団体が一体となって取り組む国民運動計画です。
Cは間違った記述ですが、Dは正しい記述です。
日本人の食事摂取基準(2020年度版)は、人に必要なエネルギー、栄養素の推奨量が記載されています。出題されやすい部分なので、一度確認をしておきましょう。
この問題のポイントは、不適切な記述の組み合わせを選ぶところです。
一つの記述はあっていて、もう一つは間違っている選択肢は選んでしまいやすいので、しっかり問題を読んで消去法で正しい答えを導きだしましょう。
参考になった数5
この解説の修正を提案する
前の問題(問10)へ
令和5年(2023年)前期問題一覧
次の問題(問12)へ